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Campus Di Assassin  作者: 月夜時骸
3/5

迷子、のち出会い

すみません!予約投稿を失敗しました!


走る、走る。こんなのありえない。絶対おかしい。そんな思いを心の中で叫びながら僕は走り続けた。そして・・・


「ここ・・・どこだ?」


迷子になった。

今気付いたが、ここの校舎は広い上に複雑だった。そんな中で道もわからずに走り回ったらそりゃ迷子にもなる。

走ってきた道も分からない。

この年になって迷子になるとは・・・

どうしようもない自分を恥じるが、迷ってしまったものはしょうがない。


「とりあえず、1番上を目指すか」


上に行けば、昇降口の場所くらいはわかるはずだと根拠の無い自信を持ちつつ、すぐそばにある階段を登ろうとした時。


「あれー?新入生さん、だよね?」


という声がした。

辺りを見回してみると「上だよー」という声が再度した。


見上げると上の踊り場から女の子が「とうっ!」

と突然飛び下りてきた。前髪の横で編まれたエメラルドグリーンの三つ編みがふわりと舞う。

髪が乱れているのも気にせず、彼女は僕に話しかけてきた。


「きみ、新入生さんでしょ?もうすぐ入学式始まっちゃうよ?先輩が案内するから着いてきて!」


ニコッと微笑みながら彼女は僕の話を聞かずに歩き出した。

僕は慌ててその後ろ姿を追いかけた。


しばらく先輩を追いかけていくと、体育館に着いた。

・・・体育館というにはいささかおかしいと思うが。

内装は良くある普通の体育館だ。

板が張られた床にコートの範囲を示すテープが貼ってあり、左右の壁試合を観戦するためのスペースと柵が設置されている。隅には登るための梯子がある。

正面の舞台には入学式の飾り付けがされていた。

ここまでなら普通の体育館だったのだが・・・

広い。広すぎるのだ。

大体バスケットコートが4面とれるくらいの広さで、今いる入口から並んでいる生徒が豆粒の大きさにしか見えない。


「うわぁ・・・」


「びっくりした?私も初めて見たときにびっくりしちゃったんだよね」


あまりの広さに唖然とする僕に先輩が笑いながら誰かを探していた。


「あ!いたいたー!!」


「お、来たみたいだぜ。」


「全く・・・心配しましたよ?」


「おー、やっほー」


3人の先輩がすぐに向かってきていた。

どうやらかなり先輩方を探していたらしい。


「じゃあ、お迎え来たみたいだからいくねー!

またねー!更科康太(・・・・)くん」


「あ・・・!」


お礼をいう間もなく先輩は3人の方へ走っていってしまった。

・・・とりあえず新入生の列に並んでおこう。

それにしても視線が痛すぎる。

入学初日に遅れてきたから当たり前だ。

大人しくしておこう・・・。

居心地の悪い視線の中、入学式は続いていった。

これからの説明回が長くなるかもしれません・・・


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