本選スタート
ついに開かれた千年大会。どんな組み合わせになるのであろうか?
厳正なるくじ引きの結果、以下のような組み合わせになった。
晴れ男対冬至
夏至対穀雨
雪女対木枯らし
大寒の娘対春分
小寒270は驚いた。見事なまでの読めない展開である。
『あ、あーあー只今マイクのテスト中……』
閏年が早速調節を始める。今は午前9時。
『それでは皆様、これより、千年大会を……始めま〜す!!』
わーわー、と歓声がわく。
『それでは第1回戦を始めます。晴れ男さん、冬至さん出てきて下さい!!』
審判の【台風】の左右から、晴れ男と冬至が現れた。冷たい眼で見下す冬至に、にこにこしている晴れ男。両者の命を賭けた戦いが今始まる!!
「ルールの確認をします。生き残るか、相手に【参った】と言わせた方が勝ちです。いいですね?それでは……ファイト!!」
やはり冬至は絶対零度魔法を発動させた!!
しかし、観客と審判にはバリアーがある。
「終わったな……。な、何!?」
なんと、晴れ男は氷っていなかった!
それどころか、どこからともなく海水が現れた。
「何だこの塩水は!?」
次の瞬間、津波が起こった!
「ええい、凍れ凍れ!!」
冬至は連続して絶対零度魔法を唱えるが……。
『おおっと、これは意外な展開だ。凍らせても次から次へと波が冬至に迫る!!』
そして凍らせてしまった事が仇となってしまう。
「しまった!」
「俺の勝ちだ冬至!」
『晴れ男、サーフボードで、高い波の上から冬至に体当たり!』
一撃で決まった。冬至が凍らせて高くした波を利用し、晴れ男は攻撃したのだ。
「ぐ……。俺の負けだ。」
『おーっと?冬至は降参したぁ!!』
「勝者、晴れ男!」
わー、わー、と歓声があがる。
「最後に聞かせてくれ、晴れ男、君は……た」
「この大会が終わったら教えるさ」
と、いう訳で一回戦は晴れ男の勝ちとなった。
「冬至が負けた! それも潔く! 俺は冬至に復讐する為に予選を戦い敗れたんだぞ……」
小寒270はぐっと噛み締めた。一体、晴れ男とは……。そんな疑問も虚しく、第2回戦が始まろうとしていた。
冬至を一撃で負かせた晴れ男、一体何者?




