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7 拉致られ・ピンチ・大混乱?


 それから数日───


 ジョンヴァールじいさんの取り調べも終わり、あたしはメイドのミミアに身の周りの面倒を見てもらい、穏やかに過ごしていた。


 まあ、まだ軟禁状態だけど。


 あたし付きのメイドと言っても四六時中一緒にいるわけじゃなく、基本的に三度の食事とお茶の時間の話し相手になってくれる程度だけど、誰とも喋れない状況よりはずっとましだ。

 その日も、そろそろミミアが夕食を持ってきてくれるだろうか……というくらいの時刻だった。


「ユ、ユリカさまっ、たたた大変ですっ」


 ノックもなしに飛び込んできた赤毛のメイドに、あたしは驚いた。

 どれだけ走ってきたのか、ぜいぜいと肩で息をする彼女に水を手渡すと、ミミアは一気にそれを飲み干した。


「れ、例の賊が、に、逃げ出した、脱走したそうなんです!」


 えぇっ、と驚くあたしの耳に「なんだ貴様らっ」という兵士の声。続いてどさりと何か重いものが地面に落ちるような音がする。


「いたぞ、こいつだ」


 どかどかと男が二人、部屋に入ってくる、その光景にあたしはデジャヴュを感じた。

 間違いない、農場で魔法陣の資料を奪い、ファリーヌを人質にしようとした盗賊たちだ。どういうわけか脱走した彼らはそのまま逃げることなく、あたしの手を掴んで連れだそうとする。


「い、痛ッ。なによあんたたち!」

「本当にこいつがそうなのか?」

「ああ、こいつを国に連れかえれれば俺たちの面目は保たれる、いや褒賞さえ思いのままだろうさ……なにせ『魔女』が手土産なんだからな!」


 ……………………えっ。


 いま、なんつった? あたしが……魔女?


「ユリカさま、魔女だったんですか!」

「あ、あんたまでなに言ってんの! そ、そんなわけないじゃない」


 うろたえるあたし、なぜか目を輝かせるミミア、そしてあたしの手を掴んだ男とは違うもう一人は、なんとも疑わしげな眼をあたしに向ける。


「お前も見たろう、蔓が見る間に伸びて手足に絡みついてきたのを。あれはこの女が魔法陣を活性化して蔓を成長させたんだ。魔法陣の力を増幅させるという稀な能力を持った人間、それがこいつなんだよ!」


 そうか、とあたしは気がついた。

 彼らは魔法陣の資料を狙っていた、だから魔法陣や魔法についてもあたしよりずっと知識があるはず。だからあのとき、あたしが蔓植物を異常成長させたことに気付いたのだ。

 そのとき、戸口に別の男が顔を出した。


「おい、馬車を奪ったぞ、早くずらかろうぜ!」


 えぇええっ、盗賊一味の脱走を許したばかりか、馬車強奪と誘拐まで許してしまうだなんて、この国の警備体制はいったいどうなってんの。

 抵抗しようにも、男の一人は外で警備していた兵士の持っていた槍を奪っていて、しかもこちらは丸腰の女二人、あたしとミミアはむりやり馬車の荷台に乗せられそうになる。


「ちょっと! この子は無関係よ、置いて行ってちょうだい」

「いや、こんな馬車だ、矢避けくらいにはなる。連れて行け」


 ひえええと情けない声を上げるミミアは、部屋にあった手拭で手首を縛られ、あたしは槍で脅されて仕方なく馬車の荷台に乗りこむ。

 馬車と言っても、農場に行くときに乗った豪華な馬車ではない。荷台には屋根もなく、荷物を運ぶためだけのものなので乗り心地は悪い。

 御者台の男が馬を走らせると、荷台はがたごと揺れて振り落とされそうになる。


「おっと、お前はこっちだ」


 と、荷台にあった縄で両手を縛られ、あたしは荷台の金具にくくりつけられてしまった。

 この時には城内にいた兵士たちに見とがめられ、追いかけられていたが、馬車のスピードは速く、追手はたちまち後ろに小さくなる。


「はっはは、ざまあみろ、セルフォードのぼんくらどもが!」

「ね、ねえ、どこに向かうつもりなの? あんたたちの国?」


 そうだ、とどうやらリーダー格らしい男は逃亡と拉致の成功に気を良くしたのか、得意満面で語り始めた。


「俺たちはセルフォードの北、ガフテスルの特別工作員だ。イムルアの連中がセルフォードの国営農場を

襲うってんで、それに紛れてセルフォードの魔法技術を盗みに潜入したってわけさ」

「魔法技術は奪えなかったが、まさか魔女に出くわすとはな!」

「あ、あたしをどうするつもりよ」


 さあなあ、と男は無責任なことを言う。


「俺たちの国は寒冷地で、ほとんど作物が育たない。だがセルフォードの技術があれば食料の自給率も向上するかもしれない。だから隣国の技術を盗もうとしたのさ。それは失敗したが、お前さんは魔法陣を活性化する力がある。国の魔法技術者にとっては、いい実験材料になることだろうよ。気の毒だが、これも人助けと思って諦めな」


 冗談じゃない。


 お国の事情は多少理解できるけど、だからって隣の国に技術を盗みに潜入したり、挙句の果てに人をさらって実験材料だなんて、そんなの許されるはずないし、納得できるわけもない。

 あたしは男たちを睨みつけるものの、ここには魔法陣もない。

 あのときみたいに逆転できる可能性はなかった。そうこうしているうちに馬車はどんどんお城から離れていき、北に向かうと思われる街道を曲がる。


(もしかしてこのままよその国に……そんなことになったら、元の世界に帰れない! それに、ミミアだって)


 かわいそうなミミア、あたし付きのメイドになったばっかりに、誘拐に巻き込まれるなんて。

 「魔女」であるあたしはともかく、彼女はどうなるんだろう。まさか殺されたりはしないと思うけど、丁重に扱ってもらえるとはとても思えない。


(ミミア、ごめん……)


 ああ、なんてこと。

 ラルフのことといい、あたしはあたしの周囲の人間に不幸をまき散らしてるんじゃないだろうか。

 もちろん、それがあたし自身の責任ばかりじゃないということはわかってる。

 けど、実際にこうして巻き込まれた人間を目の当たりにすると、申し訳ないという気持ちが湧いてくる。

 今だって赤毛のメイドは後ろ手に縛られ、うなだれて一言も発してはいない。きっと恐怖に身をすくませ、もしかしたら泣いているのかもしれない。


(お城がもうあんなに遠くなった。エルクたちはあたしが誘拐されたって気付いたかな。今から追いかけてきても到底追いつけないだろうな……)


 既に日は落ちかけ、辺りは薄暗くなってきている。

 仮にお城の兵隊が追いかけているとしても、あたしたちを見つけるのはさらに困難になるだろう。

 さすがに諦めと絶望が重く心にのしかかってきた、その時だった。いきなり御者台にいた男が手綱を引いて、馬車をとめたのだ。


「なんだ、どうして止める!」

「あ、あれ……」


 男が指し示した方向に、十人以上の人影があった───まるで、あらかじめあたしたちがここを通るのがわかっていたかのように。

 槍や剣、それに弓を構えた兵士、そしてその中心にいるマントの人物は……アンソニー第一王子殿下その人。

 まるで夢でも見ているようだけど、あたし以上に驚いたのは盗賊たちだろう。


「おとなしく武器を捨て、投降せよ。命までは取らぬ」

「こ、こっちには人質がいるんだぞ!」


 圧倒的な戦力差にビビりつつ、盗賊のリーダーはあたしの首筋に槍を向ける。薄闇でもぎらりと光る穂先に、背筋が冷たくなる。


「そ、そうだ、人質はもう一人いるんだぜ。こいつらを死なせたくなかったらここを通して」


 と、リーダーの尻馬に乗った男がミミアの肩を掴もうとした時だった。


 ひゅっ、しゅぱっ。


 なにかが空を切るような音。

 そんな音が聞こえたと思った次の瞬間、あたしに向けられていた槍の柄が三つに分断されていた。


「ぎゃあっ?」


 リーダーの男が手を抑え、ミミアの肩を掴もうとしていた男がふらりとよろけ、馬車の荷台にどうと倒れ伏した。


 えっ、なにこれ。何が起こったの?


「捕縛せよ!」


 アンソニー殿下の命令一下、一斉に兵士たちが男たちを取り囲み、押さえつける。

 けど、実際にはすでに一人は昏倒、一人は手からぽたぽた血を流していて、御者台の男は何の抵抗もできずに兵士たちに捕まってしまった。


「い、いったいなにがどうなって……」


 呆然とするあたしは、信じられないものを見た。

 なんと、後ろ手に縛られていたはずの赤毛のメイド、ミミアが短剣をカッコよく構え、あたしをガードしていたのだ。

 その横顔はきりりと凛々しくて眼光鋭く、捕縛される男たちを見つめている。


 ええっ、この人誰ですか?


 いつもふにゃふにゃ甘ったるい声で喋るあのメイドさんはどこ?

 するとミミアはあたしの視線に気づいたのか、少し照れくさそうに小さく微笑んだ。


「ユリカさま、ご無事で何よりでした。一時とはいえ、危険な目にあわせてしまい、誠に慙愧ざんきに堪えません。どうかお許しください」

「ミミア───そなたが頭を下げることはない」


 と、濃紺のマントをなびかせた黒髪の貴公子が、あたしの前で膝を折る。

 ひええええ、この人って第一王子でしょ、王様に代わって実質的にこの国を治めてる人なんでしょ。ちょっとやめてください、みんな見てます、勘弁して下さい。

 と、あたしがあわあわしていると、殿下はようやく頭を上げる。


「大方の目星は付けていたとはいえ、ここまでうまくいくとは予想外だった。あの者たちは度重なる取り調べにもいっさい口を割らず、どこの手のものか計りかねていた。だから、一計を案じたのだ」


 それってまさか……わざとあの男たちを脱走させて、あたしを誘拐するのを黙認したっていうことですか!?

 どうやらそのために警備を薄くし、ご丁寧にあたしが軟禁されている小屋の場所まで聞こえるように兵士たちに噂話をさせ、まんまとあたしを拉致した彼らが自分の国に逃亡するように仕向けていたということらしかった。


「つまり、あたしは彼らを釣るための餌だったってわけですか……」


 あたしゃ釣り堀で売ってる練り餌か、ゴカイか、ミミズか。


 正直、むかっ腹が立ってしょうがなかったけど、あたしはミミアを見て思い直した。

 さっきの手並みからして、ミミアはただのメイドじゃない。

 一瞬で戒めから脱して槍の柄を切断し、大の男を昏倒させる技量。まるで女忍者───「くのいち」みたいだった。

 きっと特別な訓練を受けた人間、そんなミミアをあたしの護衛につけていたということに気付いたから。

 万が一にもあたしが傷つけられることのないよう、一応の配慮をしていたということで、あたしはこのことは不問に伏すことにした。


 盗賊たちを捕縛した兵士たちと共に、あたしたちはお城に戻った。


 あたしは軟禁されていた小屋ではなくお城の広間に通され、そこにはお茶の準備ができていた。

 傍らに立っていた初老メイドのカタリナさんが、あたしの顔を見るや、ぱぁっと顔を輝かせ、駆けよって抱きしめてくれた。


「まあまあ、お元気そうでよかった! 少しおやつれになったんじゃありませんか」


 いえ、どっちかと言うとカタリナさんのほうが憔悴したって顔です。


 ああ、この人にも心配かけてたんだなぁって申し訳ない気分になる。

 アンソニー殿下に勧められるままに腰を下ろし、お茶を淹れてもらってるところに、エルクとラルフ、そしてファリーヌと懐かしい顔が入室してきた。


「ユーリ! 無事でよかった」

「ユーリ姉さま! ねえさま……っ」


 ファリーヌなんて、感極まって抱きついてくるものだから、あたしは息が詰まりそうになる。

 眼鏡の政務官ラルフはちら、とあたしに目くばせしてから、アンソニーに一礼して報告を始める。


「北街道以外に配置していた兵士、全員帰投いたしました。殿下の読み通り、彼らはガフテスルの手の者だったようですね」


 うむ、と重々しく頷くアンソニーとは対照的に、エルクは妹を座らせ、それからどっかとお兄さんの隣に腰を下ろした。

 なんか機嫌が悪いみたい。


「言っとくけど、僕は反対だったんだからね、今回の策は! 上手くいったからよかったけど、もしユーリが怪我でもしてたら、僕は兄さんを許さなかったとこだ」

「そうですわね……ミミアが付いていると聞いて安心はしてましたけど、やっぱり不安でしたわ」


 ファリーヌの言葉に恭しく礼をする赤毛のメイド。

 ファリーヌによると、ミミアはアンソニー殿下のお傍付き近衛メイド……という特殊な立場の人間なのだそうだ。

 特殊な訓練を受け、体術や短剣を使いこなし、隠密活動にたけた……って、やっぱり「くのいち」じゃないの、それ?


「それはそうと、アンソニー兄さま。ユーリ姉さまはこれで晴れて自由の身と言うことでよろしいのですわよね?」


 ファリーヌの言葉に、あたしはえっ、と黒髪の皇太子に目を向ける。

 第一王子殿下は泰然とした物腰でお茶を啜り、妹姫に頷いてみせる。


「調書については目を通してある。どうやら異世界から召喚されたというのは偽りではないようだし、これまでどおりエルク預かりの客人という扱いでよいだろう」

「あぁ、よかった! アンソニー兄さま、ありがとうございます」

「ファリーヌ、兄さんにお礼なんか言うことないよ。結局、僕の召喚魔法を信じてなかったっていうことなんだから! 失礼な話だよ、まったく」


 と、むくれるエルク。

 あんたはあんたで子どもっぽいな、相変わらず。


「ところで調書って言うのは……あの、ジョンヴァールさんの、あれですか」

「うむ。ヴァール老は取り調べのベテランでな。どんな些細な嘘でもたちまち見抜く達人として有名な人物。老が言うには、虚偽を口にするものは何度も同じ話をさせると、必ずぼろを出す。だがあの娘の供述は一切そういう点が見られなかったということだった」


 えっ、とまたも驚く新たな事実。


 ジョンヴァールさんって、何度も何度もおんなじ質問ばかりして、あたしはすっかりうんざりさせられてたんですけど。

 まさかそれがあたしの証言の嘘を見抜くためのものだったなんて。

 してみると、あのボケた振る舞いも全て演技だったってこと?

 あぁ……なんだか今日はびっくりすることばかり聞かされて、あたしはどっと疲れが押し寄せてきた。


「ユーリ姉さま、顔色がお悪いですわ。今日はお疲れになったでしょう。もうお休みになった方がよろしいですわ」

「あっ、ユリカさまは本日まだ夕食もお召し上がりになっていません。すぐに準備しましょう」

「あらあら、それより先にお召しものです。ずっと着の身着のままだって話じゃありませんか」


 ファリーヌ、ミミア、カタリナさんが口々にそう言い始めると、アンソニー殿下が腰を上げた。

 相変わらずの無表情であたしに向き直ると、事務的な口調で言った。


「ユリカ……と申したな、娘。今回の一件ではこちらが利用したような形になってしまい、申し訳ない。いずれ正式な謝罪なり埋め合わせなりをさせてもらおう」

「い、いえ、お、お気になさらず」


 うー、やっぱこの人と直に対面すると、すごい威圧感を感じる。


「そもこの世界に来たこと自体が、我が愚弟のしでかしたことらしいが、そちらも悪いようにはしない。我が名にかけて誓おう」


 簡潔にそう言うと、黒髪の殿下はばっとマントを翻してかつかつと広間を後にした。

 その後ろ姿を見送るエルクの顔は、やっぱり不機嫌そうだった。

 なにか声をかけようと思ったけど、それよりこの疲れを癒して頭を整理したかった。


「あの、カタリナさん。あたしどっちかというとご飯よりもお風呂に入りたいんですけど……」

「まぁっ、そうでしたね。ユリカさまはお体を拭くだけで湯殿はもうずっと使ってなかったんでしたね、これは気付きませんでした」

「姉さま、なんてことでしょう! あの、わたくしもご一緒してよろしいでしょうか」


 そう言って腕を絡めてくるふわふわ金髪美少女の甘い体臭に、うっとりしてしまう。

 スパイ容疑をかけられた時はどうなる事かと思ったけど、疑いも晴れたようでよかった。


「まあまあ、それではなにか簡単な軽食でもお作りいたしますので、湯殿からあがりましたらお召し上がりください。お着替えもその間に準備させますのでごゆっくり、お体をお清めになってくださいまし」


 あ~、ありがとうございますカタリナさん。


 と、ファリーヌと腕を組んで湯殿に向かいかけ、ある事を思い出した。あたしは踵を返し、ラルフに声をかけた。


「どうしました、ユーリ」

「ラルフ……あ、あの、ごめんなさい!」


 いきなり頭を下げるあたしに、きょとんとするライラルフ。


「あの、あたし自分のことラルフの遠縁だなんて名乗ったせいで……ラルフ、なにか罰を受けたりしなかった? 奥さん、心配してなかった?」

「ああ……逆にあなたに心配させてしまったようですね。アンソニー殿下の真意にはすぐ気付きました。もちろんお咎めもなしです。家内は今回のことを知りませんし、問題ありませんよ」


 奥さんのことを心配されたからか、ラルフは珍しく柔らかな笑みを浮かべる。

 あたしは心底胸を撫で下ろした。

 あたしのせいでラルフが罰を受けたり、それで奥さんに心配をかけたりしたら、どうしようとずっと思っていた。


「あれ~、僕のことは心配してくれてなかったの、ユーリ~? 僕はユーリのことずっと心配だったのに~」

「……………………さっ、行きましょファリーヌ」


 何はともあれ、久しぶりに大きな浴槽でのびのびと手足を伸ばし、疲れが湯に溶け出るような心地よさを味わった。

 ファリーヌと背中の流しっこをしたり、すっかりくつろいだあたしはカタリナさんの用意してくれた真新しいドレスに身を包み、お茶とサンドイッチを頂いて柔らかなベッドでぐっすり眠ったのだった。


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