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10/11

10 再会

すみません、更新がすごく遅くなりました‥‥‥。

申し訳ないのですが、今回は文字数かなり少なめです。


タイトルを少々変更させていただきました。

物語の内容は変わっていません。

「あぁ‥‥‥そうだ。私は、精霊を知っている」

リン。きっと貴方は精霊だったんだろうね。

気づかなかった。気づけなかった。

「忘れてて、ごめん、リン‥‥‥!」


――—あの後、リンはどうなったのだろう。

リンの髪は水色。瞳は深い青色。水属性の精霊だったのだろう。

だからこそ、火を消すことができたのだ。


‥‥‥だが、あの量の火を消すなんて、どれほどの魔力を使わなければならなかったのだろうか。

精霊は近くの空気中から魔力を吸い上げ、たくわえるものの、それでも無限ではないはずだ。

しかも、リンは火を消した後、あの場から消えてしまった。

つまりは、そういうことなのだろう‥‥‥。


「私のために死ぬなんて‥‥‥ほんと、リンのばかぁ‥‥‥!!」

半ば泣き叫ぶように言った瞬間、呆れたような声が割って入った。


「んもう、勝手に殺さないで」


聞き覚えのある声に、レイルは目を大きく見開く。

振りむくと、まるであの時の姿から変わっていない、色素の薄い髪の女の子が立っていた。


「りりりりり、りりり‥‥‥!?」

驚きすぎて噛みまくってしまい、さらにそれで焦ってまた噛んでしまう。

「久しぶりね、レイル」

くすっと笑うリンの姿に、レイルは呆気にとられながらも彼女に向かって手を伸ばす。

「ううう、ちゃんとあったかいぃ‥‥‥‥!」

「ふふ、元気だった?」

泣きじゃくるレイルに眉をさげながらも、優しい笑みを浮かべるリン。

「元気だった、元気だったよ‥‥‥!」


「よかったわ! あの後、レイルはどうなったのだろうって心配でたまらなくて……」

「私だってリンが心配だったよ! 一体どこに行っていたの? あの時何があったの!?」

リンはへにょりと眉をさげ、人差し指を口元に手を持っていく。


「ごめんね、それはヒミツ!」


「えっ」

精霊王様に口止めされてるの、と申し訳なさそうに言うリンを見て、レイルは鼻をぐずっとすすりながらも精一杯の笑みを浮かべる。

「そっか‥‥‥でも、リンが生きててくれてよかった」

飛びつくようにしてリンに抱き着く。

「ふふふっ。もうレイルの前からいなくなったりしないからね!」

「絶対?」

「もちろん!」

リンとレイルは満面の笑みを浮かべ、お互いをぎゅうぎゅう抱きしめあった。




一方、その頃ラルカは――――。

「いいモン見せやがってぇッ、んぐッ、こちとら精霊至上主義者だぞオイィ」

レイルとリンの再会を窓から盗み見て、感動している真っ最中であった。

完全に素がでてしまっている。

「うえぇぁぁお幸せにぃいぃ」

大泣きしながらもパシャパシャと連写しまくるラルカ。さすが、自称・精霊至上主義者である。

だが‥‥‥‥‥


「何やってんの、ラルカ」


「ぎぃやぁぁぁぁぁああぁぁ」

いきなり登場したライルに、ラルカの心臓は破裂寸前、白目をむいて地面にぶっ倒れた。

「え。ちょッ、ラルカ!?」

ライルが慌てた声を上げるも、ラルカはもう死んだようにピクリとも動かない。

慌ててラルカをゆすったライルは、驚愕の顔でつぶやいた。

「‥‥‥気絶してる。なんで?」

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