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「精霊の愛し子」?「千年に一人の美少女」? そんなの知りません、私は目立たず楽しく生きていきたいんです!

作者:水猫
公爵令嬢のレイルは、本が何よりも好きな少女。
本が多々あると聞き、ラデン学園に通うことを決めたレイルは、難関と言われるラデン学園の試験をあっさりクリアし、入学することに成功。
仲良しの友達もできて、いいスタートラインを切れたかもしれない、と満足するレイルだったが、目立つことが好きではない彼女が立てた目標、『目立たないように楽しい学園生活を送る!』が、早くも崩されかけていた。
ラデン学園の試験で満点をとったレイルは、もともと入学初日から注目されていたのだが、もう一つ、国中の注目を集めてしまうほどの驚きの事実が発覚してしまったのだ。
――――「精霊の愛し子」
滅多に人に姿を現さず、しかもここ何千年で誰も精霊の姿を見かけたことがなかったので、すでに絶滅したかと思われていた精霊。
精霊がいるだけでも奇跡同然、目にした者は他者からうらやましがられる。
‥‥‥では、そんな精霊に愛され、守られる者がいたら、どうなるだろう?
答えは一目瞭然。
崇めたたえられ、国中、いや世界中から注目を浴びること間違いなしだ。

「私は、普通に楽しい学園生活を送りたいだけなのにっ! そもそも精霊自体知らなかった私が精霊の愛し子ってどういうことよぉぉぉ!!」

叫びたくなる(もう叫んでるか)レイルだったが、彼女の意思とは反対に注目はどんどん集まっていく。
本人は自覚していないが、外見がかなり可愛いレイルが注目を集めないようにするのは、精霊の愛し子であるない、頭がいい悪いにかかわらず、不可能に近いのである。
そんなことはつゆほども知らないレイルは、今日も目立たないよう努力を積み重ねるのだった(もちろんその努力が実ることはないだろうが)――――。
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