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奴隷

 籠の中にラフとモモンの実を入れ、ウルが食べ方を教える。体の病気を治すのに薬湯風呂に入らせた。タオルが二枚しかない。破って四枚した。無理やり、牡丹の花が落ちたことを話され、特殊魔法ナイツ・オブ・メスで膜を修繕した。金色の髪にシルバーのピアスをしているのがリンダ、同じく金髪の髪にルビーのピアスをしているのがエルベム、銀色の髪にサファイアのルビーをしているのがレナス、同じく銀色の髪にエメラルドのピアスをしているのがジェーンだ。彼女たちは少し年下のイメージがする。年齢を聞くのはタブーなので見た目で判断する。待てよ、確かエルフの里では、婚姻を結んでからではないと初夜を向かえないから、年上の可能性がある。どちらにせよ、この問題はデリケートなものなので、控えておいた方がよいだろう。ウルがUの肩に乗ってくる。「ウルはUしかご主人様と認めません。フン」Uのエルフの首飾りを見て、エルフの関係者だと気づき、助けに来てくれたのと信じた。木の実を五袋買っておいてよかったと感じた。「エルフはお肉を食べないからな。でも生き抜くために、食べてもらう。」説得し、食べてもらおうとしたが、断られた。理由は肉を食べると、ダークエルフになってしまうからだ。エルフで居続けるためには肉は食べてはいけないらしい。ウルは、「Uは特別だから許されているの?」エルフ四人が、「そうよ」と声をそろえた。

 街アルバスへ到着すると、四人の服を買いに出かけた。二人ずつ交互にジント王国の服装を選んで着こなした。上は薄手の生地を八の字巻きにして、胴回りをバンドで止める。下はフレアスカートになっている。靴は魔物の骨を使って出来た砂に埋もれない靴を履く。四人で金貨1枚と銀貨200枚。つい買い物が楽しくなってと言っていたが、半分はうっぷんも晴らしたかったのだろう。Uは生活必需品タオルなどを購入銀貨100枚、木の実LL×9銀貨45枚、豆類LL×4銀貨20枚、野菜、ハーブ類銀貨50枚、焼き長パン×55本銀貨11枚銅貨500枚、香辛料銀貨30枚、合計金貨1枚銀貨400枚銅貨500枚。岩風呂銀貨金貨2枚、ラフの実、モモンの実銀貨800枚出発前には岩風呂は撤去するはずだったが撤去しないでほしいと頼まれ、対価にブラックダイヤモンド×8を要求した。交渉は成立空間が一つ増えた。これで9個になった。食事は楽しくがモットー。みんなが笑い、楽しく食事をする。手慣れた手つきでビーンズシチューを手早く作るのが凄い。木の実も入って触感も楽しめる。焼きパンは日持ちがするので食べれる。石を焼いてその上に少量のラードをのせて肉を焼くと香草のいい香りがする。切り分けパクリと食べる。小さく切ったものを小さい器に乗せ、ウルも食べる。冷ましたシチューをもぐもぐと食べる。スポンジで鍋や皿を洗う。肉を買わせてほしいと言ってきた奴らがいた。金貨1枚で取引した。20枚の収入。肉本体二枚とブラックダイヤモンド×16個で売ると交渉したが不成立となった。相手が14個しかもっていなかったからだ。値引きして14個で買い取った。ラフのみとモモンの実を10個セットでブラックダイヤモンド×2で取引したら、成立した。ジント王国は宝石の産地として有名だ。ブラックダイヤモンドを飲むと空間が一つ増え10個に増えた。ラフの実を買いたい客がいたのだがお金を持っておらず、宝石と交換してほしいとの事で、サファイヤと銀貨10枚で売った。そういった客があとからルビー×3個銀貨30枚。モモンの実9個をエメラルド、ブラックダイヤモンド×8銀貨90枚、モモンの実、ラフの実10個ずつブラックダイヤモンド×16個、サファイア×4個銀貨100枚。空間が一つ増え、11個になった。残りのラフの実とモモンの実が少なくなってきたので、そろそろこの街とおさらばした。街スレッドの石碑も水が出なくて困っていた。ファイヤボールで浄化すると、水が噴き出した。お礼に石板を貰った。火属性中級魔法ファイヤロードを無詠唱習得した。

 此処に地下神殿があり、石碑があるとの事で調査依頼が入った。魔法研究家のローエング氏だ。ジント王国では名の通っている方らしい。その方が、若いころに発見した石碑だそうで、今は魔法研究が忙しく、石碑のことをすっかり忘れてしまったらしい。同行者を探していたが、適任者がおらず、困っていたそうだ。「エルフ族を四人同行させたいのですが、よろしいでしょうか?」「構わんよ、それにしてもかわいい子を口説いたもんだな。」「Uは女っ…。」ウルの口を塞ぐ。「ラピィが人語を話すなど、珍しい。相当のやり手だのう。U殿は。」カカカ…。と笑っている。問題の階層まで到着すると、魔物が現れた。竜双レイザックである。「片方は任せるぞい。」炎のブレスを吐いてくる。アイスガードの重ね掛けでプレスしブレスしなくさせる口からブレスをしようとした時に口の大きさに合わせて、氷属性中級魔法アイスレイジで蓋をすると自滅した。依頼料を免除してくれているのだ。「この竜双レイザックはそなたが持って行ってくれ。」と言って、空間に入れた。誰かが仕掛けを買えたのだろう。四人同時に滑車を回さないと石碑の部屋に入れない。「リンダ、エルベム、レナス、ジェーン、滑車を頼むぞ」「はい×4」特殊魔法ナイツ・オブ・メスでさびた石碑を蘇らせる。「行きます」と言って、ローエング氏の手を握る。この街の建設の記憶だ。それから奴隷が街づくりを強要されて作らされている。市長は代々この一族の家系で金を横着している。横着している証拠の品は石碑に刻まれている?木を燃やし、木炭を作る。洋紙を用意すると、側面に書かれた文字を木炭でこすっていく。たがいに一枚ずつ保持し、何かあった時、隠蔽されないようにした。ローエング氏と冒険者ギルドに立ち寄り、白金貨6枚になったので一人白金貨1枚ずつ配った。解体は解体屋に任せた。白金貨2枚の報酬を受け取った。早速、市長に会いに行くことにした。ローエング氏が入る前に全員に防御魔法を掛けてくれた。ローエング氏の押印をして、市長に見せつけると、直ちに兵士たちを呼び出した。追い詰められた市長は、ガラス窓から落ちて死に至った。目的は市長一族の根絶やしである。次々に一掃され、建国二十数年の歴史に幕を閉じた。新しい市長はローエング氏の他七名の推薦で決まった。この街が変わる。この街が変わることによってこの国もそう願っているローエング氏だった。魔法研究家のローエング氏は、火、氷、光、風を極めた魔導士らしい。Uは氷を極めようとしているというと上級の上の階級帝王級があることを教えてくれた。十日間かけて作り出した魔法陣を書いた用紙をUに渡してくれた。氷属性帝王級アイスグレンジーガーネットを無詠唱習得した。Uは魔法使いから魔導士になった。氷の魔導士。

南大都市ティリスに到着した。長かった荷馬車の旅ももうすぐで終わりを告げる。最後のジント王国での行商ということもあり、盛大に売りつくした。美しい四人の女性エルフが頑張ってくれたおかげで金貨1枚の売り上げを達成することが出来た。残り僅かの量から考えると考えられない。今夜は豪勢な宿を取り、安心して眠った。朝起きたらウルがUのベッドに潜り込んだせいで入れなかったと抗議している四人のエルフたちがいた。アイスユニコーンで南都市ダリアに到着するとそのままエルフの里まで一直線に向かった。四人の帰還は勧化すべきものだった。外の世界を見てくると言って、冒険者ギルドに入会してから一向に連絡が無く、心配だったらしい。やっぱ年上だったんだと思った。「U様もお変わりなく、魔導士になられておめでとうございます。つい先ほどローエング氏から使いの文が届きまして、拝見したところだったのです。それで宴を開きたいのですが、ジント王国で売っている香辛料が非常においしいとかで、是非食べてみたいと思いまして、…。」「…。二時間時間をくれないか?南大都市ダリアで買ってくる。」「U様、お待ちください。香辛料なら私が買いました。」とジェーンが言う。「それなら私も×3」


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