表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/13

荷馬車の旅

 氷漬けしたモモンとラフのみの二種類を使って行商することに決めた。場所は自分の家から西方都市ダリアまで行き、そこからは南へ行き南大都市ティリスへ水面を歩いて南の国へ船を使わずに行く予定だ。チップを払って、南大都市ティリスの情報を集める。話によると水不足が危機的状況らしく船ではもっぱら飲み水が運ばれるらしい。ティリスからはワインが入って来るそうだ。アイスユニコーンで南下してくると、南大都市ティリスが見えてきた。早速入ると。飲み水を買う列がバケツやボールなんかに入れてもらうような状況だった。よく見てみると水が出るはずの石碑が壊されている。四か所にあるすべてが壊されているのが原因だった。石碑・石板研究者の根性が許さないオーラでメラメラしてくる。石碑は壊せないのだから何か仕掛けを下に決まっている。見たところ、「粘土だ、」ファイヤボールによる熱で消滅させると、水が勢いよく出始めた。それを見たほかの人間も同じような手口で水を出すことに成功した。水不足の件が役立ち、街からの恩賞として、好きな宝石を貰えることになった。Uはダイヤモンドを選び、口に入れた。氷で輸血用の針、注射針が精製できるようになった。

 石板や石碑がある都市を聞いた、中央都市オルトブレス。そこも水不足で困っているらしい。水供給の一団と一緒に中央都市オルトブレスに向かった。そこでも、石碑が機能しなくなっていてファイヤボールで滅すると水が出始めた。「いつからこんなことが起き始めた?」「一か月前だ。隣国のジント王国と取引を始めたころからだと。」とりあえず、他の石碑が位置する場所を教えてもらいながら、荷馬車を引いていく。ウルにモモンを食べさせると嬉しそうに、「U、これおいしい。もう一つ」皮は燃やしてなくした。盗賊用に馬車の四方をアイスガードで固定する。馬車から離れ、石碑に近づき、ファイヤボールで不純物を燃やすと、水が出てきた。この街の市長に呼ばれ、荷を六四方にアイスガードして置いた。街を救ってくれたとして、この地で起きた成り行きについて説明を受けた。ジント王国に凄腕の魔導士がいるらしい。そのものが各地を転々と歩き、石碑に仕掛けを施して王都へ帰還したと情報を得ている。年齢が高く、次の渡航は難しいため、今回の件で工作してくることはなさそうらしい。市長の顔色が悪い。「何かお困りごとでも?」「実は、家内が心臓を患っている、どの回復魔法士に見せても、首を横に振るだけで、快復する手立てがないのだ。何か方法を知ってはいないか?」「ダイヤモンドを五、六個いただけますか。」「それで治るのなら十個用意しよう。」十個、ダイヤモンドを飲み込むと特殊魔法氷の点滴、特殊魔法注射、特殊魔法LPパック・TPパック、特殊魔法氷の輸血パック、特殊魔法カテーテル、特殊魔法氷の伸縮性ゴム、特殊上位魔法血液増幅、特殊上級魔法麻酔、特殊上級魔法心臓カテーテル、特殊上級魔法X線、特殊上級魔法シャーカステンを無詠唱習得した。

 特殊上級魔法X線で体の内部をくまなく診て、心臓のどの部分が弱っているのかを確認、市長に説明した。心臓の左の弁がうまく動作してくれない関係で悪化していることを説明した。「手術中、血が足りなくなるので、輸血が必要です。採決する際、奥さんの血液を増幅して輸血パックを作りましょう。執刀医は私がやりますが、助手が必要です。家族以外で誰か頼めますか?」「メイド長のナターリアにやらせます」洋紙にメモを書く。「今からそのリストを出来る限り急いで調達してください。」そうして、手術が終わった。傷一つない完璧な手術。手際の良さが光る。ナターリアも「U先生はまるでコンダクターのようでした。」とびっくりしていた。手術の成功と患者の様態は決してイコールとはならない。そのことを痛感した。愛し合う二人がこの先、どういう結末を迎えるのか、Uは関わらない。荷馬車で旅立とうとした時にナターリアから石板を預かった。調べてほしいそうだ。手を触れ、中を紐解く。これは市長の未来の記録だ。二人の子供が生まれて、そのあとは見ないようにした。隠すのもよくないと思い、「これには市長の未来が描かれています。これからはこの石板で怯えて暮らしてほしくはありません。これは破壊してしまいましょう。」犬を連れてきてもらい、「石板に手を当てさせるのです。絶対に離れさせないようにしてください。未来が見れるのは関係者か私のような素質を持った人間にしか石板は見れません。」犬はすぐに朽ち果てた。ナターリアが責任をもって石板に触れると、すぐそこで、マウンティングポジションで切り刻まれようとされそうになっている市長の姿が見えた。「無能な市長はいらない。夫の死を嘆き、妻が実権を握る日が遂に来るのよ。さあ、」ショットガンで打ち抜かれた女性の手には果物ナイフがあり、それを見た市長はナターリアにしがみ付いた。Uの見た未来とは全く別物になっている。せっかく助けた命をこうもやすやすと投げ出されていいものなのか心臓が動いているのを休ませずに循環させ、石板を抱かせる。消えたのを見計らって、生命維持を止めた。間も無くして、新たな市長が誕生した。その後の事は知らない。Uはここで露店を開き、果物を売り捌いた。銀貨500枚になり、在庫を籠の中に入れていく。次はヨート村に行くことにした。TP、LP、木の実LL×5銀貨25枚、水色のローブ銀貨20枚を来て、進んでいく。街を出る時に行商人と出会う。お近づきのしるしとして果物をモモンの実とラフの実を十個ずつ渡した。向こうは宝石を扱っている行商人だった。好きな宝石を一つプレゼントしてくれるというので、エメラルドの宝石を貰った。すると風魔法が得意なのかと聞いてきたので、風魔法は覚えてませんと言った。もう一つ差し上げましょう。サファイアを選んだ。氷属性特殊魔法吹雪で馬車が見えなくなるまで降り続いた。雪など降ったことがない土地で雪。車輪が氷動けなくなっていた。「お困りのようですね」というU車輪を動かす手伝いがしたいのですが、「ったく、白々しい。欲しいものを言え。車輪四つなのでブラックダイヤモンドを四つ「はいよ。」炎で車輪が動き出した。空間が一つ拡張した。全部で8収納になった。スピードアップした飛行で馬車まで行く。馬車に乗ると、ウルが「疲れた、眠~い」と言って方に寄っかかって眠ってしまった。道行くと魔物がゴブリンである。ウォーターリングを荷馬車から遠ざけるほうに流したら皆、そちらへ集まっていった、途中倒れている人を発見した。助けるべきか助けず通り去るべきか、トロリ去ろうとすると、「そこは助けるべきでしょ」と突っ込まれた。ヨート村で行商しているヨート。彼がこの村を作った本人である。「報酬は?」「着いてからのお楽しみ」「じゃあ、さよなら」「待って、お待ちください。どれか好きな動物を差し上げます。」ヨートを乗せて、彼の村へやってきた。草木が生えており、女子供が多い。男では最少人数しかいないというところだろうか?「じゃあ、動物というのを見せてもらおうか?」アイスユニコーンをしまい、荷車と中身を空間にしまう。鉄格子に入れられた動物、Uが、「人間から亜人、獣人、エルフがいるが、魔人はいないのか?」と聞くと、「魔人は難しくて、手を拱いているのです。」「エルフを頂こうか。好きな動物をくれるのだろう。エルフを全部頂こう」メスがヨートの首元に置かれる。奴の手下はメスが半分まで入り、倒れた。特殊上級魔法X線で場所を見わたす。全部で四人だ。助け出し、白衣を着せる。従属の首輪を外すと自由になった。反撃の開始である。アイスユニコーンを出し、荷車を出して、街アルバスへ行くことにした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ