永遠なれ
朝の太陽が私を覆う
輝きを抱く光のベール
坂のてっぺんを歩いていると
光とともに私はゆっくり溶けていく
嫌なことばかり考える私とはもうさよならしよう
体はほわんとかろやかで
心にはただ
太陽のやさしさがある
夜中の月が照らしている
遠くの窓からこぼれる蛍光灯の光
そこにいるひとは
この地面の延長線上にいて
別の人生を歩んでいるのだと
存在することの不思議を想う
傷つくことを恐れる私など
どこかへ行ってしまえ
あの窓辺のシルエットも
挑み翔けていくのだから
心にはただ
進歩への軌跡が弧を描く
それは私の太陽と月であり
つよく何よりも揺るぎない
ひかりよ
ひかりよ永遠なれ