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プロローグ
七瀬七星の行動理念は至極単純だ。
楽がしたい。
これに尽きる。
だが、彼女の生活は突如として一変してしまった……。
世界が変わったのはおよそ一年程前。
堅州市に突如として現れた謎の魔物。
ソレを討伐し守るのは軍でも自衛隊でもなく、マハトに覚醒したケッツァーと呼ばれる一般人であった。
ある日突然ケッツァーへと覚醒し、世界を守ることを義務付けられるのだ。
時を同じくして、この堅州市に住む七星はこれをチャンスと思い、魔物怖いという理由を付けて自室へ引きこもった。
が、そう長くは続かなかった…。
部屋の扉がノックされる。
「七瀬七星か?我々は魔物討伐部隊だ」
七瀬七星もケッツァーへと覚醒を果たした。
一部名称は変わる可能性があります。