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第44話 待とうか

 スライムに案内されて施設を見るが軍関連の施設らしく様々な物があった。研究室や通信室、武器庫、医務室、牢屋等だ。牢屋にアルフ達が入れられてはいなかった。また医務室ではメリベルが治療を受けており無事のようだった。

「そういや通信室ってどこと通信してるんだ」

「はい元々は様々なところと連絡がとれていたのですが、今では私達同様の軍関連のシェルターと民間用のシェルターの一部です」

「そう言えば軍関連のシェルターとかって何ヵ所あるんだ」

「はい軍関連が5ヵ所と民間用のシェルターが確認しているなかで50ヵ所ほど、そのどれもが正常稼働中です」

「そんなにあるのか」

「ですがまだ大半は地中に埋まってます、軍関連はここともう1ヶ所のみです」

「あっそうだ、前によった施設では電車が使えたんだがここそう言った移動設備はあるの」

「ありません、民間用は破棄された地下鉄などを再利用して作られていますが、軍の施設は1から作っていますので」

「そうなのか、でアルフ達は」

「レベル1保護室にいますが会いますか」

「会いたいけど、レベル1保護室ってなに」

「はいこの施設は重要度がレベルで分けられており1は友好的であれば誰でも立ち寄れ、2は自国の方のみ、3はその中の一部のみとなっています」

「自分はどうなってるんだ」

「はいタナカ様は私達の国の方ではないのですが、状況が状況のためにレベル2として扱っています」

「ならこの施設立ち入り禁止なのに誰でも立ち寄れるところがあるって」

「はい、元々は完全に入れなかったのですが戦争の際多数の自国の民間人が訪れた為に、レベル分けされました、最初の台詞は説明の際のプログラムが変更されてないためかと」

「なら自力での変更は」

「不可能です。レベル3の方の許可が必要です」

「なら自分をレベル3に扱って」

「そちらも不可能です、この対処もそのプログラムによって決められているものです」

「そうかまあ行こうか」

「それでは案内します」


 案内された部屋はベッド以外何もない殺風景なところだった。そこにメリベルを除いた4人がいた。エレナはまだ気を失っているみたいだが。

「それではご用の際はお呼びください」

 スライム去る。

「タナカ、でここなんなんだ」

「メリベルは無事なのよね」

「ここも前行ったところとちょっとだけ違う遺跡みたいだ、でメリベルは無事みたいだ」

「よかった」

 イリアは安堵している。

「ちょっと違うってどう言うことなんだ」

「前と違ってここは軍隊、騎士団が作った施設らしい」

「騎士団が」

「だから色々と規則がきつそうだよ」

「タナカさんこれからどうします」

「ひとまずメリベルが治るまで待とうか」

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