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第12話 よろしくなエレナ

 馬車での移動を再開する、自分とイリアは2台目の馬車だ。

「けどさここ狭くない」

「いいのよ、こんな馬車を女の子1人で操ってたらおかしいじゃない」

 業者席に無理矢理3人収まっている、中には女性が5人だ。業者席の中央に女の子が座りその脇に自分達が座っている。すごくのどかな道だ眠くなりそうである。

「まあそれもそうだなって、すごく眠い」

 日差しもちょうどよく、心地よく眠れそうだ。

「一応護衛中だから寝るのは不味くないかしら」

「いいじゃん別にこんな天気に襲ってくるやつなんていないよ」

「でも彼女たち助けたときに」

「ですね」

 もうすでに襲われていた、そのため仕方なしにそれっぽく周囲を警戒するが変化は特になくすごく暇だ。前の馬車をよく見てみると3人とも寝ている。

「……おい」

 脇を見る。女の子は馬車を操っているのだがその脇では。

「おい、寝てんじゃん」

 イリアも寝ている。もう勢いで自分も寝たくなるが警戒する人が誰もいないのは不味いだろうと言う、真面目さで我慢する。がさすがに暇だ、隣の女の子に話しかける。

「暇だからさ、何個か聞いてもいいか」

 少し嫌そうだが頷く。

「何て呼んでいいか分からないから適当に呼び名決めていいか、それともなんか呼んで欲しい名前があるとか」

 頷き、そして首を横に振る。

「なら適当に決めるか、何がいいかな」

 適当に決めると言っても、どんな名前がいいかわからないし、名前なんか決めるのはゲームくらいなんで実際の人に名付けた事はないのでなにも思い付かない。

「うーん何がいいんだが」

 考える、考える、考える。そして思い付く。

「エレナとかはどうかな」

 少し考え込んで頷く。

「それじゃあ少しの間かもしれないけどよろしくなエレナ」

 そう言うと話が途切れる。と言うか話すことがなくなる。さらに暇となり自分の装備の点検をする。装備は中折単身銃にそれの弾が20発と当たると爆発する爆裂弾が5発ほど、ついでに今は持ってないがアサルトライフルであるFAMAS、この世界では過去の勇者ササキが使っていた2丁目の銃と言うことから、ササキ式銃2型通称S2のマガジンが5、6本、後それらをしまっておけるリズ特製バッグが2つ、ショットガン用のホルスターが1つ、最後にかなり頑丈な防弾チョッキ位だ、銃以外これまで使っていたものだがどれも壊れている所はない。

「ナイフ位持とうかな」

 まあ持ったところで使えそうにはないが。そうこうしている内に夜営地になりそうな所につき、移動が終わった。

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