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魔法と異界と転生者  作者: 遊里
第1章 転生者
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第1話 ありきたりな転生ではあるのだが

本作品はありきたりな転生モノです。処女作で文章が拙く、他者の作品と似たような描写や設定等がある可能性があり、また、チートやご都合主義、トンデモ設定、性的なものを含む暴力的な描写が入る予定ですので、苦手な方は回避して下さい。

 体に激痛が走り、少し飛んで床に転がり落ちた。

 少しは手加減して蹴られたのだろうが、それでも2歳児の体にはきつい。

 それでも、理解した。あいつに殺気は向けてはならない、今は・・・




 俺は、現在大学4年就職活動真只中、正直10月になっても決まっていない状況だ。

 周りにも内定が出ていない学生が多くいるから、焦ってはいるが落ち着いてもいる良く分からない心境。

そして現在、深夜バスに乗っている。

 これで最後と決めていた企業の役員面接を終えて帰宅している途中だ。

 神経質なのに加えて期待と不安が入り混じっていてなかなか眠れない。

 それでも何時の間にか眠っていた、・・・のだが、目が覚めると、女性(みたいな人?)がこちらに顔を向けていた。

 それだけでなんだか安心はできた・・・が、はっきりとした輪郭も表情も見えない。

 笑顔だっているのはなんとなく分かるが、声を出すことも、体を動かすこともできず、焦ったら・・・泣いてしまった。

 不意にその女性に抱き上げられた。ちょっとびびった。

 取り合えず泣き止むために落ち着こう。・・・・・・・ふぅ。

 落ち着いたら何だか眠くなってきたからまずは寝ようzzz



 何度寝ても状況に変化は無かった。

 これは、夢ではなく、転生・・・なんだろうなぁ。

 テンプレの赤ちゃん転生。

 まぁ、人生やり直したい、とか、ファンタジーな世界に転生したり迷い込みたい、と思ったことは何度かあったよ?そういう物語も好きでよく読んでいたよ?

 でも実際にねぇ、自分が体験とは。

 まぁ、魔法とか使えるんだったらラッキーかな。

 でもどうせなら、面接に落ちて沈んだ時が良かった。

 結果が気になって仕方がない。

 家族や友人とはもう会えないのだろうなぁ、でも自分は、常に『人生何時死んでもおかしくない』と思っている人間だから、割り切れるはず・・・たぶん。

 彼らは彼らで自分を死んだものとして処理するようになるだろうから、後はこちらの問題だろう。

 事故死、なのかなぁ。寝てたから分からないか。

はぁー。

こういうときは切り替えるしかない。

 あー、でもアパートの中を見られるのは恥ずかしい。

 もし何かの因果であっちに帰ったりしたら、非常に気まずくなりそうだ。

 いかん、切り替え、切り替えるんだ。

 赤ちゃんの不満表現方法は泣くだけなんだから、感傷に浸ってたら泣いてばかりになる。

そう考えていたら、お腹が空いた。

 当然泣いた。

 赤ちゃんの欲求表現方法は泣くだけなんだから仕方がない、仕方がない・・・。

 っ!目の前に山っぽいのが迫る!!

 今の目だとまだはっきりと見えないし、小さな手だと感触がイマイチだったのが悔しい。

 でも、美味しく頂いてお腹が膨れたのを感じたらひどく眠くなったので寝た。


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