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断章3

 断章三 結霞の日記3


『4月6日土曜晴れ。

 今日はとっても楽しい一日だった。

 朝起きてからどんな服を着ていこうかな、とか、どこに行こうかな、とか色々と頭の中考えているだけで、ニヤニヤしちゃっていた。

 部屋の中だったから誰にも見られていないよね。もし、見られていたら恥ずかしくて死んじゃうかも…。

 姿見の前で、褒めてもらえそうな服を一生懸命に選んで、部屋の中は服で溢れかえって、片付けるのが大変だったけれど、納得のいく服装になった時にはもう出ないといけない時間になっていて、バタバタしたけど、待ち合わせ時間よりも早くつけて良かったな。

 一度やってみたかったんだよね。

 彼より早い時間に来て、「ううん、待っていないよ」て、言うの。

 それに、創一お兄ちゃんに服装を褒めて貰えたことも嬉しかったなぁ。

 何気ない一言だけれど、その言葉のお陰で一生懸命選んだだけの価値はあったし、努力も報われた気持ちになれた。

 本当に最初から楽しかったなぁ。

足取りも自然と軽くなって、飛んじゃいそうなくらいだった。

その後、もんじゃ焼き屋さんに入って、私はめんたいもんじゃ、創一お兄ちゃんは海鮮もんじゃを頼んだけれど、とってもおいしかったなぁ。

 今度また行ってみようかな。

 そしてご飯を食べ終えて、私がお手洗いに行っていた間に創一お兄ちゃんが眠っていたけど、本当に大丈夫だったのかな? ちょっと心配。

 お店を出てからは、偶々開かれていたフリーマーケットを覗いて、創一お兄ちゃんの可愛らしい所が見られてよかったな。

 そして最後に向かったのが、湖の畔にあるベンチ。

 夕暮れの頃に行ってみたら夕焼けが綺麗だろうなぁってずっと思っていたけれど、行ってみたら本当に綺麗でびっくりしたな。

 そういえばびっくりした事と言えばもう一つあったなぁ。

 いきなりのプレゼント、サモトラ? ソモトラ? 確かそんな感じの名前のキーホルダー。

 見た目は可愛らしくはないけれど、創一お兄ちゃんが〝勝利〟を祈願して贈ってくれたんだから嬉しくない訳ないもん。

 それにもう一つ嬉しい事があった。

 頭、撫でられちゃったなぁ。温かくて優しくて気持ちよかったな。

 思い残すことがないくらいに。

 明日は私にとって大きな勝負の時なんだから。

 吉田君に勝つとかと言う事じゃなくて、自分との勝負。

 この勝負の勝敗が大きく運命を変えるものになるんだから、頑張らないと、ね。


 運命に関わる事なんだから。』


 どうも、337(みみな)です。

 今回は『なんでこんなに兄姉弟妹きょうだいが!?』を読んでいただきありがとうございます。

 更新した部分は短いですけれど、また一週間で更新できました。

 次回更新ももしかしたら短いかもしれないです。

 最後に他にもいくつか小説を書いていますので良かったがご覧ください。

 では、ありがとうございました。

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