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白銀の流星  作者: 世捨人
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序章 ~国立ローレンシア学院~

金色の御子から200年後のお話です。

ユーロネシア大陸、200年ほど前に創造神の残した『澱』と呼ばれる邪悪な存在と、人間・精霊・神獣が協力して戦った世界である。


戦いの中心にあったローレンシア神聖王国は、『金色の御子』と言われたアーサー王子が中心となり、各領地に教育施設をつくり道徳と世界の理を万民に教えることを実施した。


各領主達に対しては、国に収める税収の一部を教育費用に充てることを許し、誰にでも教育が受けられるよう生徒に負担がかからないよう配慮することを義務付けた。


また、王都には国内から優秀な子供を集め全寮制で費用はすべて国が負担する高等教育施設『国立ローレンシア学院』を創設した。


『国立ローレンシア学院』は身分を問わず全て実力主義で、たとえ高位の貴族の子息であっても入学試験に合格しなければ入学ができず、入学した後も身分による特権はない。


他国からの外交筋を通しての留学希望者も多いが、政治力は反映されず入学試験に合格すれば留学が可能となり一般の生徒と区別されることもない。


入学の定員は1学年100名で、高等部3年、大学部2年である。


大学部を卒業した後は、大陸中の国から官僚としての採用の声がかかり、貴族には高条件の縁談の話が舞い込むようになる。


寮は男子寮と女子寮が別棟で用意され、高等部は二人部屋、大学部は個室となっており、食事は寮のみならず学内であれば全て無料である。


それでも生活に必要なお金を用意できない生徒には、アルバイトを提供したり奨学金を用意したりと生徒が学業に専念できるような体制をとっている。

(実際に私服であったり、学業以外の本、武具等でお金は必要である)


学院は週5日の授業で2日休み、休日は許可をとれば自由に外泊できるので、王都近辺の生徒は自宅に帰ることも多い。


夏と冬にそれぞれ1ヶ月ほどの休暇があり、遠方の生徒はその時期に帰省するものがほとんどである。


1学年は5クラスでA組からE組に分けられる。


各組は男女割合や成績が偏らぬように配慮され学院側が決定し、卒業まで変わることはない。


男女割合は同数で、毎年50名づつが募集される。


貴族と平民の割合は4:6くらいである。


毎年4月に入学し、3月に卒業を迎える。


そんな国立ローレンシア学院に今年も新しい生徒達がやってきた。



誤字・脱字がございましたらご指摘ください。

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