氷の男
更新は不定期になるかもしれませんがよろしくお願いします。
side ???
草木が生い茂っている
森の中を水色の髪を
たなびかせた一人の男性がいた。
その男性の眼は髪と同じ水色をしていた。
そして眼の前でおきている現象を不思議そうに
眺めていた。
何故ならいきなり地面に影がでてきたと思ったら、影の中から徐々に頭と思わしきものがでてきて最後には足がでた。
そう、目の前にいる人物こそ魔界から人間界に降りて来た、ハーデスだった。水色の髪の男は目の前の人物を見て警戒していた。
まあ、いきなりこんな現れ方をして警戒しない方がおかしいが。
相手の見た目は中性的な顔立ちなので性別の
判断がつきにくいが、
恐らく男性だろうと推測する。
何故なら着ている服は男性用だったからだ。
水色の髪の男(男装をしている女性でない限りは男のハズだしな)
そう思い取りあえず
先手とばかりに敵意を
にじませながら眼前の
人物に声をかけた。
水色の髪の男「貴様
何者だ?返答によっては生かしてかえさんぞ!」
ハーデス「最近の人間どもは、礼儀が全くなっていませんね。相手の事を尋ねる前に自分の名前くらい先に言えないのですかね?」
ハーデスは相手を馬鹿にしたような表情で見下す。
身長的にはハーデスは、水色の髪の男より高いので自然と見下す形になる。
水色の髪の男は内心
かなりムカついたが、
確かに名前は言ってなかったので名乗る事にした。
水色の髪の男「よく覚えておけ!これから貴様を葬る男の名前を!
俺の名前はシヴァだ!」
シヴァは大声で叫んだ。
シヴァ「さあ、次は貴様が名乗れ!こっちが名乗れば相手も名乗る、
これが礼儀だろう!」
ハーデス「ふむ、そうですね、それでは名乗らせて頂きましょう。
我が名はハーデス、魔界では魔王様の側近をさせて頂いております。」
そう言いながら右手を
胸の前にもっていき、
ななめ45度の角度で
優雅にお辞儀をした。
シヴァ(何だと、聞き間違いか今、魔王の側近とか言わなかったか?
何故、魔王の側近がこんな所にいる。ますます
怪しい、嘘を言ってるようにもみえないがやはり実力行使で確かめるしかない!)
そしてシヴァは臨戦体制に入った。