目的
最近、忙しくて。なかなか執筆できません。
side レイア
レイア「何故、ハーデスがここにいる?お前は、私達を始末しようとしたじゃないか、ならば私達を助ける必要は無かったはず。」
天使が去った後にレイアはハーデスに質問した。
ハーデス「確かに、そうなんですけどねえ。私には私の目的があると言う事ですよ。」
ハーデスの喋り方はいつの間にか元に戻っていた。
シヴァ「まあ、助かったのは事実だからな一応、礼を言っておく。ありがとう。」
ハーデス「フフフ、貴方も礼儀はちゃんとなっているじゃないですか。
そういう人は好きですよ。」
ハーデスは笑顔で言った。
シヴァ「ば、馬鹿言うな!男に言われても嬉しくねえよ!」
シヴァの顔を真っ赤だった。
レイア「で、ハーデスの本当の目的はなんなんだい?」
ハーデス「私は魔王様に人間界の様子がおかしいと言われて、調査に来たのですよ。」
レイア(人間界の様子がおかしい?でも、確かに天使がでてくるなんておかしいね。しかも私達を殺そうとした。)
ハーデス「天使は本来、人間を守護する存在。それが逆に人間に害なす存在になっていましたね。なにか関係があるかも知れません。」
レイア「ハーデスは、天使を始末するのが目的かい?」
レイアはハーデスが天使と戦っている時に天使は全員始末すると、言っていたのを思い出した。
ハーデス「まあ、それも私の一つの目的ですね。他にもありますが。」
レイア「そういえば、今更だけど魔王の側近が魔王のもとから離れて大丈夫なのかい?」
レイアの疑問は最もだった。なにせ一番近くで魔王を守っていなくてはならない、側近がいないのだから。
ハーデス「ええ、全く問題ありませんよ、親衛隊の方達が私の変わりにいますから。」
レイア「そうなのかい、所で今から道場にいくんだけど、ハーデスも来ないかい?」
ハーデス「うーん、そうですね、そちらによっていくのもいいですね。」
ハーデスは少し考えたが行く事にした。
レイア「そうかいそうかい!じゃあ早速行こうか。」
何故かレイアはハーデスの手を恋人繋ぎで握ってきた。
シヴァ「ちょっと師匠いいんですか!ハーデスは敵ですよ!」
レイア「助けてもらったら恩を返す、その言葉をシヴァは忘れたのかい?」
レイアはいつも馬鹿弟子と言っているがこういう時は、ちゃんと名前をいうのだった。
シヴァ「すみませんでした。そうですね、助けてもらったら敵も味方も関係ないですね。」
シヴァは納得しながら言った。
レイア「そうだよ、馬鹿弟子も分かってきたじゃないか。」
そしてレイアはいつものように馬鹿弟子と言う。
シヴァ「という訳だ、ハーデスお前の携帯の番号とメアドを教えてくれ!」
レイア(いや、何故そこで携帯番号とメアドの交換になってるんだい?)
しかもハーデスも普通に対応していた。
レイア「ハーデス、私の番号とメアドも教えるよ。なにかあったら連絡してちょうだい。」
ハーデス「ええ、分かりました。」
レイア「と言っても今からは、一緒に行動するからね。」
レイアはまだハーデスの手をつないでいた。というか離す気配がない。
シヴァ「ハーデス、一日に一回は俺にメールしろよ!」
レイア「だから、お前は恋する乙女かっつーの!」
レイアはシヴァをゲシゲシと蹴りながら言った。
シヴァ「い、いいじゃないですか。メールぐらい!」
シヴァの態度は出会う前と比べると180度変わっていた。
レイア(全く、この馬鹿弟子ときたら、一度懐いた相手にはとことん懐くからねえ。)
ハーデス「まあ、それくらいにしておいてそろそろ行きましょうか。」
レイア「そうだね、じゃあ馬鹿弟子いくよ!」
シヴァ「はい!」
そして3人は目的地へと向かった。