呪花の契り。
幼い頃から病弱だった友人・綿音を亡くして以来、薊蓮は彼女の遺髪を肌身離さず持ち歩いていた。
「ずっと愛して。私が支えるから」——綿音の遺言は、やがて呪いのように薊蓮の心を縛っていく。
家族や親族の愛情は全て妹に向けられ、自分は見えない存在となっていく中、やがて薊蓮の胸に芽生えたのは嫉妬と憎悪、そして綿音への歪んだ愛。
妹を“殺した”その手の震えを止めたのは、綿音であった。
「ありがとう綿音!」
「「ありがとう」」
呪いは
終わらない。
{呪花の契り}
「ねぇ綿音!気持ち良いでしょ!」
この作品は以前投稿した呪花の契り。を読みやすく四話前後編形式に分割したバージョンです。
内容の変更などは一切しておりませんので是非是非お好きな方をお読み下されば幸いです。
前編 孤独を忘れた蕾。~ 好きな物から食べる派 ~
2025/11/24 16:00
中編 再会を果たした蕾。
2025/11/24 16:30
(改)
後編 孤独と大切な何かを失った種。
2025/11/24 17:00
完結編 温かみを抱きついに咲き誇る花。
2025/11/24 18:00
(改)