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荷物が届きました

 翌日、玄関を開けたら木箱が置いてあった。


「宛名は……錬金術協会ね。 早速仕事が早いわ」


 木箱を開けると中には錬金術に使う壺やら杖等道具一式と錬金術大全という本、そして1枚の書類が入っていた。


 書類を見ると『国家錬金術師1級合格証書』と書いてあった。


「あ、合格してたのね、試験受けていた事すら忘れていたわ」


 国家資格である錬金術には年に一度更新試験と昇進試験が行われる。


 私が受けたのは昇進試験で3級から始まり2級、準1級、1級となっており、1級の中から更に優秀な人物は宮廷錬金術師として認められる事が出来る。


 私も勿論3級から始めてからトントンと合格していき今回1級の錬金術師となった訳だ。


「あら、隅に何か書いてある……、『P.S 貴女を不当に追い込んだ輩はこちらで処理しておきます、安心して錬金術ライフを送ってね』……王妃様、やりすぎないでくださいね」


 実は協会の会長ってこの国の王妃様なんだよね、試験の時、面接で顔を合わせた時は驚いてしまった。


 王妃様、実はかつては腕利きの錬金術師だったらしくその腕を買われてこの国の王妃様になられた、という曰く付きの方。


 なんでも国の整備にも手を貸したそうで国民からの信頼も絶大。


 そんな方を敵に回したらどうなるか、想像に容易いだろう。


(もしかしたら王太子様も国に追放されるんじゃないかしら?)


 私はそんな事を思いながら荷物を家の中に入れた。


 さて、道具も来たから本格的に錬金術荷物を取り組みますかっ!  

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