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持つべき者は……2

「ただ、肝心の薬草の苗床を探さないといけないんだけどね……」


「それだったら私が代わりに探してきましょうか?」


「えっ!? それはありがたいけど……大丈夫なの?」


 私が心配そうに言うと彼女は胸をポンッと叩いた。


「薬草を探すのも薬師の仕事ですし、父親から探索に関しては幼い頃から鍛えられていたんで安心してください。 この辺りだったら1週間位あればある程度は把握出来ますよ」


 なんとも頼もしい言葉だ、そしてそれを裏付けさせる事を彼女はやっている。


 学生時代に班に分かれサバイバルゲームみたいなものをやった。


 貴族がサバイバル?と思う方がいるだろうけど国の方針で男女問わず最低限の戦闘技術を義務として覚えなければならないのだ。


 私はエリック、リアミルと同じ班で行動したんだけどその時のリアミルの活躍はすごかった。


 地形を把握したり敵の行動を予測して罠を仕掛けたり、と戦術家顔向けの知略を見せつけたのだ。


 勿論、私の班は生き残りましたよ、元婚約者の班は撃破されて半泣き状態でした。


 特に騎士団長のご子息は父親に鍛え直されたとかなんとか、という話です。


 なんでそんな事が出来るの?て聞いた事があるけど『両親から教わった』との事。


 両親、軍人ではないよね?

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