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君は僕に3つの命令をする

作者: もんかる

 今日という日はいつもと違っていた。

 それは俺自身の気持ちというか、なんか一つの踏ん切りがついたというか・・・。

 だから忘れない。忘れられない一日、いや三十分足らずであったことに間違いはない。


☆★☆★


 世界がこんなにも理不尽だなんて、どうして気が付かなかったんだろう。

 あの頃までは全く同じ背丈で、あの頃までは同じ量の知識しか持ってなくて、あの頃までは同等の立場だった。

 今はどうだろう。しずくの言う事に頭の上がらない俺が存在している。

 一日三回。

 必ず一日に三回だけ俺に命令をする。

 彼女がそう決めたから。

 それにも今では疑問を感じている。不満や嫌悪感とは違う感覚の疑問。

『愚痴聞いて。いつものとこ』

 そんな命令をメールで送ってくる雫。もちろん俺に拒否権はないのだ。

 今日はすでに二つの命令を聞いてやった。つまり、この命令が本日最後となるわけだ。

 午後七時の真っ暗な公園のブランコに座り、彼女が到着するのを待っている。春と呼ぶにはまだ早く、お月様の明かりに照らされながら、全身を縮込ませて携帯を握っている。

 大体の場合、彼女は毎回十分ほど遅刻してくる。俺が彼女よりも遅く到着したら、とんでもなく怒られるのだから、不幸中の幸いというか、なんともありがたいことなんだ。

「お待たせセージ」

 彼女は学校の制服姿で隣のブランコに腰をかけた。

「で、今日はどうしたんだよ?」

 ついつい口が滑ってしまった。

「・・・だよ?『ですか?』の間違いじゃなくて?」

 いつものが始まった。

「あ、いや、間違えました。どうされましたか雫様?」


☆★☆★


 王子様っていうのはお姫様を救うために生きているのだろうか。

 どんな童話を読んでも、王子様ってのはお姫様のために竜と戦ったり、口付けをして起こしたり。お姫様のピンチには必ず現れて、必ず救ってしまう正義のヒーローだ。

 一方のお姫様といったら、まんまと悪者に捕まったり、毒林檎を食べたり、ガラスの靴を落としたり。何やってんだよとツッコミを入れたくなる役柄ではないか。

 だから、お姫様ってのは王子様の言う事に絶対服従しないといけないんだと思う。何故なら助けてもらってばかりなんだから。

 と、現代の男子に言わせてみればこんなところだろう。いや、言わないかな・・・。

 まぁ、でもな、俺は違う。

 お姫様にもそれなりの言い分があるはずだろ?

 悪者に捕まるにしろ、毒林檎を食べるにしろ、ガラスの靴を落とすにしろ。

 確かに本人にも非があったのかもしれないさ。でもな、世の中なんてのはなってしまったら最後、もうリセットってのはできないんだよ。確かに毒林檎食べるなんて馬鹿な話、当時の俺なら鼻で笑ってたさ。

 だが今は違う。

 おいしそうな林檎が目の前にあって、それを食べない女の子がどこにいる?林檎嫌いな奴くらいなもんだろ?それともお婆さんを信じられない人間不信者か?

 なんだっていいんだけどさ、結局俺が言いたいことってのは、王子様が命令することに対して、お姫様ってのは反論、または反発してもいいと思うんだ。

 だってそうだろ。お姫様と王子様ってのはどんなお話でも大抵結婚しちまうもんなんだから。つまり対等な立場になるわけだよ。

 じゃあさ、俺と雫は対等な立場であるべきはずだろ?

 いや、別に雫と結婚するわけじゃないよ。でも、同級生で幼馴染。どこに優劣があるのさ。

 そんなことを日々考えてる俺ってのはただの馬鹿なのか?


☆★☆★


「隣のクラスの菊池くんから告られた」

 どうせそんなことだと思ったよ。雫といえば、学校でも五本指に入るほどの美人。そして俺しか知り得ない裏表の激しい性格。学校では完全無欠な優等生なのに、俺の前ではただの我侭プリンセス。

「それでさ、菊池くんがさ『俺は天野さんじゃないと駄目なんだ!』って。たしかにサッカー部のキャプテンでイケメンだけどさ。私は全く興味ないから『ごめんなさい』って言ったの。当然でしょ?だって興味なかったんだもん。そしたらさ『なんで?なんで?他に好きな人でもいるの?』ってしつこくてさ。本当に嫌になっちゃう。ああいう男ってのが私は一番嫌いなタイプなんだよね。私が黙ってたらずっとその言葉を繰り返すのよ。信じられないよ、もう」

 はぁ、俺はこんだけマシンガントークのできるお前が信じらんねぇよ。

「んで、どうされたんですか?」

 丁寧に訊く。

「私が逃げようとしたら手を捕まれてさ。あの時は本当に焦ったわよ。まさかこのまま犯されるんじゃって思ったもん。だから、私も必死になって逆の手で菊地くんのほっぺを引っ叩いて、逃げてきたってわけ」

 そりゃ災難だったな。

 ブランコから飛び降りる俺。いつもの俺なら慰めの言葉の一つを掛けてやったのかもしれない。だが、今日の俺は今までとは違う。

「あぁ、そりゃ大変でございましたね。じゃ、夜も遅いので帰ります」

「はぁ?!ちょっと、なにそれ?」

 雫のキレた顔を見ないように背を向け、俺は公園を出ようとしていた。

「セージ!私が犯されちゃってもよかったって言うの?」

 何を大きな声で言ってんだか。

 その言葉に俺は足を止めることはしない。

「セージ!なんで助けてくれなかったのよ!」

 なんてむちゃくちゃな言い分だよ。

 俺は足を止めた。そして振り返る。

 目の前にあったのは雫の泣き顔だった。声が普通だったから泣いているなんて思いもしなかった。

「俺にどうしろってんだよ!」

 言葉遣いなんてどうでもよかった。


「私はセージの王子様でしょ!」


 その一言に俺は言葉が出なくなった。

 なんだよ、それを言われたらどうしようもないじゃないか。

「本当に・・・本当に怖かったの。いつもみたいにセージが来てくれるって信じてたの!だって・・・だってセージはいつも私のピンチを救ってくれたでしょ?」

 そうだよ。雫が・・・雫が俺なんかを助けたりしたもんだから、そんなんになっちまったんだ。


☆★☆★


「ねぇ、ドッヂボールしよ?」

「いいよ。よし、投げるぞー」

 小学校に入ってたかな?その辺はよく覚えていないんだけど。

「あっ、どこ投げてるのよセージ!ほら、取って来て」

 俺は必死にボールを追いかけていたってことしか覚えていないんだ。まさか後ろから雫もついて来てたなんて。


「セージ!」


キキキー!!!ガッッシャァーン!!!!!!!!!


 公園で遊んでいた俺は、ボールを追いかけて公園の外へと飛び出した。その瞬間、車が俺にむかって走ってきていたんだ。それを・・・・・・・・・雫が救った。

 俺を後ろから突き飛ばし、代わりに車にはねられたんだ。

 その瞬間を俺はよく覚えていない。ただ、記憶があるのは病院での会話だけ。


「しずくちゃん、助けてくれて・・・ぐす・・・・・・ありがとう」

「とーぜんでしょ。私の方がお姉さんなんだから」

「ぼ、僕、なんでもしずくちゃんの言う事聞くよ」

「なんでも言う事を聞く?」

「うん!なんでも!だって、だって・・・」

「じゃあさ、泣かないで」

「え?」

「めーれいよ。泣かないで」

「うん、泣かない!僕、もう泣かない!」


 涙と鼻水でグシャグシャになった顔して、俺は必死に笑顔を作ってた。

 でも、それから始まってしまった。

 雫と俺の関係が。

 こんなことがなかったら、今頃は普通に付き合ってたりして、普通にラブラブだったかもしれない。はたまた全く口も聞かないほど距離が出来てしまっていたのかもしれない。


 雫は俺の王子様なんだ。


 いつしか、俺が雫を守る立場になってたけどな。学校では全然話し掛けてもくれない雫は、メールとか手紙とかで一日三回必ず俺に命令する。

 なんで三回かって?

 そりゃ雫様が決めたことだから知らないな。

 雫といえば、あれだけの美人だ。告白だっていっぱいされる。彼氏だって今までいなかったわけじゃない。

 ただ、どこからどう見ても雫は本気の恋愛をしているようには見えなかったけど。

 俺の役目といえば、彼氏の愚痴を聞いたり、告ってくる奴の愚痴を聞いたり、雨が降ってきたからって傘を持って迎えに行ったり、金欠だからってご飯奢らされたり、告白現場から雫をつれさらったり。全て雫の命令だ。

 でも、あいつは一日三回という命令の数を破ったことはない。


☆★☆★


「俺たちってさ、もう高校生でさ、そんなに単純な関係なんて築けなくてさ・・・俺はどうすればいいって言うんだよ?!」

 感情的にもなる。俺たちはいつまでもこんな関係でいられるわけないんだから。

「どういう意味?単純な関係ってなに?ねぇ、セージは嫌々私の命令を聞いてたの?」

 嫌々ってわけじゃ・・・。

「セージは嫌々私を助けてくれてたの?」

 それは・・・。

「私は、私は・・・・・・・・・・・・・・」

 目に浮かべる涙を押し殺して、雫は口を開いた。


「私はセージのことを嫌々助けたわけじゃない!」


 そんなこと言われたって・・・。

「あの時、セージを後ろから驚かすだけのつもりだった。でも、車が来てることに気付いて・・・助けないとって思ったの」

 初めて聞いたよ・・・。

 今までどうして助けてくれたのかなんて話してもらったことがなかったし。

 でも、それとこれとは話が違うだろ。

「俺たちの関係って・・・なに?」

 口を開いた俺はそれしか言えなかった。

「私は・・・」


☆★☆★


 命の重みっていうのを感じる時がある。

 助けられた命だからか、それとも雫の命が助かったからか。

 命令ってなんで命という言葉が使われているのだろう。

 どことなく現状に運命を感じてしまうじゃないか。

 

 小学校の時も、中学校の時も、雫は俺と仲の良いそぶりを他人には見せたことはなかった。

 たんに恥ずかしかっただけなのか、何か俺たちの関係を知られたくない理由でもあったのか。

 結局言えることってのは、雫は誰も見てない所ではとんでもない我侭だっていうこと。

 俺はそんな雫の秘密を知っているんだ。それがちょっとだけ嬉しかったりもする。

 でも、もうすぐ俺たちは大学生になる。

 同じ大学に行くかもわからないし、どちらかが地方に行ってしまうかもしれない。

 それなのに、もうこんな関係を続けていけるわけがない。つまり、今がちょうどいい時期なんだと俺は思っていたんだ。

 別に雫の命令が嫌になったわけじゃない。

 別に雫を嫌いになったわけじゃない。

 ただ、ちょっと違う感情が芽生えてしまっただけ・・・。


☆★☆★


「セージのことが一番好きなの!!」


 え?

 雫が・・・俺のことを?

 何を言ってる?今まで散々他に彼氏作ってたじゃないか。今更なにを言ってるんだよ。

 俺だって小さい頃は雫が彼女になったらいいなって思ったこともあったよ。

「なんだよ、だって、お前は他に彼氏を作ってただろ?」

 どうしても強張って半笑いの顔になってしまう。

「セージはさ。女の子の気持ちを全然わかってないよ」

 何言ってんだよ。わかるわけねぇじゃねぇか。

「私が彼氏を作ったら、セージがヤキモチ妬いてくれると思った」

「それは勝手すぎるだろ?!」

「だから、彼氏の愚痴も言った。そしたらセージが励ましてくれるから」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「セージとずっと一緒にいたかったの。でも、私にはそんな勇気がなかった」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「セージが私のこと好きになってくれるにはどうしたらいいかってずっと悩んでた」

 そんな、そんなこと言われてもさ・・・。

「俺だって・・・俺だって雫のことが好きだったよ」

「え?」

「でも、彼氏作って、俺のことは男として見てないんだなって思った。俺なんてただの家来でしかないって思ってた」

「違うの!家来じゃないの!本当は、セージが私の王子様なの!」

 雫が俺の元へ駆けて来る。

 そして俺の胸元に顔を埋め、俺は無抵抗に雫に抱きしめられた。

「ねぇ、私はセージのお姫様になりたかったの。だから・・・セージ、私の王子様になってよ」

 雫の言葉が俺の脳にダイレクトに響く。

 沈黙が旋律を奏でた。

 ただ一つの事実だけが、俺の脳裏を横切っていた。

「もう・・・今日は三回命令を聞いちゃったじゃんか・・・」

 俺の言葉に雫は何も言わなかった。


☆★☆★


 お願いと命令ってどう違うの?

 お願いって下の立場の人がするもので、命令ってのは上の立場の人がするものだよ。

 じゃあ、同じ立場の人同士だったら何になるの?

 同じなんだから、どっちもありなんじゃない。

「付き合って」って言葉はお願い?命令?

 それは・・・どちらでもないと思う。

 だってさ、その言葉はその人自身じゃないか。

 お願いでも命令でもないよ。言葉では言い表せない、もっと、もっと深いもの。そして暖かいもの。

 断ることもできるよ。でもさ、俺にはどうしても出来ないんだ。

 小心者で強気に出れないタイプっていうのもあるかもしれない。

 でもさ、お願いでも命令でもないそれを・・・それを言ってるのが雫だからさ。

 もしかしたら気付いていたのかもしれない。

 ただその現実から目を背けていたのかな。

 俺は雫のことが・・・。


☆★☆★


「ねぇ」

 口を開いたのは俺だった。

「ん?」

 雫は顔を上げないで俺の胸に顔を埋めたままだ。

「俺と・・・・・・・・・・・付き合ってくれませんか?」

 雫が三回の命令を使い切っちゃってるなら、俺がするしかないだろ。だって、雫の所為で自分の気持ちにも気付いてしまったのだから。

 今までの人生で、告白されたことはおろか告白したことすらなかった俺は、必死に冷静を保とうとし、そして震える両手で雫を抱きしめた。

「うん・・・」

 雫がようやく顔を上げた。その顔は公園の電灯に照らされてすごく綺麗だった。涙顔でひどい顔だったかもしれないけど、それでも俺にとって一番可愛い存在に他ならなかった。

 そして、静かな公園の出入り口で、俺と雫は水が流れ落ちる如く静かに唇を交わした。

「セージ」

「ん?」

「実はね、ファーストキスだったんだよ?」

 まるで悪戯っ子のような笑みを見せて嬉しそうに俺に言う。

「え?」

「今まで付き合ってた男の子とは何にもしたことがないの」

 高校生にもなって何もしないお付き合いというものが存在するのか?

「だって、セージがよかったんだもん」

「・・・・・・そっか」

 もう一度、俺は強く雫を抱きしめた。


☆★☆★


 ランプの魔人って三回だけお願いを叶えてくれるって知ってた?

 魔法のランプのことでしょ。

 そう、魔法のランプはなんで三回だけしかお願いを聞いてくれないんだと思う?

 それは・・・。

 それはね、無限に願いを叶えてしまったら面白くないから。

 え?

 その人が望むべきことってのが三つだけだと、ちゃんと考えてからお願いしないといけないでしょ。

 そりゃそうだね。

 だから、三つなの。一つじゃ物足りないし、意外と一つだけだと考えないで言ってしまうかもしれない。中途半端に三つも願いが叶っちゃうもんだから人は迷うんだよ。

 へぇ、しずくちゃんはなんでも知ってるんだね。

 とーぜんでしょ。だから、これから一日三回、私のお願いを聞いてね?

 うん。なんでも聞くよ。でも、お願いを考えるの大変じゃない?

 そんなの大変じゃないわよ。だって、私にはいっぱいお願い事があるんだもん。

 そうなんだ。わかった。

 約束だよ?

 うん、約束。


☆★☆★


 ただ純粋にあの時はセージを驚かそうとしていただけだったんだけど。

 いつの間にか車に轢かれていたのは私だった。

 私はセージのことが小さい頃から好きだった。

 だから、あの約束をした時、すごくセージとの距離が近くなったことが嬉しかった。

 でも、こんな変な関係を他人に知られたくはなかった。

 まるで主従関係。私は優等生でいたかった。

 勉強も、運動も、友達関係も完璧でありたかった。

 でも、セージとの関係は続けたかった。

 セージが私のことをどうやったら好きになるか、セージがどうやったら告白してくれるか、ずっとそんなことばかり考えてた。

 例えば先輩からの告白現場から私を連れ出してくれたら、きっとそのままいいムードになるもんだとばかり思ってた。

 ・・・でも現実はそう上手くはいかない。

「ったく、こういう命令は勘弁してください。別に付き合ってるわけでもないのに、誤解されるかもしれないだろ?」

 まるで女の子をわかっていないセージの言葉に、私は毎度怒っていた記憶がある。きっと、セージは私のことなんか好きじゃないんだって思った。

 だから、私は彼氏を作ってみたりした。でも、その彼氏とすごくいいムードになっても、私は直前でどうしてもセージのことを思い出してしまっていた。

 だから、キスすらしたことがなく、それが我慢出来ないしつこい男は私の方から振ってしまった。

 私が男と別れても、セージはただ励ましてくるだけだった。

「俺の女になれよ」

 くらいの言葉を期待してたんだけど、それはセージにはハードルが高すぎたようで・・・。

 もうすぐ大学生になっちゃうってことは気付いてた。

 もうこんな関係が続けられなくなるってこともわかってた。

 でも、気付かないフリをしてた。

 気付いたら、全てが終わってしまうような気がしてたから。

 結局、セージが気付いてしまって、私たちの関係は終わってしまった。

 でも、私とセージは対等になったんだ。

 そう、これからは対等な関係になる。私の命令だけを聞くだけの男じゃなくなる・・・はず。

 だって、やっとセージが私の彼氏になったんだもん。


 全てのことにはいつか終わりがくる。でも、それを受け入れることも大事である、ということに気付いてしまった高3の春だった。

 桜が咲き、私たちは新たな一歩を踏み出すんだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 純粋に面白かったです。 要所要所で視点を変えて話を進めているため、両方の考えがよく見えました。
[一言] 単純に、おもしろかったです! まず命令をいやいやではなく「お姫様にも理由がある」 と言ってきくセージのキャラ付けがおもしろかった! 読み口もセージ視点だったり雫視点だったりと、 変えていて読…
[一言] 「ツンデレ」の印象を受けました。 割と最近では多いジャンルですので、ストーリーはオリジナリティーを感じられて良かったです。 視点の切り替わりが有りますが、端的にバツっと切れている印象を受けま…
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