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百鬼

百鬼 寝刃と廃遊園地

作者: PANCAKE:

メリイゴオランドが2周目を過ぎた頃



私は古くから付き合いのある



育ての親であり



主従関係であり



唯一の理解者であり



無二の友人の



元人間の神様について



思いを巡らせる



なぜあなたは神様になったのか



神様になりたかった理由を



聞いた事がなかったが



どうしてかはわからないけど



怖かった



その答えが破滅的な何かだったらどうしようと



絶望的なモノだったらどうしようと



きっとこれは私の悪い癖なのでしょうね



それでも神様になったのだから



後悔はしていないと信じましょう



少し心がすっとした



なんだか久しぶりに楽しくなった



それはまるで生まれて初めて海を見た



幼子のような



無邪気なそれとよく似ていた



そうして私は



フリフリのドレスの裾を揺らした



鳩や烏が勢いよく羽ばたいた



しばらくして



メリイゴオランドの電源は切れた



4周目目前



それでも明日になれば周り出す



「おやすみお馬さん」


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