表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

悪夢の始まり inガマ

沖縄・某ガマ内


かつて沖縄戦で防空壕として使われたといわれるガマの中で、俺は戦争体験者の講話を聞いていた。ガマの中は風が吹いていて、真っ暗なので少し怖さがある。ましてや過去に戦争があった場所である。暗いとかの怖さの他に、『別の怖さ』もある。なんせ俺は霊感強いからさ…つーかさっきから2、3人この世の方じゃない人見かけてるし・・・


(多分こん中の4〜5人は取り憑かれてるな…)


まぁ、今回は取り憑かれてもしょうがないと思う。なんせこのガマは沖縄県内のガマの中でも有数の危険度らしい。俺と同じように霊感持ってる友達も『ここ絶対危険だろwww』って言ってたし…そもそも笑い事じゃないし…


そんなことを考えているうちに、戦争体験者のおじいさんの話が終わった。しおり通りだと、これから黙祷する流れになっている。


『黙祷』


おじいさんの声で、みんな目を閉じた。うん、上の方から視線を感じるのは気のせいだと思っておこう。気にしたら負けだ。

やがて黙祷が終わり、ガマを出ようとした時、見えない段差に躓き、軽く転んだ。近くにいた仲のいい友達に『大丈夫か?』とか『幽霊の仕業か?』とか言われた。暗くて見えなかっただけです。


しかし、その転んだときに、壁に手をついてしまったのがまずかったと、後になって気づいた。その危険度は、この後起こる悪夢によって証明された。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ