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休憩場所に着いた。

ハロルドがムゥロの背から先に下り、水飲み場まで誘導する。

ムゥロがしっかりと足を止めたところで、俺も背から降りた。

そのままやってきた方向へと走って、ルパートとバートが乗るムゥロを誘導する。

一日に数度やれば三日目ともなれば俺も手馴れたものだ。

ムゥロがとまるや否や、バートがするりと下りてきて俺の横へ身を摺り寄せるようにして並んできた。

その感じと顔がとてもニヤニヤとしていて、思わず「なに?」と聞いた。

「カイン、大丈夫か~?」

「え?なにが?」

言われた意味がわからず、聞き返す。さっぱり心当たりがない。

「お前さ後ろから見てたら、首振ったり手で何か払ったり、じっとしてなかったぜ」

「はぁ?・・・・ああっ」

本当に心当たりがなくて『なに言ってんだ』と思った瞬間気付いた。

そうだ、俺達のムゥロが一番先頭だったのだ。

ルパートが次のムゥロを連れながら「しっかり見てたぞ~」とダメ押しをする。

「いや、その・・・」

人が乗っていないムゥロの背には荷物が乗せられている。

それを降ろしながらしどろもどろになっていると、「カイン。面白かったぞ」とセンセイまで声をかけてくる。

移動中ずっと暴れていたわけではなく時々後ろを振り返っていたのだが、センセイと博士はムゥロの背の上でなにやら資料を広げて話している様子だったのでずっと集中しているものだと思っていたのに。

ムゥロの上で一人あれこれ考えていたのを、見られていたとはかっこ悪すぎる。

「はははは・・・・」

笑ってごまかす。

ちょうど降ろした荷物にケトルを見つけた。これ幸いにと手に取る。

「俺、お茶の用意するから」

そう言って俺は井戸へと逃げ出した。

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