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第九十一話『準備』

『電気分からん……(T_T)』


『それでは本編へどうぞ』

ソロでやるにしても……結局は準備だと。一応レベルとかは無いみたいだから本当に好きに出来るみたいだけど……


『このゲーム、ストーリーは結構重要視されてるから何かしらを探してみたら?』


そう言われてのんびり探す。どうせイベントまではどうにもならないし……


『なら、噂程度のストーリーをやってみよう!』


噂?


「どんなの?」


気になって聞くと


『噂だけど、簡単に言うと恨みつらみ重ねた女の霊の噂


どうも短編系だと思われるけど……遭遇したプレイヤーは語らないで有名なストーリー


ようやく出処が出て検証してる感じ』


なるほど……


「まぁ、それやって待つか」


噂と呼ばれる場所へと向かう事にした


『へぇ、こういう場所なんだ……』


『どっかで見た事ある様な……』


『確かに……』


ん?


「普通の廃街だと思うけど……?」


ただ何だか黒ずんでる感じが……


『あー、新しいデバフの侵食だー』


ん?


『あー、噂になってる。でも、特に変化無しだぞ?』


『確かに……でも、そうなると星龍イベント関連か?』


『可能が微レ存……』


どうなってるの?


「えーと、じゃ……この廃街は……」


コメントが一気に流れる


『軍事国家イギニリアスかもしれない!』


『いや、でも……現国してるぞ?』


『どういう事だ?』


何かややこしくなった気がする……


『うーん。夜乃ちゃん。これ、進めてみよ?』


まぁ、何かはあるとは思うし……初めてだけど……


「最後と思えば良いか」


そのまま歩いて向かった。建物が崩れ崩壊してる。それしか無かった


ただ……不思議と嫌な感じはしない……


『何か妙だな……』


『確かに。激しい割には……何故か……』


コメントの言う通りに違和感はあった。侵食されている部分は崩壊を留めて被害が納まってる感じが……


「侵食てデバフは特殊なの?」


気になって聞くと


『特殊と言うよりかは……』


『詳しい事は何も』


うーん……


『あっ、でも……国を壊したプレイヤーなら分かるんじゃないか?』


『そう言えばそうだな。現国のイギニリアス行ってたし……』


『確かに』


『最近だと普通は起こらない障害が発生したし……関係はあると思うぞ?』


うーん……


「聞くにしても宛がないし……どうにもならないよ?」


現に初ログインでここに居るのだから分かるわけない


仕方が無い……


『夜乃ちゃん。これ』


そのコメントが流れて視線を向けると


「壁画?。これ、星龍の龍なの?」


壁画には星龍らしきものが描かれている。実際に見た訳じゃないから分からないけど……


ただ……


『イベントのヒント?』


とも取れるから分からない……


『夜乃ちゃん。誰か来る』


『ホントだ……と言うよりか……何処かで……』


視線を向けると少女が歩いてきて


『珍しいわね。こんな場所に人が居るのなんて』


声がして振り返ると綺麗な女性が立っていて


『夜乃ちゃん。その人……人間じゃない』


コメントを見て目を開いてその人を見てしまう


「誰……?」


彼女は私の横を通り過ぎると


『失われた存在よ。長く生きてると……理解不能な事でも帝王機や兵器と理由つけて納得させる


私はそういう存在』


そう言って振り返ると短刀を手に


『この子怖い!?』


『ヤバい!』


そんなコメントが流れるけど……


「殺す気ないのなら……何しに来たの?」


彼女は微笑み


『……古い友人を見に来たのと、古い友人に会いに来たのよ。と言っても向こうから来てくれるみたいだし、私も堕ちたものよ』


そう言って私の方を見て


『私の所有者にならない?。こう見えて……帝王機だからさ』


目を見開いたのと同時に、コメント欄に無数の文字が流れていた


「……」


困惑してると彼女は私の前に立ち抱き締めてきて


『私の古い友人は君と同じ存在。そして……彼は……私の所有するもう一人の人よ』


目を見開いて彼女を見ると微笑んでいた


「古い友人……?」


彼女は何も答えずに


『時期分かる。それよりも今日は気分がいいわ。お茶の気分よ』


そう言って歩き出した。なんと言うか…………


人間味のある機械(オートマター)だと思った……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


彼女の住んでいる家に居る。配信、配信外ログインしては彼女の雑用をさせられていた


今日はclosedLiveのコラボで、初ゲーム実況の茜暁がログインしていて、何故か……彼女とお茶していた


「未夢。お邪魔してるよー」


のんびりしてるのに……何この子……


『面白いわね。貴女のお友達』


彼女は何気に話を聞いてるし……


「配信どうしようかなと思ったけど……どっち持ちする?」


彼女は悩みながら


「じゃ、未夢でー」


はいはい……


『仲良しなんだ。少し……兵器として妬けるわね。破壊しましょうかしら?』


怖いこと言うなよ……


「あはは。私達のお母さんだからねー


それと流石に配信内では止めてねー?」


軽いな……


「あー、それと2期生のアイリス来るからー」


……


はい!?


「聞いてないけど!?」


彼女は微笑み


「このゲームガチプレイヤーだからねー


噂の帝王機持ちらしいしねー」


聞いてない……


でも決定しているのなら仕方が無いか……


次はどうしたものか……



『解説』


『ホロライブ影響です……』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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