第九十話『VTuber』
『ホロライブにハマってしまって……年末年始のライブの興奮が抑えられませんでした……』
『それでは本編へどうぞ』
VTuber。最近話題になり今や配信に欠かせないコンテツになっている。その中でもclosedLive等のVTuber事務所が多くあり、さっき話したclosedLiveはVTuber事務所の中でも最大手の事務所
今は5期生までVTuberが居り、6期生募集の時に応募、気が付けば内定し配信し、1期生~5期生まで何故か頼れる存在になってる
聞いても『安心』するとか『お母さん』とか言われ半分諦めていたけど……
『そりゃ、もうお母さんでしょ?』
『あんなボケばかりで唯一の真面目で纏めれるのは未夢のみや』
と、コメント欄で言われる始末
「アレはもう無理だよ……」
流石に纏めれてる気がしない。なのに何故か纏まってるのが余計に……ね?
「それよりも……お知らせとして……」
私は配信でお知らせをした
話題のゲームをやる許可が出たのだから……
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最近『The・Another・World』と言うVRゲームが流行っていて、他のVTuberもやっているという
ただ、強心臓と強メンタルじゃないと駄目そうな感じで……中々手が出せない……事務所側もそう感じていたらしい
ただ、closedLive内でもようやくやろうかという話になっていて。誰がするかと言う流れに……
「私ですか……」
マネージャーにそう言われた。強心臓でも、メンタルが強い訳でも無く……ただ、面白そうな理由で……
配信にする予定になるけど……出たての私がするのも中々だと思うけど……
「家でも中々手が出しにくく……メンタルにやられる子が多いけど……夜乃ちゃんなら行けると判断されてね」
……
「まぁ……無感情無表情系で行ってるなら大丈夫と……分からないですけど?」
流石に困惑する……よ?
表情筋死んでるだけで感情が有るのだから……
「まぁそこはね?。やってみるだけ。配信して、好評なら続くとかでしとけばどうにでもなる!」
何とまぁ……
まぁ、気になってからやってみるだけやってみるけど……
「それにちょうどイベントやるみたいだから……夜乃ちゃんの特技も出来るかもよ?」
そういうもんかな……
お知らせの時は盛り上がっているし……もう頑張るしかないのかと……そう感じていた
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という訳で配信時間の十分前に準備をして
「はいはい。こんにちは。夜の巫女の夜乃未夢。closedLiveでは初の『The・Another・World』をやっていくよー」
そう開始したら
『無感情なのに何故か表情が見える!?』
『マジかー』
『とうとう手を出したのか……』
『あれ、メンタル所か……優遇差が……それに、国を壊したプレイヤーも出たからなぁ……』
『あー、あのプレイヤーか……挙句にイベント発生原因にも……』
と数々のコメントが流れていて
「へぇ、そんなプレイヤー居るのね。で、手を出した理由は楽しそうだからと……何と言うか……私で大丈夫かな?」
割と真面目に……
『見れるのなら大丈夫!』
『ただ、あのゲーム……兵器ゲーだからね。しかも兵器も管理されてるからほぼファンタジーゲーになったし、どうするの?』
確かにそんな事書いていたなぁ……
「何とかなると思うし……取り敢えずスタートする」
そのままログインを
設定とか色々あったけど……事務所側の共通設定してから適当に
面倒だからね?
『相変わらずの適当さ……流石だ!』
褒めても何も出ないから
「にしてもイベント前なのに凄い人だかり……取り敢えずは……」
所属が帝国……まぁ、壊滅して新しくなった帝国からスタートした訳だけど……
『武器は?』
そうだった……
「取り敢えずは刀に。それと短刀が欲しい……」
事務所の権利により所持金が少し多めに課金してるから買えるとは思うけど……
武器屋無いかなぁ……
にしても……しんど……
『まだ始まっても無いのに凄いね』
いや、何が……!?
『これ、星龍戦とやらでプレイヤーが協力しないとデータロストするからね。皆殺気立ってるの』
なるほど……
「まじ!?」
データロストするの!?
知ってて放り込んだの!?
『驚いてる……?。いや、驚いてるね。分からないけど……』
うーん……まぁ、良いか
それより……どうしよう……
「取り敢えず頑張ってみる」
そのまま鍛冶屋探しつつの……
『あっ、その店に入って!。帝王機持ちがやってる店で結構な性能の武器があるから!』
コメントに言われて見渡すと店があり中に入ると
『いらっしゃいませ』
声が聞こえると店員が出てきた。まあ、見て分かるとおりのプレイヤーでは無い店員
『ここはNPCがやっていて、プレイヤーの方は組織側で遊んでたまに作ったものが並べられてる
まあ、生産職だとは思うけど……実際は分からないけど公表してるあたりは平等にしてるとは思う』
『まぁ、帝王機で一時期は戦争祭りだから当然ちゃ当然だからなぁ』
なるほど……
「えーと短刀とかて有りますか?」
聞いてみると
『持っている武器を見せて貰えますか?』
ハテナが浮かぶと
『持っている武器に合わせて選んでくれる良心設計』
『ただし、初期装備だと両方合わせて選ばれる
ハズレがないから文句は無いけどな!』
な、なるほど……?
『初期装備ですね。でしたら……この刀と短刀はどうですか?』
そう言われて黒い刀身の刀と短刀が置かれていて
『うわあ、値段たけー……』
確かに高いけど……
「これ、真剣の現実だと倍以上の値段だから良心的。それに……現実だと……来国光と貞宗に似てる気がする……」
手に取ってみるとしっくりと来てしまう……マジでどうなってる?
『なんで分かるんだよ……』
『いや、それよりも様になり過ぎてる!?』
『割とガチで暴走巫女になるだろ……』
うっさい
『この刀は帝王機を元に作られています。能力自体は無いですが……切れ味が高く耐久は無しです』
はい!?
『複数の帝王機で作られてるからな……』
そういう事……
「じゃ、貰う」
お金を払ってから受け取り店を出た
「あっ、そうそう。ソロかパーティーか投票で決めるからどんどん投票してね?」
そのまま投票画面を作って開始した
『相変わらず仕事早い……』
『本当にハードワーカーだ……』
投票がどんどんと集まっていき……
「わーお。すごい集まった。という訳で開帳」
開くと僅かながらにソロになっていた
『だよなぁ……』
『closedLiveで夜乃ちゃんはソロでやるのが鉄板だしな』
『取り敢えずはロストしない程度にやらないといけないのが始まりだし、がんばえー』
あっ、忘れてた……
『解説』
『VTuberネタです』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』