第八十二話『侵食侵食』
『絵画にゃ』
『それでは本編へどうぞ』
複数の侵食された帝王機が帰ってきて、何となくだけど……
『あーあ。負けちゃったか。仕方が無いよね。これも彼が分かっていた結末だから』
……
「まぁ、手遅れなのは理解した。俺が知りたいのは……お前はもうなのか?」
彼女に聞くと
『かもね。ほぼ言うこと聞かないし……何よりも見てるもの
足掻けないもの』
なるほどな……
操作して……『『連続連戦』スターラッシュ【侵食】』を手にした
『私を殺ってくれる?』
行動とは裏腹に一気に向かってくるのを、拳で地面に叩きつけてから、一気に浮かび上がった岩を思いっきり叩く
常に俺から侵食され続ける為に……侵食はしてる
だから……
『っ!?』
普通の速度よりも更に早くと吹き飛び彼女に直撃……
は、しないが……僅かながらのダメージは負わせれたはず
『スターラッシュ……帝王機の中で火力が無限に上がりづける帝王機……
何かおかしかったよ?』
俺は歩いて
「侵食されてるんだぞ?」
『『連続連戦』スターラッシュ【侵食】』は文字通り帝王機のままなら外しても大丈夫だが……
侵食時にのみに、侵食してる部分に追加の威力を撃ち込まれる
一倍、二倍……が、二倍、四倍と連続される
今回は2回打ち込んでる
だから、二倍×四倍の合計の八倍の威力で岩を吹き飛ばした
『……聞いていた話とは違うけど?』
軽く振るい地面を叩きつけて
「何をかな!」
一気に無数の小岩を叩きつけた
『剣だと思ったけど……どうして?』
それを余裕の表情で躱されていき目の前まで迫られる
「教えるかよ!」
そのまま殴りつけようとしたのを片腕で止められて、そのままの勢いで吹き飛ばされる
『ふーん。正直……私は君の事が好きよ?』
目を見開いたのと同時に拳が目の前まで迫っていたのを、払い除けて、足で頭を締めるのと同時に投げ飛ばして、後方へと下がった
スターラッシュではほぼ意味無いと解除して持ち変えようとした時に彼女は歩いてきて
『少しお話しましょ?。どうせ……私には残されてないのだから』
そう言うと振り返り歩き始めた
「どういうつもりだ?」
彼女は無言のまま歩き続けた。俺は深くため息をついて立ち上がり彼女の後を
『私の自我なんてほぼ無いのよ?。今はあなたの仲間のお陰で私の制御から離れてるからね
少しずつやっていたんだけどね』
ようやく立ち止まると振り返り
『貴方に任せたい事が有るの』
彼女はそう言って口を開いた
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歩いて歩いて……やがて、目の前の星龍の前へと立った
『クソ……お前ら……何しやがった!』
俺は目を伏せて
「始末しに来ただけ。なぁ、遊璃」
手に持っていたモノを地面に落として見せつけて
「扱い方よ……にしても、アレよりも酷くなってるね。星龍さん?」
そう言って騎士の頭を投げ捨てていた
『貴様ら……やってくれたな……!』
はて……
「一つは返して貰った。そして……」
俺と遊璃は拳を握って構えて
「もう一つは……さっさと終わらせに来たからよ!」
そのまま両方の拳が顔目掛けて殴りつけて吹き飛ばしていた
「まぁ、ただじゃ、死なんだろうし……」
スターラッシュを手に。遊璃は水心子正秀を抜いて構えていた
「うーん。昔の手を使う?」
……
「俺が攻めるから任せた」
一気に走り出したのと同時に星龍が向かってくるが、殴りつけて、殴り、殴り、殴り続け吹き飛ばすと
頭上から影が差して斬り裂いていた
「お互い近接だよ?」
そのまま、顔面に殴りつけ吹き飛ばし、遊璃が背後に回ると胴体を引き裂いて、柄で頭を撃ち抜くと、俺の拳が顔面を更に殴り飛ばし吹き飛ばした
「気にすんな。それよりも……速攻で死ぬわけじゃないだろ?」
ゆらりと立ち上がる影を見て
「だねー。楽しさが激減する訳じゃないし終わられてもつまらないからね」
こいつ……
『貴様ら……ただで……』
俺は目の前まで迫り拳で殴りつけようとしたのを、受け止められ
『何度もやられるかよ……』
そのまま地面に叩きつけられるが、遊璃が振り上げて首を狙ったが、逆に遊璃の首を掴み吹き飛ばし、俺に蹴りを入れて遊璃の後に叩きつけられる
『さっきの勢いはどうした?。終わりか?』
歩いてくるのを、ゆっくりと立ち上がり
「遊璃。悪い。面倒だから短期で行く」
スターラッシュを解除して、空間から
『『暗影絶器』刀光剣影【侵食】』
を取りだして構えた
見た目こそ変わってないが……俺が侵食していた部分が消えていく
『どうい……何だこれは?。お前何した!!!』
俺は構えると今度は遊璃が全ての武装を解除して近くの場所に立つと
「君はもう負け。刀を手に取ったユウ君は私よりもずーっと強いから」
その言葉を言い終えるのと同時に一気に接近して星龍の頭を狙い突き刺した……が、伏せがれて剣が迫ってくるのを、鞘で防いだのと同時に弾き、回りながら頭を狙い切り裂こうと……
が、これも伏せがれ更なる追加攻撃が迫ってくるのを躱して目の前の斬撃を叩き切って、真っ二つになった斬撃は左右へと障害物へと直撃していた
『は?
お前……何だそれ……!』
困惑するのも当たり前……
まぁ、理由は……
「当たり前ね。だって、私が勝つようにユウ君は操作していたからね。不本意だけど……ムカつく程にね」
はいはい。だって……
「あの時はお前を追っていたからな。今は……」
彼女は微笑み
「夜さんだもんね。全く……妬けるわ」
そう言って何かを投げると星龍は弾き返していた
『解説』
『複雑な計算式なんてクソ喰らえ』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』