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第七十七話『侵食』

『もう少しで年末……』


『それでは本編へどうぞ』

覇龍の後ろに着いていく。それだけなら警戒していたけど……侵食が良く分からなかった


それを聞けるのなら……着いていく価値はあると思った


『まず侵食の前に……我等星龍だな』


そう言って立ち止まり振り返ると


『簡単な話。分かってるだろうけど、我等は異星の龍で人間が言う妖危種。この星の生物じゃない』


だろうね……


『更に言うと……異星にも同じ人間は居る。が、全て星龍……つまりは我等の力を持つ人間もして……人間特有の侵食が各々持つ。それが我等の侵食という訳だ


個人を象徴するのが侵食という事だな』


……


『つまりは……その異星とやらの共通が侵食という事?』


彼は頷いて


『そしてこの世界には存在しないのが侵食だ。で、この世界を支配と言うよりかは見ている存在が星龍。つまりは君達の親とも言うべき存在だ』


……


『聞きたいけど……その侵食が何なのかだけど……』


彼は微笑み


『慌てるな。侵食は文字通りだ。但し、我等の場合は違って……無限に広がる宇宙が侵食と呼ばれる存在


その侵食に限界等無く……我等でも知らないな』


……


『で、軍事国家であるイギニリアスの姫はお前の……所有者の兄弟が侵食した影響で闇落ちとやらしておる』


なら……


『問題なのは……その侵食は一度犯されれば……永劫に解けないことだ』


目を見開いて困惑すると


『何も不可能とは言っておらぬ。お主になら……いや、君らの持つ帝軍王機が不完全ならな』


……は?


『我が敵対しないのは……侵食を悪用すれば……報復が来るからだ


侵食は確かに意味無いが……その侵食が利用されれば……死ぬからな』


そう言って赤黒い球体が出現し


『我の侵食を物にしてみろ』


そう言って向かってくる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


息を切らし血を流しながら覇龍を見た


『ふむ……侵食度合いは申し分無いが我の侵食の先には行けてないな』


そう言って向かってくるのを、刀で何とか逸らすが……弾き飛ばされ地面に叩きつけられる


が、目の前には覇龍が居り向かってくるのを、侵食しようとした瞬間に


『無駄だ』


そう言って侵食が僅かに動かなくなるのと同時にお腹をぶち抜かれて、弾き飛ばされ動けなくなる


『まぁ、分かってはいたがな。異星になれたのだって奇跡に近いし、仕方が無いか』


手をかざすと侵食されて傷が治っていく


『どう言うつもり?』


彼は私を目線の高さまでしゃがみ込み


『やはりと言うべきか、侵食自体は申し分無いが……肝心な躊躇いが見える。我を殺す事が出来れば可能なのだが……殺したくないんだろ?』


目を見開いてから視線を逸らしてしまう


『全く……まぁ、それがいいんだか……どうしたものか』


そう言って立ち上がる


『騎士と鬼龍に頼むか……面倒だけど荒業させて貰うぞ?』


嫌な予感しか無かった……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


体が震えて座り込む。目の前には……鬼龍、天使、覇龍が居り……


そして……


『やはりと言うべきか……お前なら分かるだろ?』


覇龍が天使に聞いていて


『そうですね……強いて言うなら、殺す事に躊躇い的になっている。が、枷さえ外せば化けますよ?』


そう答えていて


『我もそう思うな。問題……彼女自身だ』


そう言われて落ち込むが……


『問題無い。一つ確実な方法がある。水心子正秀を……』


それを聞いて目を見開くのと同時に……異星の龍なのを痛感してしまった……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私が帝王機となり進化した水心子正秀……水子を供養する為の神が邪神となり私は贄として生まれた帝王機……


その帝王機である私は初代として異星の龍はそう認識され……


私の手元にはもう一振の水心子正秀が。それも刀身は黒く染まり暗く深い闇に


『……予想していたが想定外だな。覇龍』


そう言って


『まぁな。が、これはこれで面白いし、使ってみろ』


そう言われて鬼龍が構えていた


『……』


侵食により黒く染まり視界がぼやけながら構えるが……同時に意識が消えた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


何故かは知らないけど……皇帝に言われて森深くのジメッとした場所に


本当に何でかは分からないけど……


「何があるんだろうね」


遊璃は呑気に言ってるが……


「割と皇帝だぞ?。シャレにならんだろ?」


ビビってる訳じゃないが……あの皇帝にここに行けと言われたそりゃ、面倒事しかないだろ?


「まぁまぁ。と、着いたみたいよ?」


家が立っていて、周囲は木々に覆われている


『客人か。珍しいな』


そう言って家から出てきたのは、着物を着た黒髪ロングの色白女性……


「皇帝に言われて来ました……」


そう言うと女性は呆れた顔をして


『凡そ検討着いてるが……面倒だな』


そう言って俺達を見て


『まぁ、実験体としてなら良いがその件じゃないだろうし……くだらん事を考えるもんだ』


そう言って手招きをして


『入りな』


そう言われて中へと入ると、見た目とは裏腹に綺麗くて庭園みたいな庭が広がっていて


『さて、皇帝の事だろうからくだらんけど……帝王機だろうね。見た感じだと……君達はこの時代の人間……いや、武具じゃないだろうし、何よりも人間からそうなるのは……あの日以来だしね』


そう言って飲み物を出して


「あの日?」


彼女は俺達を見て


『私は全ての帝王機の制作に関わり……そして……水心子正秀を作りあげた奴の師匠でもあった……


要は鍛冶師と言った所だろう。まぁ、私は主に剣とか刃物以外の武具だけど


で、聞きたくは無いが……要件を聞こう』


そう言って座り、俺は彼女に話すと……僅かに微笑み


『なるほど。面白い……だが、一人一つを扱うんだ。相手は?』


そう聞かれて


「星龍。それも上の」


そう答えると笑い出して……やがて俺達を見て


『あの化け物を相手にするか。良かろう。良かろう。手を貸してやる。ただし……星龍の血と侵食の技術を貰うが……どうだ?』


手を出して不敵な笑みを浮かべ交渉してくる


「良いよ。ただし……貴女が私達の所有者としてならね。そしたら実験材料として、供給出来るよ?」


そう返して


『フフ……そうね。良いよ。所有者になってやる。約束は守れよ?』


そう答えると遊璃は彼女の胸元に触れて


「直接侵食を与えるからそれで満足してね」


そう言うと侵食していた


遊璃も中々に……

『解説』


『今回は特に無し』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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