第七十一話『天聖』
『最近の眠気が凄い……』
『それと、覚えのない工具来てビビってる……にゃ……』
『それでは本編へどうぞ』
天使を倒し次に行こうとしたら重圧の殺気の重みがのしかかって見上げると……
「騎士……?」
そう呟くのと同時に、衝撃波により吹き飛ばされ木々に……
『奴は鬼龍』
その声と共に小さかった龍が押さえつけていた
……
小さく……無いな……
「ダスト?」
遊璃が疑問そうに聞くと龍の様な天使はこっちを見てから
『話してる時間は無いし、奴は面倒だから引く』
そう言うと槍で牽制すると俺達を抱えて飛び去った
困惑してると……
『此処でいいか……』
そう言って降り立つと
『我は……不完全体で、君と同じであり……分かれた魂の一つ
帝王機と軍王機がかつて共に作ろうとした兵器で失敗機の一つ
故に消された兵器だ』
なるほど……正史ルートでは明かされなかった訳か……
でも……
『疑問に思うのは、水心子正秀と骨喰藤四郎だな。あれらは分かれ絶った我の一部が流用されてる
これは水心子正秀の偽装で秘匿されてるはずだ』
なるほどな……
『君達にお願いしたいのは……我の魂を戻して欲しい』
……
『簡単な話……洗脳され操られてる我の魂を殺し戻して欲しいと言う事だ』
彼女になるのか……
めんどくさい……
「メリットは?」
弱体化以外の……?
『我しかないな。と言うよりも我しか差し出せぬな』
なるほどな……
「それでいいよ。で、聞きたいけど……鬼龍は何なの?。君もそうだけど……龍と呼べる姿をしてない気がするけど……」
確かに……天使……目の前の天使の輪の様なものと背中に五星輪の様な複雑な輪が見えている、二足歩行の龍人の様な姿……
何と言うか……本当に龍なのか疑わしい感じがした
『簡単に言うと在り方だな。我は天使……つまりは天使に酷似し天使の在り方になった龍
鬼龍も当然同じ理由。攻撃が即死レベルの龍で鬼に酷似し鬼の在り方になった龍
それと同時に侵食の共通効果がある』
……?
「どういう事?」
遊璃が聞くと彼は行動で教えてくれた
『我等の侵食は共通。君の侵食の支配同様に、侵食されれば、同様の支配の他に付属効果として……我は防御となる』
……
「そういう事ね。鬼龍の侵食は攻撃になる訳?」
天使は頷いていた
『問題は他の我の魂。それはおいおい分かるだろうから……鬼龍の方だ。簡単な話……一撃入れれば問題無い』
何となく聞いていてそう思ったけど……
「無理よね?」
彼はあっさりと頷いた
『先程見た通り……攻撃こそ最大の防御を体現した存在。無理矢理にしか突破出来ないだろうし、防御も貫通する能力
侵食があっても無くても意味も無い』
また死にゲーになるのかよ……
『それは無い。奴は……一体一の勝負が好きな上に……そっちには居るだろ?』
……
「私達じゃ、駄目なの?」
彼は目を伏せて
『無理だ。奴は一体一を望む。あの場に来たのは……彼女だろうし。考えうる条件が彼女のみだ』
そういう問題か……
となれば……
『問題無いよ。私も君と同じ星龍になったらしいし……何よりも私は彼女の意思だもの』
水心子正秀が出てくるとそう答えていた
『それと一つ。我は君の帝軍王機でもある。つまりは二対一本の帝軍王機だ』
マジかよ……
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【帝軍王機】
『『希絶水神星天帝』ソラリア・ソラリス【希絶水神・刀光剣影】』
・星龍帝王The・Auroraーguranndokurosu【水心子正秀】
……全てを引き裂き闇と侵食を広げる刀。大太刀と薙刀が組み合わさってる基本武器と『水心子正秀』と『骨喰藤四郎』の刀で本体で生きた帝軍王機。少女の姿をしてる
・星龍帝王The・InfiniteーDarkness・Zeroーuniverse
……The・Mercury、The・Venus、The・Earth、The・Mars、The・Jupiter、The・Uranusu、The・Neptuneの全ての武装し、夢幻の再生と侵食を進める
・太歳星君天津甕星
……周囲を宇宙空間にし、自身の能力の効果全てを必中にするのと同時に侵食する。侵食時は帝王機、軍王機、国王機の全ての能力を機能停止させる
【帝軍王機】
『『星龍宣帝』ダスト・オーダー【星龍王騎士】』
・星聖機星天使razieru・order
……絶対防御を展開する。侵食時は自身は防御上昇、敵対は防御下降する
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マジかよ……
「それじゃ、討伐しに行こっか」
そう言って遊璃は彼女に目を向けると
『そうだね』
そう言って歩いて向かっていた
『解説』
『常に進化はする』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』