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第六十二話『イベント』

『んにゃ』


『それでは本編へどうぞ』

運営によりイベントとは違う用意されたシナリオに来ていた


『我が子達よ』


あの時の龍と……横には俺達と似たもう一人の姿が


『父。俺が父の後を継ぐんだよな?』


そう言うと


『そうなるかもな……』


そう言って俺達の方を見ていた。そして何も言わずに飛び立つ


『お前は落ちこぼれで役に立たないからな。残念な兄弟だ』


そう言って歩いていく


「これが最初……?」


遊璃が聞いてきて


「だろうな。まぁ、良くある誰が継ぐか決められたルートだろうな


それよりも……この場とあの時の場所……成程な。故郷らしいな」


周囲を見るとあの時に見る場所だった


「どうする。あの時程温和じゃ無さそうだし……やる事ないけど?」


その時に歩いてくる音が聞こえて振り返ると一人の少女が立っていた


その少女は頬に触れると


『迷子の龍?』


そう言って聞いてくる


「かもね。貴女は?」


遊璃が聞くと


『遠くの国のお姫様。一緒に来る?』


そう聞いてきて頷こうとしたけど、良く見れば……武装状態で……周囲には誰も居ない


一人で来たにしては可笑しいし……


「どうやって来たの?」


彼女は首を捻りながら


『気が付いたら居た。でも、貴女は悪い龍の様な感じがしない……貴女の横に居た龍は何か変?』


首を傾げていた


「直感が良いみたいね。で、送るけど……」


そう言って羽を広げようとしたら


『歩いて行こ?。お姉ちゃん』


そう言って手を引っ張られて歩く


「怖くないの?」


彼女を見ると俺達を見て


『ううん。怖くない。それに優しそうだから好き』


……


「ありがとう。でも、長くなりそうだから送るわね」


そう言って羽を広げて彼女を送る事に。不思議と道に迷わなかった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


夜になり木の上でウトウトしながら


「ふぁ……これがイベントなら長期的だと思うけど……」


長期的になり時間が足りないと思ったが……しっかりと七日間分の時間を更に圧縮し長期期間に対応して合わせてるらしい


まぁ、終わる頃には終わるらしい……と言うよりかは調整が自動的にされるとかで大丈夫との事……


「それよりも……ルート分岐有るらしいし……さっさとやらないといけないのかな?」


どうなんだろう……何処まで圧縮されてるかによる……


「考えても仕方がない。一先ずは次の日にしよう」


考えても分からないから眠る事にした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


次の日になると俺達の膝の上に頭が置かれていて……


「どうする?」


昨日の子が居た……


優しく撫でるとゆっくりと目を開けていて


『お姉ちゃん……はよう……』


欠伸しながら背伸びをして俺達を見ていた


「私送ったよね?。何で居るの?。と言うよりか……気配無かったけど!?」


遊璃が困惑するのも無理は無い。一番敏感なのに……


『人より存在感無いだけ……むにゃ……


そうだった……お父さんがお礼したいと……言ってる……すぴぃ……』


寝たし!?


「送る?」


……


「いや、このままで良い。どうせ……ろくな事にならないと思うから」


過去編とは言え……あの龍と星龍王があの性格ならな……


それに此処は感覚的には俺達の支配地らしいし……


暫く待ってると、彼女が目を開けて


『アレ?。あっ、お姉ちゃん。行こっか』


……何も言うまい……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


城……と言うよりかはあの、イギニリアスの城そのもの。そして彼女は俺達の手を握って中へと連れられる


メイドやらなんやら


取り敢えずは現在よりは結構平穏な感じだった。何処で違ったのか……


それが分かれば……


「ねぇ、考えたけど……史実通りに進むとしたら……間違った道を選べばバットエンドになるとかじゃないのかな?」


考えればそうなるけど……


「総当りになるだろうな……」


何も無ければ……


『お姉ちゃん。着いたよ?』


そう言われてから見ると扉が。思った以上にお嬢様なのを再認識した気がしたけど……


取り敢えずは中に入ると


『お主が我が娘を助けてくれた……龍……龍神様!?』


……


「教えてなかったの?」


彼女は首を傾げて


『優しいお姉ちゃんしか言ってない』


ダメだこりゃ……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


落ち着きを取り戻して、軍帝?が膝まついていて


『お礼を申し上げたい。送っていただきありがとうございます』


ここまで深々礼をするの初めて見た……


「別にいいよ」


そう答えると


『感服です。さしては何かお礼とお願いをもうしたく……』


……


『お礼はどんなものでも。そしてお願いはその力を貸して頂きたくお願いしたくありまして……』


なるほど……



『解説』


『んにゃ』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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