第六十一話『イベント・ラスボス』
『んにゃ』
『それでは本編へどうぞ』
その時に空が迎えに来たのか俺の横に来ていて
「何で?」
夜が聞いていて
「雇い主だからよ。それよりも……派手にやり過ぎ。私の軍王機……怒ってる。と言うよりか、余波が来ていて混乱してるから」
そんなに……?
「敵て事ね」
そう言うと
「まぁね。ユウは私が雇ってるから敵側。それに……」
森の方を見ると歩いてくる音……
「君も?」
……彼女が視界に入り
「『雇われた……』」
フランス語でそう言う。大体のニュアンスから不服そうにしていた
「一応言うと……ユウは国のラスボス。彼女はボスの様な立ち位置」
マジですか……
「あの……空さん、ご冗談……では無いよな。どうやって殺せるんだこれ……」
だろうな……俺も分からない
「建前は……それじゃ」
俺と彼女は空に連れられ戻る事になった
「で、能力見てたけど……」
そう言うと
「ヤベェな。私でも倒せないかも。良くこの世界の住人は兵器にできたもんだね」
そう言った
「簡単な話……この龍は生きていて力を貸してるだけで何時でも裏切れる。利害の一致て奴らしい」
そういう事か……だからこんなにも……大人しくしてるのか……
「それで報告義務と始末書あるみたいだけど……やる?」
やりたくないと言っても意味無いでしょうね……
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まさか……余波で全ての都市機能落ちているとは思わないけどな!?
流石は現実でも影響をもたらし経済効果を壊滅させるだけの力な事!?
「はぁ、始末書は全ての効果を書けとか軽いな!?」
本当に彼女……軍王機に操られてるのかな?
空の友達と理由で緩めてくれてるのかな?
そこが分からない……
「確かめてみる?」
そう聞いてきて
「いや、下手に動いて怪しまれるよりかは素直に従っておこ
信用勝ち取った方が動きやすいし」
という訳でさっさと書いて探索しようか……
と思ったら意識が遠のいて気が付くとあの場所に
「何で?」
俺が聞くと
「彼が話したいことあるらしい」
遊璃がそう言って視線をずらすと一際大きい龍が居た。天体程と思ったけど……
『小さくしてる。それよりも……我を扱いきるとはな』
……
「その為だけにか?」
彼は少しだけ笑みを浮かべると
『彼女に力を明け渡してよかった。我は星の消滅をしてる
協力してるのは……力を戻し復活する為だけ
が、その必要も無くなったから』
遊璃か……
「それはそうと……イベントだけど……彼が関係してるみたい」
は……?
無いとは思ってたけど……
「過去に関係するイベントらしい。で、聞きたいけど……」
そう言った瞬間に
『それは言えぬな。何せ……我を見つけた君達に見て欲しいから』
なるほど……
『使ってみてどうだ?』
……
「一言言うと星だなと感じたし、はた迷惑だな」
見るからに落ち込んでる所を見ると……相当ショックなんだろうな
「ただ、ラスボスと言われれば……強化されすぎだな」
そう答えると見るからに喜んでる。チョロゴンだな此奴……
「一つ聞きたいけど……星てことは……宇宙そのものなのか?」
彼は俺を見て
『それぐらいは良いか。そうだな。我は宇宙そのもので無限の命だな』
そういう事か……そして圧縮し凝縮したのが軍王機なのか……
待て……そうなると……
『最悪のことならん。死んでも別の我が出来るからな。ただ……問題なのは彼女だ』
……?
「簡単に言うと私が宇宙そのもので彼のネトラレ妻よ」
……
「お前シバくぞ?」
そう言うと彼が慌てて
『此奴が勝手に言ってるだけだ』
遊璃を見るとそっぽを向いた
「はぁ……」
面倒くさくなったからら
『それと一つ。星龍王機spaceーγーLangeと星龍王機spaceーβーLange、星龍王機spaceーαーLangeを解放しておく』
そう言うと遊璃の残りの翼と真ん中に光の粒子の刃が広がっていた
気が付くと彼女は展開していて
「本当は嫌だけど……結構気にいってるから」
めちゃくちゃ……
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ログアウトして休憩してからログイン。飛霞姉さん達?。遊んでるさ……
取り敢えずは周囲の探索と思ったけど……
「なるほどね」
城の中……それも上の方空飛んで見て分かったけど……無数の妖危種と像が置かれていて、その像があの龍
そして飛んでる妖危種は襲ってこない
と言うよりかは信仰の対象の扱いなのか敬れてる気がする
「さて……」
降り立つと武装を展開し本来の星龍王機の姿に。何となくそうしないと思ったけど……
『……』
そういう事か……
「私達自身ではなく、この姿に尊敬し……まともになってる訳……」
彼女は歩いて
『私もアナタから作られた軍王機……親のようなもの。だからこそ……私を解放して』
……
「厄介な面倒な……」
彼女は身を委ねて来て、遊璃は優しく抱きしめていた
「これが親の気持ちね
それじゃ、軍王機の全てを教えて」
彼女は見ると
『私は分からない。けど……これが教えてくれる』
胸元の埋め込まれたコアを見せてきた
「なるほど……ねぇ……私の星龍王機にならない?。と言うよりか……利害の不一致よ」
そう言うと魔法陣が展開され星龍王機The・SunーhelloFlareーcoronaが出てくると飲み込み
胸元のコアが弾き出されていた
「さて……これ、どう説明しようかしら?」
星龍王機The・SunーhelloFlareーcoronaを見てそう呟いていた
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イベント日を確認していた
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『星龍王の追憶』
……星龍王が残した軍王機。利害故の利害決裂。そして、星龍王の遺産が世界を滅する
・レイド決戦イベント
7日の聖戦聖域守護決戦し、進行するボスを食い止めろ
一日目・星聖機星天使レイド
……星聖機星天使を食い止めろ
阻止指定・転移装置破壊
二日目・星聖帝鬼龍レイド
……星聖帝鬼龍を食い止めろ
阻止指定・レイドゲージの全損
三日目・星聖覇龍レイド
……星聖覇龍を食い止めろ
阻止指定・レイドゲージの全損
四日目・聖戦決戦レイド
……聖戦決戦を食い止めろ
阻止指定・星聖覇龍、星聖帝鬼龍、星聖機星天使の阻止のどれかできなかった場合はレイドゲージの全損。していた場合は準備期間となる
五日目・星聖騎士レイド
……星聖騎士を仕留めろ
阻止指定・完全停止
六日目・星聖天体決戦レイド
……星聖天体を止めろ
阻止指定・星の崩壊を食い止める
七日目・星聖龍王帝決戦レイド
……星聖龍王帝を完全勝利
阻止指定・星聖騎士、星聖天体が成功してれば弱体化。して無ければ、両方開始と同時に同時撃破
・決戦レイド戦の為にプレイヤーの協力が必要。単独も可能だが難易度が上がる為にオススメしない
・どれか一つでも成功しなければゲームデータの全ロストします
・全ロストとなった場合はアップデート後、続編の配信が開始しデータの移行となります
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……
「プレイヤーに優しくないね。だから私なのかもしれないけどね」
メールを見るとイスラム……まぁ、適当な……いや……
「会うか。入り込めたしこれがあるし」
遊璃は納得してメールを返していた
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イスラムに会うと絶句された
「なるほどな……分からんが、あのイベントか?」
俺は頷いて
「効果はさっき言った通り。ただ問題なのは……ラスボス扱いな点と何故なのか。そして今のラスボスがイベントでは無い確信が欲しい」
イスラムは考え込んでから
「正直言うとお前と現状勝てる気がしないから、そっち方面で調べてみる」
そう言われて
「それと……」
俺は軽く説明すると
「分かった。そっちも調べてみる」
そう言って話し合いは終わった
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軍王機……
『『大星天帝』星聖帝龍ソラリア・ソラリス【帝王星】』
異界の聖域の妖危種の星龍王を素材に生み出され生きた肉代を侵食させる軍王機。全ての軍王機の素材となった化け物
・星龍王機The・Mercury
……機械の羽に覆い皮膜となり機動力を上げる
・星龍王機The・Venus
……胸元の突起物に覆い背中を貫通させ全身の身体能力を上げる
・星龍王機The・Earth
……両手を覆い破壊力を上げる
・星龍王機The・Mars
……体を覆い衣服を身に纏い防御力を上げる
・星龍王機The・Jupiter
……両足に覆い加速度を上げる
・星龍王機The・Uranusu
……心臓覆い回復力を異常に上げる
・星龍王機The・Neptune
……瞳に覆い視力を上げる
・星龍王機The・burakkuho-ruーqwe-sa-
……大剣型双刃剣。触れた物質全てを飲み込む
……『『希絶水神』水心子正秀【刀光剣影】』により飲み込んだ後に消滅させる
・星龍王機The・howaitoho-ru
……大剣型三又双剣。触れた物質を変質させる事が出来、大元の軍王機
……『『希絶水神』水心子正秀【刀光剣影】』により触れた物質を偽装する
・星龍王機The・bikkubannーmeteor
……浮遊する羽の一部を大剣にし攻撃性を上げる。爆発し全てを破壊する
・星龍王機The・su-pa-nova
……浮遊する羽の一部を大剣にし攻撃性を上げる。触れた物質に死を与える
・星龍王機The・StardustーComet
……尻尾に覆い刺突性を上げる
・星龍王機The・totalーsolarーeclipse
……全てを闇に包み、星龍王機の全てを上昇させる
・星龍王機spaceーα・β・γーLange
……背と羽を覆う形で星屑の粒子が装備されていて周囲に居る全ての生物に無敵を付与し続ける
・星龍王機The・SunーhelloFlareーcorona
……生物を呼び出す。見た目は異界生物で人型。炎を身に纏ってる。現在は骨喰藤四郎を取り込み女性型になってる
・星龍王機The・Auroraーguranndokurosu
……魔法陣内の全ての軍王機、帝王機、国王機の全ての能力を機能を停止させる。全ての軍王機に隠し能力として同じ機能を持つ
帝王機……
『『希絶水神』水心子正秀【刀光剣影】』
黒い海を生み出し操り、飲み込んだ全てを取り込み自在に出し入れする事が出来る
奥の手
・対象者の臓器を全て奪い水子を作り出し攻撃をする
・所有者含む全てを偽造し全く新しい能力を作り上げ現実にする
……現在は『『大星天帝』星聖帝龍ソラリア・ソラリス【帝王星】』に取り込まれてる
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何と言うか……改めて見てもバグってるよな?
「仕方無いわね。ラスボスだもの」
はぁ……
「それで、イベントどうふるの?」
そう言って聞いてきたのと同時に
「メールだな…………」
確認してみるとはた迷惑な運営からの提案……
「楽しそうだからやってみたら?」
いや……
「強化イベントと言うよりかはさ……明らかにラスボスの力を戻そうとしてるよな?。しかも、明らかにイベント期間中だし」
多分……
「仕組まれてるね。敢えて乗るのは良いけど……ここまで乱入してくるて事は……」
不味いんだろな
「仕方が無い壊すか……」
展開し地面を破壊して突き抜けていく。暫くしてから扉が開き
「壊すのは止めて。これ始末書」
……
『解説』
『んにゃ』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』