第五十八話『幻霊』
『すみませんでした。同じ話を投稿していたのに気付かずに放置してました……
変えましたので、よろしくお願いします』
『それでは本編へどうぞ』
一気に押し返して刀と剣同士弾き返していた
「何が起こった?」
俺……
いや……これは……
「全く……そうまでして幻霊を追うのね」
ゆっくりと目を開けた
「何を言ってるんだ!」
向かってくるのを、躱して無数の斬撃でバラバラに
「悪いかよ」
俺がそう答えると
「いいえ。そこまで思って貰えるなて嬉しいなて……でも、彼女さんには悪いわよ」
そう答えられるのと同時に刀で防いでいた
「さっきからごちゃごちゃうるせぇな!」
目障りになってきた……それは彼女も同じなのか……
「悪いね」
そのまま弾き返すのと同時に、四肢胴体頭全てを分割して地面にバラバラに
「で、どうするのよ。私……水心子正秀だけどあっちよ?」
……
「それについては後で。それよりも……」
刀を納めて歩いて闘技場……
「まだ終わってねぇぞ……」
もう再生したのか立ち上がろうとしたのを……
「終わってるわよ」
納める音を鳴らすと目の前に心臓が落ちて踏み潰していた
そのまま光となって消えていく
「はぁ、取り敢えずは君の言う通りに大人しく言う事を聞くことにするよ」
そうして貰えると助かる……
上手くいく保証は無いのは分かっていたけど……
成功するとさえ思わなかった
で、優勝……したのか分からないけど追いかけて来る感じがしたから空に連絡してからログアウトした
流石に疲れたから
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次の日の昼過ぎに空から連絡で待ち合わせ場所に向かった
「急にログアウトしたと思ったら……何してたの?」
あー……
「悪い。こっちにも事情が有るからな……それよりも結果は?」
彼女は呆れつつも
「何とか取り直したから大丈夫よ。それよりも……」
俺は手で制して
「それは言えないな、こっちの問題もあるからな」
彼女がな……
「そう。取り敢えずはログインしたら教えて……彼女と話さないといけないし、体裁があるからね」
そりゃ、そうか……
はぁ……どうしたものか……
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欠伸をしてると終夜から電話来て出てみると……
「何で呼び出されてるんだ……俺」
終夜にファミレスに呼び出されて
「ほら、忘れてたけどさ……お前進路とかどうするんだ?
来年には決めないといけないだろ?」
……
「まぁ、ぼちぼちだな。それよりも……そんな話なら……もう少しで長期休み終わるし、宿題したらどうだ?」
終夜が黙るのを見逃さなかった
「お前こそ……」
そんなの当たり前だ
「だろうな……まぁ、それよりも……」
話をズラしやがって……
「どうするんだ?」
……
「漠然としてるのなら医者だな。無理なら……救えるなにかだな」
それだけ答えると
「まだ引っ張ってるのか?。夜と戻ったのに……」
……
「悪いかよ……初恋だったんだ」
それだけ言うと
「その結果が夜だろ?。俺は何も言えないし言わないが……夜には言っておけよ……
彼奴、彼女の事……本気で気にしてるかもしれねぇからな」
そんな訳無いだろ?
「お前らが初めて付き合った時もそうだったけど……誰よりも彼女が祝福し応援していたんだからな?」
……
「あの事故の後も……いやよそうか。しんみりしてきたし……何よりも」
携帯の画面を見てから
「見てるかもしれねぇからな」
……
「お前……わざとだろ?」
俺が聞くと
「さぁな」
……
そういう事にするか……
「そうだった。お前……思い出したのか?」
……
「まぁな。女装理由も多方はな。それに……お前が夜が好きだが……俺に譲った理由もな」
目を見開いてから
「それは忘れとけ……
で、犯人とか思い出したのか?」
……
「俺を殺そうとした奴か?
そんなの今更興味ねーよ。数年も前の話だ。今更探してもどうせ見つかりさえしねぇさ」
心当たりがない訳じゃないが……今した所で意味は無いからな
「そうか。それともう一つ。夜には話しておけよ。彼奴にとっては親友だったんだからよ」
それもそうだな……
「なぁ、終夜……ゲーム内で会ったらさ……俺じゃないかもしれない」
終夜が俺を見て
「どういう意味だ?」
言葉に詰まりそうながらも……
「これはまだ誰にも話してないし……お前だから話すけど……」
終夜に簡単にだけど説明すると
「アルターエゴ……
つまりは水心子正秀はこっち側にシンギュラリティが起き、遊飛の心臓と移植されてる部分の記憶を読み取って……擬似的に蘇らせたと……
確かに信じられないな」
だろうな……
「俺は信じるけどな
だって、あの遊璃だろ?
彼奴ならやらかしそうだし……それに遊璃はお前にしか見てなかったからな
言わば里香のようなもんだろ?」
首を傾げつつ
「最後の意味は分からんが……お前の想像通りだな」
何を言ってるんだろうか……此奴は……?
「分からんか……
ただそうなると……厄介なのが刀を持ってしまったのか……こりゃ、手を回すのは大変だな」
そうボヤいていたのを俺は遠い目をして眺めている事にした
『解説』
『関係無い話……イベントのせいで書く筆が止まる……』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』