第五十六話『適応』
『FGOのイベントです……すみません……』
『それでは本編へどうぞ』
ログインしてイギニリアスへと向かう。彼女からは地図を受け取り見て
『どうして一緒に?』
彼女が聞いてきて
「一つは、一緒に向かうと警戒されるし彼女自身の身も危ないかもしれないから
二つ目は……実力主義なら……お前の得意分野だろ?」
彼女は納得したのか
『出来ない事も無いけど……偽装するにしてもどう偽装するかを教えてくれないと……』
簡単……
「君が国王機になってくれればいい。もう一振は視認出来ないようにすれば良い」
幸いにも、国王機の情報はイスラムから必要と適当な理由で受け取っていたから……
似た様なものになれば上手くいくはず……簡単じゃないけど……
『……無茶言うね。まぁ、それが私の認めた所有者だし、やるよ』
後は……
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『で、向かうにしても移動は?』
まぁ、地図を見る限りは数時間の距離……となれば走った方が速いけど……
「行くにしても……流石に……」
その時にメールが来て確認してみると……
「予定変更だな。走っていくぞ」
軽くジャンプし準備運動をしてから一気に走った
『無茶苦茶だね。まぁ、良いけどさ……確認だけど……本気でやるの?』
……
「まぁ、勝てるかと言われれば俺は勝てないし、やるなら君と合わせた方が勝てる確率上がるのなら……そうする
それに見たのなら分かるだろ?」
彼女は暫く黙ってから
『信じられないけど……君がそういう存在なら私は見てみたいから良いけど……
保証しないよ?』
笑みが零れ
「なら決まりだ」
更に加速して一気に突き抜けた
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『まさか経ったの一時間で……』
流石に疲れた……
「落ちたな……」
そう呟くと
『何かしてたの?』
メールを見ながら
「まぁな。辞めたけどな」
そのまま歩いて、目的の場所へと向かった。まぁ、イギニリアス自体は賑わってるけど……
殺気が凄い……そりゃそうだよな。入る時も簡単に入れたけど……出るのがしんどそうだし……
『出る気ないくせに』
ご最もです……
んで、目的の場所が……
『兵士試験?』
俺は頷いて
「さっきメールで今日に兵士試験があって、陛下……目的の人物も見てる会場でトーナメント戦を
戦力と軍王機扱える人材を見つける為に開催する話で
ほら、帝王機の全てはこっち側に行ったからな。早急な戦力増強目的だろうから……
参加して上手く目に止まれば入れる寸法」
空がどうにかしてみたいだけど……俺が来れない事を承知の上で枠を嵌め込むとは思わなかったけどな……
受付を済ませる。と言うよりか……何故か通ってしまうあたり……根回しは済んでるのかよ……
「意外と早く来たのね」
空が会いに来たのか伝えに来たのか……待っていたのか……声を掛けてきた
「色々言いたいが……勝てばいいんだろ?」
俺がそう言うと
「そうね。あの子も見てるからあまり悟られないよね」
そう言って歩いて戻っていく。それだけの為に来たのなら……心配してか?
分からない……
取りは出番まで……
『確認だけど……能力は『無し』でいいの?』
俺は頷いた
「国王機の中で能力無しだが性能のいい奴があるのなら……それに合わせる
無理なら最悪自己身体強化さえ出来れば良い」
彼女は不思議そうにしながらも
『分かった。取り敢えずはこのくらいかしら?』
俺は首を横に振り
「悪いが……限界の重たさにしてくれ。訳は後で話す」
困惑しながらも……ちょうどいいくらいの重さになってくれて
『それで偽装は固定だ
見ておけ。分かるからな』
俺は笑みを浮かべ名前が呼ばれ向かう
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不安だったけど……
「手出できないように根回しするけど……鈍ってないか彼奴」
確かに……でも……
「別れた理由が終夜と他に……大会前日の事故だからね……」
終夜は建前と依然なら言っていたけど……多分……
「確かに俺はお前が好きだったけど……お似合いだし負ける気しなかった……でも……いや、あの時は俺も悪かったし……彼奴が居なければな……俺まで辞める事は無かったからな……」
終夜を見てから
「だから帝王機はそれなの?」
気になって聞くと
「まぁな。さて……そろそろ動きそうだし上手く立ち回らないと……バレるからな」
そう言って立ち上がり歩いていく
「そうね……」
後に着いていき心配しつつもこの世界なら大丈夫と思って根回しをする事にした
『解説』
『特に無し……です』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』