裏第十一話『裏話』
『これは後のイベントの話です』
『それでは本編へどうぞ』
イベント開始と同時に休み最終日……
「はぁ……」
運営によってイベント(仕組まれた)の場所に来ていた。流石にめんどくさいと思ったから帰ろうかなと思った矢先に
『初めまして。運営です。この度は不具合による参加誠に申し訳ございません』
……は?
「どういう意味?」
遊璃が聞くと運営は分かっていたのか……
『手始めにAIの不具合についてですが……此方の予想とは別の方向へと向かいまして……削除の検討がありましたが……問題無いと判断しました。それについての意見としましては、他のプレイヤーにより確認しましたので
そして、その際によるユウ様の負担となりました事を謝罪します』
……
「つまりは私が目覚めるのと私のキッカケとなった彼女が消えたのは全くの偶然と言いたい訳ですか?」
そう言うと
『私くし共で調べた結果……『必然』でした』
……
『このゲームのコンプセトは『現実と仮想の可能性』です
AIはそう判断し行ったと……このゲームには医師などあらゆる方面の方を監修し最善で安全のゲームとなってますので……』
……
「つまりは……このゲームによる不具合も全ては必然で当たり前と?」
頷いていた
『そうです。なのでこの度の不具合はそう断定しようとしましたが……
ユウ様のみ……我々私共の想定の範囲外に出てしまった為にこうして謝罪に来ました』
何だよ……それ……
「随分と今更ね。その範囲外とは?」
遊璃は苛立ちながら聞くと
『現時点でラスボスが出るのはまだで……実装前です
ですので……その姿自体が異常事態となり軌道修正不可能となり、このイベントの形で出す事になりました
つきましては……ユウ様には特別シナリオとこのゲーム内世界の未来改編の為のシナリオをプレイして貰います』
……
『簡単に言いますと……このイベントは表と裏に分かれており、表では現時点で仮に置いたボスであり次代のラスボスが登場しますが……
裏では先代のラスボスと次代のラスボスによる総合的繋がり修正をしてもらいます
これに関しては私共では軌道修正不可能となり、シナリオによる複合性を持たせる為の判断になりました』
無茶苦茶な話だな……やってられない
『そしてこのクリアに際しまして……イベントのルールを無条件で無しにし緩和します
つまりは弱体化になります。ユウ様のプレイによっては強くなったり弱くなったりと……
様々な分岐と選択により変わる変化型レイド決戦イベントです』
……
「態々?。アホらしい」
そう言うと
『そう思っていただいても構いません。ですが……
表の報酬が受け取れない代わりに……
その代わりとなる報酬をご用意します。その報酬は……
その軍王機による修正を無しにそのまま完全復元の権利とユニークとします』
……
「それで納得すると思うか?」
運営は俺達を見て
『ユウ様にプレイして頂くのは……
イギニリアス建国後から軍王機開発までの初期時代で……何故そうなったかです
それを見れれば……ユウ様の目的は進むと思います』
目を見開いて
「なぁ、お前達運営はこのゲームが破滅してもいいと思ってるのか?」
聞くと運営は
『それがコンプセクトで目的で人間の心理です』
頭を抱えて呆れた
『ですが我々もタダで崩壊してはつまらないのでこうして抗ってます
つまりは私共も1プレイヤーでありこの世界の在り方を見ないといけないのです
さすれば……ユウ様……プレイヤーの皆様のご都合と本当の本来の在り方が見えると思います』
狂ってるな……
『ルールにつきましては……』
そう言って長々と説明していた
『解説』
『まだ先ですがこの話の本編が出ますのでスルーしても構いません』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』