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第六話『健康?』

『二話目です』


『それでは本編へどうぞ』

一旦ログアウトしてから次の日になりまた病院に


「お兄ちゃん。見ていたけど……飛嘩(とうか)が……」


飛舞(とうま)の方か……


「構わんよ。俺は先生に聞きに行くだけだから待っててくれるか?」


飛舞(とうま)は頷いたのを確認してから先生の元に


「健康状態は良好なので問題無いです」


……


「なら良いけど……あのゲーム、体に悪いのは分かってか?」


聞いてみると


「私の方でも忠告はしましたけど……飛嘩(とうか)さんの方が聞かなかったのでやむ無しです」


頭を抱えた


確かに、病院側は患者の意思に尊重するけど……強く引き止めろよ……


「遊飛さん。言いたい事は分かりますが……軽く説明しますと……


飛舞さんの本来は体が弱く動くのは止めておくべき何ですが……


どういう訳か、飛嘩(とうか)さんの時の身体検査では全くと言って良いほど状態が良好なんです


二人の人格に対して体が合わせてる……それしか考えられない程におかしな事になってるんです」


変化してる……?


「恐らくですが……体自体にも解離性同一性障害の後遺症みたいなのが出てるかと……」


マジか……


「となると……主人格である飛舞(とうま)はこのまま。飛嘩(とうか)は自由て事か?……」


先生は頷いて


「恐らくは……」


はぁ……


「原因を調べる為にも検査は続けます」


俺は頭を下げて飛舞(とうま)の元に……だけど、窓際に座って風をなびかせた赤い瞳……飛嘩(とうか)が俺を見て


「僕は問題無いかったでしょ?」


……


「お前……分かってるのか?」


俺が聞くと飛嘩(とうか)は飛び降りてから俺の所に来て


「僕は飛舞(とうま)の妹。姉を守る為なら頑張る。お兄ちゃんなら分かって?」


優しく頭を撫でて


「はいはい。無理しない事だな」


それだけ伝えて


「軽いなぁ……まぁ、そこがいいけど……それとお兄ちゃん。僕は誰も信用してないのは覚えておいて」


俺は飛嘩(とうか)を見て


「分かってる。もう帰る。次のゲームの時にな」


それだけ伝えて病室から出た


誰も信じてないか……


「俺もだ。終夜や夜もな……」


俺は誰にも聞こえない声で呟いた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


再びログインすると目の前には氷が蜘蛛巣城に張られた上で放電してるのか周囲が電気が迸っていた


その上では二つの紋様が両腕と中心である胸に広がった飛嘩(とうか)が見下ろしていて


「お兄ちゃん?」


そのまま降りてきた。服装も……いつの間にか手に入れたのか胸元が少しだけ開いて紋様が見える半袖ワンピースに……


てか……


「それが能力なのか?」


飛嘩(とうか)はムスッとして


「そだよ。適合したのか扱えるようになってた。帝王機は『『紫電渦雷』ケラエクレール』と『『氷淵雪魄』ヘイルグレール』


電気を無から生み出すのと氷を無から生み出す能力」


なるほど……


「前の所有者……なんと言うもんを隠し持ってるんだ……!」


流石に引くぞこれ……


「そうそう。お兄ちゃん……一つだけ提案あるけど……」


此奴の提案……嫌な予感しかしないけど……?


飛嘩(とうか)の提案を聞いてから、この帝王機の生まれ故郷へと向かう事にした。多分……記憶が残ってるのかすんなりと分かるけど……


「にしても……お前のそれもどうにかしないとな」


飛嘩(とうか)の紋様を見て呟くと飛嘩(とうか)は気にしてないのか


「別にこのままでもいい。それよりも……僕の提案を素直に受け取るとは思わなかったけど……


下手したら全てのプレイヤーから反感買うのにいいの?」


俺は飛嘩(とうか)を見てから


「別に。大体……興味無いし、俺は夜や終夜とこのゲームで仲間になる気は無いから


だって飛嘩(とうか)が出した提案はそうなるしかないからな」


まぁ、あの空間には他にも帝王機があったからな……俺が使えばどうにかなるとは思うけど……


「お兄ちゃん……流石に言うけど、二つでも相当負担になるよ?」


知ってる……これを同時に使って分かってるから


「ただ、まぁ……楽しみもあるからな。と……試したい事あるから良いか?」


目の前の偶然出てきた妖危種を見て飛嘩(とうか)に断りを入れてから水心子正秀を抜いてから、ブラックホール空間から、更に帝王機を取り出した


『『鳳雛飛翔』ファルファニア』


「なるほどね」


一気に翼を広げるのと同時に翼は黒く染まり広がっていく


「こっちの方がスムーズに行きそうだな」


一気に上空へと駆け上がり、刀光剣影を抜いて空一帯を黒く染めた


「流石は……綺麗過ぎるお兄ちゃんな事」


そのまま一気に急降下して目の前の妖危種の首を跳ねたのと同時に周囲に黒く染った翼を撒き散らして仕留めていく


「なるほどな……」


そのまま背後から襲ってくる妖危種を黒い炎を纏った刀で突き刺して引き抜いてから、飛嘩(とうか)の氷が突き刺さっていた


「お兄ちゃん……いや、お姉ちゃん。三個同時は流石に不味いんじゃない?」


俺は自分の手を見てから


「大丈夫。体が無限に再生してるみたい


どうも……この二刀で使用が可能になるみたいだな。それにしても……お姉ちゃん呼び止めろ」


飛嘩(とうか)は少しだけ俺を見てから


「その姿で否定しても無駄。黒天使みたいに綺麗だよ。お姉ちゃん」


……


「そうかよ」


刀とファルファニアを納めてから元の姿に。まぁ、背中には常に浮いてるけど……


「まぁ、思った以上に動ける。それよりも、見てるだけにしろと言ったよな?」


飛嘩(とうか)は知らないフリをしていた。まぁ、責めても仕方が無いし


「お前と居ると調子狂うな」


飛嘩(とうか)は満面の笑みを浮かべて


「お兄ちゃんのそういう所が好きよ」


……


「ほら、行くぞ」


そのまま歩いて向かう事にした


『解説』


『『『氷淵雪魄』ヘイルグレール』


氷に住まう妖危種の血で作られた帝王機。血液型


・無から氷を生み出す事が出来る


奥の手


空間を自在に転移する事が出来る


所有者


トウカ』


『『『紫電渦雷』ケラエクレール』


発電器官のある妖危種の血から生み出された帝王機。血液型


・無から電気を生み出す事が出来る


奥の手


???


所有者


トウカ』


『『『鳳雛飛翔』ファルファニア』


特殊な羽の生えた妖危種から作られた帝王機。翼型


・羽を生み出し自在に操る事が出来る


奥の手


・炎の羽を生み出す事が出来る


所有者

ユウ』


『一気に三個を


同時使用してるのは……解離性同一性障害が原因ですが……主人公は別の意味です』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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