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裏第一話『過去』

『本編とは関係ないですが補足的な何かです』


『それでは本編へどうぞ』

かつての場所……


「珍しいよね。お兄ちゃんが此処に居るなんて……」


飛舞(とうま)が探しに来たのか……道場の扉の前に


「まぁな。あのゲームの後……数ヶ月は満足していたけど……やっぱり……かなと思ったから」


震える手を見て


「……夜さんや終夜さんの事で……まだ……」


寄りを戻したからと言って……また戻れるて訳じゃないからな……


「あのゲームで感覚が戻った……とは言えないけど、やっぱりな……」


目を伏せて道場から出ようとしたら


「お兄ちゃん……稽古しよ」


飛舞(とうま)を見ると……何時もとは違う飛嘩(とうか)の顔をつきになっていて


「お前……また……」


俺が言いかけたけど……こうなったら止まらないから仕方が無く戻って竹刀を手に構えた


目を伏せてから飛舞(とうま)と共に打ち合いをした。勿論……


「流石お兄ちゃん」


俺は竹刀を元に戻して


「なぁ、もし……義妹とか義理とかじゃなく本当の家族だったら……違ったのかな?」


俺が聞くと


「分からない。分かるのは……今があるからこそ私とお兄ちゃんは逢えたから」


……


「そうか」


俺は道場を出た


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


病院……飛舞(とうま)が入院していた病院に


飛舞(とうま)とは関係ない……精神的な……俺個人の問題として来ていた


「久しぶりだね。遊飛君。治ったと思ったけど……再発したの?」


先生が聞いてきて


「そういう言う事じゃない……けど、相談出来るのは……俺を見てくれた先生位しか居ないから」


そう答えると


「……遊飛君だからよ。それでトラウマの事かしら?」


俺は先生を見て


「まぁ……ゲームをして久しぶりに握った。その時に俺じゃない俺が……」


そう言うと


「なるほどね。大体分かったわ。あの時みたいだね


初めてあった時も……貴方は立ち直るまでは女装していたものね」


……


「立ち直れたと思ったけど流石にゲーム内で女の子になるとは思わなかったから」


先生は俺の頭を撫でて


「怖いのかしら?」


俺は目を伏せて


「慣れてるとはいえ……終夜や夜……あの期間女装していた時は流石に応えてしまったけど……」


先生は撫でながらも


「受け入れるのは難しいとは思うけど……ありのままで居た方が時には楽になるとは思う


私が言えるのは寄り添う事とちゃんと話す事だから」


……


「そうですね……」


俺はそう答えるしか無かった……と言うよりかはそう答える以外無かった

『解説』


『主人公はかつては剣道していました』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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