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第四十七話『裏切り』

『二話目


親から色々と貰っておかげで買い出ししなくて済みそう……』


『それでは本編へどうぞ』

俺とイスラムはイギニリアスの帝王機使いと会う事に。他の面々は国造りのために……皇帝の財産の全てを使って建国中


と言っても国に対する発券とやらを発行するだけみたいだから簡単らしいけど……そこは任せるとして


「来たぞ」


あの、腐敗のプレイヤーと……儚げな少女……低身長だけど何処か何かを達観してるような死んだ目をしていた


「君が……組織のリーダー?。男にしては何で女の姿?」


俺を一発で……


「帝王機だからだ。それよりも……イギニリアスのプレイヤーがまた何で自国を破滅したがってる?」


彼女は俺を真っ直ぐと見て


「彼女には無理して貰ったから。簡単に言うと……そっちの方が面白そうなのと……潮時だからよ


暫くは傍観してれば良いと思う。動いてもそっちのメリットは無いし、デメリットの方が大きいから」


何を……


「そんな無駄な戦争仕掛けるより……こっちの取引の方が何倍と有益だと思う」


彼女がそう言って手を向けていた。俺は腐敗の彼女を見ると肩を竦めていて


「面倒だけど彼女は信頼出来るし……彼女のお陰でイギニリアスは強くなったのだからね」


なるほど……軍神という訳か……


「んで、お前はどうしたい?。裏切って着くならお断りだが?」


彼女は不敵な笑みを浮かべ


「交渉は建前……私は、イギニリアスの腐敗を潰したいから先日交渉しに来た


それともう一つ……イギニリアスが帝国を討ち取り吸収し帝王国になる」


……


「お前がそうしたとかだろ?」


彼女は首を横に振り


「いいえ。これは……私を元に作った国王機が原因よ


要は私は用済みになった理由よ」


なるほどな……


「承認欲求が欲しいのか?」


彼女は首を横に振り


「いいえ。私は『必ず勝つ』方に着くだけ


裏切る裏切らない抜きにして……それを見届けるだけだから」


イスラムは頷いていて


「彼女を調べて分かったのは……このゲーム内で最強の5本の指に入る『軍神』だった


因みにお前も片足を突っ込んでるぞ。『黒天使』」


マジか……


「それでどうですか?。私を道具として使って見ませんか?」


そんな少女が不敵な笑みで気持ち悪い雰囲気を出して聞いてきて


「……流石にそれだけの情報じゃ、信用出来ないぞ?」


彼女は微笑み……


「これが帝王機持ち全員よ」


気がつくと目の前の2人以外に三人居た。気づかない訳じゃないが……流石に残りは帝王機のせいか……


「一斉に反旗を翻したと?」


彼女は笑みを浮かべ


「そうですよ。何せ……もう後に無い国を見捨てる。それが……生き残る為の目ですよ」


……


「分かった。でも、帝王機持ちが一つに固まってたら不満が出るだろ?。そこんところは考えてるのか?」


もし仲間になるとしたら……この問題には必ずぶつかる。だから……


「言ったでしょ?。私は成功を見つける為の目を持ってると」


なるほど……


「その帝王機か……」


ようやく理解した


「理解していただけて何より。一応説明すると……


『『骨肉骨格』スパルトイ・スケル』は……骨格は自己強化、脳は未来予知、瞳はその先の目、臓器は再生、肉体は強化


大まかな能力で……奥の手は……


自身が見た全ての行動を最適の場所へと動かす事


これで信用してくれたかしら?」


……


「お前……その口ぶりだと……帝王機がお前になるが?」


彼女は笑みを浮かべ


「見つけた時は骨格。触れた私の中に取り込みんだからね


それと……一つ。口は交渉よ」


頭を抱えた。面倒だけど……有能な軍師か……


「お前……全てそれを見て判断したのか?」


彼女はゆっくりと頷いた


「話は纏まったし……行くか」


イスラムの合図で向かった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今、組織?に入ってる帝王機プレイヤーを見たら後は帝国の帝王機以外でもう殆どこっち側に


「で、数をざっと数えたら……帝国側の5個のみだな」


5個……まぁ……


「4個だ」


俺は手元に置いてある51個目の帝王機を置いた


「……なるほどな」


納得したのか何も言わないまま


「さて、で……早速聞かせてもらうか」


彼女は笑みを浮かべ


「この組織に所属した者には帝王機持ちのプレイヤー1人のみを同行者として連れて行ける


そうすれば不満は無くなるだろうし、何よりも……どっちも分け隔てなくね」


……


「不満があると思うが……そこに条件として、この組織同士が敵対する場合に限り、同行者を解消する


それと……可能なら……同士打ちを避ける為に……予め決めておく


それに関してはそっちに任せるとして


私が提案出来るのは……中立の立場を貫く事かしらね」


そこが着地地点か


「で、表の理由はそうだろうけど……


裏は?」


俺が聞くと


「聞く必要あるかしら?」


だろうな……


「まずは革命軍かしら?。それは簡単よ


私の仲間がこっちに引き込むように調整してる。後は貴方の親友の方よ


もう一つは革命軍のトップを潰す為の花火は準備してある


私に出来るのはこれくらいよ。それとイギニリアスの方は……まだもう少し掛かるみたいだから待ってて欲しい


今……全てを手に入れる為に集めてるから」


……


「敵に回したらやばかったか?」


イスラムに聞くと


「かもな。と言うよりか……下手したら」


彼女は俺達を見ると


「潰せるわよ。流石にしないけど。こんなに楽しそうな祭りを参加しないわけないじゃないのよ


それと……私とて、これは報復だからね」


な、なるほど……


「それともう一つ。こっちに引き込みたい人物も居る。それは私がする


問題は帝王機が現状……余ってないかどうかになるけどね?」


そこまでこだわる必要無いけど……


「いや、これは大事よ。この帝王機は……文字通りの強力な兵器。例え……弱い性能していても……


それを把握するにはこうして帝王機持ちのプレイヤーをこっち側に引き込み管理するのが最適解


ただ、もし……言葉だけでは理解出来ないプレイヤーは殺して奪取する


私がイギニリアスを軍事国にした理由よ


まぁ、結果的に……溺れて軍王機を作り私を利用するだけ利用して捨てたのだからね」


……


「分かった。イアと会ってくれ


俺はやる事をしてくる」


そのまま歩いて……メールを送ってあった人物の事を考えるだけにした

『解説』


『不満を募らせると大変な目にあいます』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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