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第四十五話『異常』

『ようやく……』


『それでは本編へどうぞ』

彼女が全ての帝王機を直した上に……


「まさか、完成させるつもりで送ってきたのか?」


ユウが使っていた帝王機が送られてきて困惑していた。まぁ、考えても仕方が無いし……


「で、デューク。帝王機プレイヤーは見つかったのか?」


デュークは笑みを浮かべ


「まぁな。それ以外は見つけたし。これがそうだな」


紙の束……まぁ、データだけど……


────


【イーディス


帝王機


『『熾神光輪』セラメタロ・ザフラキエル【失楽園(ロスト・ワールド)】』】


【ノワール


帝王機


『『四柱推命』空亡』】


【イオリ


帝王機


『『超電磁砲』レーザーレールガン』】


…………


────


軽く目を通しただけど……


「よく見つけれたな……」


確かにこの場にある以外の全員だった。まぁ、こっちは帝国の異産物を手にしてる訳だしな……


革命軍側にとったら……回収すべき対象だし……


「まぁな。退屈していたプレイヤーがこっちに流れてきたのだからな……流石に見つかるさ」


確かにな……


「んで、さっきから見ているお前は何だ?」


デュークがそう言うと歩いてくる音が。俺はその方向へと向けると


「へぇ。イギニリアスの帝王機使いが何の用だ?」


デュークがそう言ったのと同時にキアが鞘を納めた刀を向けていて


「……戦いに来た訳じゃないよ。帝王機のみの組織と交渉……いえ……彼女の為に話し合いに来たのよ」


そう言って姿を表した。儚げな少女は歩いて……そして目の前まで来て


「国を壊して欲しい」


そう言った


「そのつもりだが……それだけの為に来た訳じゃないだろ?」


彼女は俺とデューク……そして鞘を向けているキアを見て


「更に言えば……革命軍をも潰し……


この世界を潰して欲しい……


この世界に何の価値も無い無意味な世界なのだから」


……


「へぇ、俺らのリーダーもそう言ってるが……イスラム。話し合いは無しになるな」


確かにそうだが……


こいつが……単身で乗り込んでくる理由にならない


「それを踏まえた上で……私達……帝王機所持者をイギニリアスから……この組織に鞍替えさせて欲しい


報酬……絶大な力を持つ帝王機プレイヤーよ」


なるほど……そう来たか


「そっちの軍王機はどういう兵器だ?。帝王機とはどう違うのだ?」


簡単に話すわけない……それを踏まえて聞くんだ……お前の覚悟を見せて欲しいものだ


「軍王機は国王機よりも上、帝王機の劣化であり帝王機の性能を尖らせた兵器


私の持つ帝王機……『『骨肉骨格』スパルトイ・スケル』の軍王機が『『魑魅魍魎』ガシャドクロ【裂傷】』


私の体全てが帝王機として破壊されようとも殺そうとも生かし続け、自身の精神と思考を支配しようとする


のに対して……軍王機は……


使用すれば支配し思考全てを国の思考となり操り人形となる


所持者は幼い子供で子供としての自我は無く国の兵士として作り変わってる


私はその子の親代わりで、その子の機能を停止させる為の手段を持ってる」


簡単に話すんだな……


「もう一つ。軍王機のデメリットは人を壊す。帝王機は人の為だけど、軍王機は飽くまで……兵器として兵士を生み出す


それに……軍王機が帝王機を越えられないのは……


帝王機が人の意志を尊重し、軍王機が人の意志を尊重しない事


私にとっては正直どうでもいいけど……彼女は違う。私は彼女の為に……離反する事を決めたから


これでどうかしら?」


確かに有益だが……


「確かにだが……俺から言わせてもらうと……信用ならねぇ。と、言いたいが……俺の判断で答えたらそれこそ裏切りと思われるからな。一旦帰ってもらうしかないな」


……お前も最初は怪しかったけどな?


「そう。まぁ、言いたい事は言ったから……何かあれば連絡して」


送られてきたメッセージを見てから頷くと彼女は歩いて出ていった


本当に攻撃をする気は無いみたいだし……


「で、どうする?」


さっきの踏まえてなら……


「確かめるしかないな」


リュナに任せるか……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


欠伸をし積み上がった消えようとしてるプレイヤーの死体を眺めながら


「流石にログアウトしないといけないか……」


ログアウト準備をしようとしたら


「流石に疲れてるんだが……終夜」


俺が目線を向けると


「悪いな。お前を倒せと命令されてな……仕方が無く来たんだわ


と、その前に話だけしよっか」


そう言って俺の隣に座り


「考えたが……この世界……しいてはこの世界のプレイヤーは異常だな」


何を今更……


「んで、そんな話の為にゆっくりしてるのか?」


俺が聞くと


「いんや。本当に世間話だ」


そう言って立ち上がり


「なぁ、いい加減さ……お前の義母の姿ぐらい見せてくれ」


突然何言い出すだ……こいつ……


「見せたって変わらねぇよ。それよりお前そっち系か?」


終夜は笑いながら


「ずっと隠してるからな……気になるだろ?」


そういうもんか……?


「安心しろ……もうすぐ年一でお父さん以外俺達を見る為に帰ってくるからさ」


割と譲らないから妥協点がそこになっただけで……


「でも、その日が来て行っても居ないだろ?。知らない女の子居るくらいで……」


会ってるはず……と思ったけど……そういう事か


「お前になら毎回会ってるし……区別つかないか」


終夜は首を傾げていて


「いや、お前達と小学生の女の子だろ?。親戚とかで預かってるとか……」


なるほどな……


「お前……」


ここまでとなは……


「その小学生の女の子が……いやなんでも無い。面倒だし……さっさと始めようか」


刀を抜いて、一振りは地面に突き刺して、もう一振りは終夜に向けた


「そこまで言って止めるか普通……!」


そう言って変身して構えていた


「お前が勝ったら教えてやる」


水心子正秀を振ってから構えて、一気に走り出し攻撃を仕掛けたが、流石に防がれ


「なら勝ってみせるさ!」


更に猛攻を仕掛けてくるのを、俺は水心子正秀で全て捌ききり


「見せてやるよ。これが……帝王機の最初の原初の兵器を!」


黒く染った空間から剣先が突き抜けて、射出される。終夜はそれを防いだが、二本目に対しては弾けずに腹部に突き刺さっていた

『解説』


『今後も出てきます。多分……』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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