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第四十一話『実姉』

『すみません……色々あり遅れてました……まだ不安定なので出来る限りは更新します』


『それでは本編へどうぞ』

次の日になり、やはりと言うべきか……呼び出しを食らってしまう。昨日の今日で……来いとか……


「んで、話してもらおうか……」


電車……と言っても少し遠くの方だけど田舎じゃない普通の街だけど……向かう事に


「人探し専門の弁護士みたいなもんよ。元々……興味あったから調べてたら……遊飛のお母さんは偉い人の娘で……少なからず、権力に近い力を持ってる家系、遊飛が生まれて間もなく離婚……夫婦仲は良かったけど……家柄でね」


何となく分かってたし、聞いていたけど……


「俺が話したくないのは分かるのか?」


エイミーは頷いた


「心配と姉でしょ?。私だって、いきなり姉よとか言われても信じられないからね


それに……縛られるの嫌いでしょ?」


分かってるようで何より


「私は昨日、遊飛に依頼された弁護士として同席するつもりだし、家系の問題に口出すつもりは無いけど……流石に理不尽になるようなら口出すつもりだから」


それなら……良いか……


「何で、俺の身内はこんなにも天才多いのだ?」


特に飛霞姉さんとエイミー……


「さぁ?。遊飛のお父さんの家系が見る目とそう言う天才肌を産むような家なんじゃないかしら?」


あっさり言うな……お父さん……たらしに聞こえるぞ……


「まぁ、それよりも……見た限りだと……酷い事はされることは無いけど……どう言った呼び出しだろうね」


……


「エイミーにだけは言うけど……姉さん、俺に対しては甘いからな……多分


それに……どうせろくな事は無いから。あー、エイミー……これだけは約束してくれ、何があっても口出ししないでくれ、さっきの言葉を含めて……何もな」


エイミーは困惑していたけど……


「理不尽でも?」


俺は頷いた


「分かった。ただ、無視出来なくなれば本当に口出しするからね」


まぁ……


「それは任せる。会いたくない……」


俺はそう呟いて窓の外を眺めた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


長い道のり……だと思った。ここに来るのだって無いけど……父さんからの連絡で住所が送られて来ただけだからなぁ


余程……父さん……ここが嫌いなんだろうな


「エイミー……悪いけど何があっても何も反応しないでくれ」


エイミーは困惑していたけど、俺は目の前のインターホンを鳴らすと、走る音と共に門の扉が開いて、俺を突き飛ばしていた


「姉さん……今更何の呼び出しだ?」


黒髪に白い髪の束……軽装なワンピースを着た姉さん……夢恢玖遠が俺の上に跨って


「可愛い弟に会いたいのと……お爺様死んだからようやく呼び出せたのよ」


……


「結局は……そういう理由か。んで、あのジジイは俺に対して恨み言か?」


エイミーに手を貸してもらい起こされてから


「そうよ。お母さんを奪った男の子供なんぞ要らんて。で、そっちが……」


エイミーは頭を下げて


「一応……従姉よ」


そう言うと


「日本語上手いね。彼女は関係無いわ」


それだけ言うと


「悪いが……俺の弁護士側として来た」


それだけ言うと


「ふーん。学生の弁護士ね」


そう言うと


「飛び級して普通の弁護士よ。主に人探しのね。で、遊飛に理不尽が無いように公正に進める為に来た。それよりも……初めて会う割に普通なのね」


姉さんは俺を見ていて


「姉さんとは一回だけ会ってる。その後は連絡だけ


ただ……姉さん……俺に対してかなり甘いのかジジイに対してかなり反抗して、これでも丸くなってるらしい……」


姉さんは振り返り


「入って。一応……集まってるけど、無視して構わないから。お母さんには会う?」


俺は首を横に振った


「今会うとお父さんに悪いから」


姉さんは納得したのか


「変わらないね。私が無理矢理教えたのが効いてるのかしら?」


知るかよ……


「私の後ろに続いて」


そう言われて中に入ると、多分……親戚関係だろう……数人の人が座ってるのが目に入り、姉さんが指を指した場所には空席があり、俺はそこに座る


エイミーはその後ろに座り、姉さんは目の前の一人掛の椅子に座る


中身は長々していて、覚えてないけど……遺産やら何やらで相続関係だった


まぁ、俺にとってはどうでもいいし、それは母さんに入るみたいな話だから


どうでもいいけど……


これが本題じゃないのは理解していた


「本題は以上。次の話だ」


姉さんがそう言うと他の親戚関係はザワめていた


「この日をもって、お爺さんの遺言である当主の任命を破棄する」


そう宣言していた。エイミーは目を見開いていた。まぁ、当然だろうな……遺産相続関係も当主の名目で入ってるのなら……遺言書通りになら無ければ意味もないからな


その当主を姉さんは破棄した。相続は浮いてしまった上に親戚関係には入らない……


入るのは、母さんのみ


考えたな。と言うよりか……その為だけに俺を呼んだのか……


「次の当主の任命は無し。以降、くだらない威光等も全て撤廃。反論は無しだ」


ぶっちゃけたね……はぁ、嫌になる。反発が起きるのに……


「巫山戯るな小娘ごときが……長く続いた歴史を閉ざすつもりか!」


そう叫ぶ声が聞こえてきた


「えぇ。不正しているのは分かってるし、何より……この先、残しても不利益にしか残らないからね


なら、潰した方が良いでしょ?。母さん」


そう言って扉が開いた。会いたくないて……言った傍から……


母さんが俺の方を見てから周囲を見て


「これは私がする最後の仕事です。夢恢家はこれにより解体します」


確か……お祖母さんは死んでいなかった。ジジイも死んで……今発言が強いのは……母さんと姉さん位……


「何を……そんな証拠……」


そう言った瞬間に母さんは紙をばら蒔いて


「証拠ならあります。この家系も堕ちたものですね。私の未来も……娘の未来も……全て。権利の為だけに……私利私欲の為に不正をする家系……存在しない方が世のためです」


そう言うと何も言わなくなる。多分……全員分の不正証拠を集めたんだろうな……


「それじゃ、これにより……最終の話し合いを終わりにします。それじゃ、遊飛、帰りましょ」


……


「これで終わりと思うなよ……」


そんな声が聞こえてきた時に


「ここから先は私がします。よろしいでしょうか……夢恢玖遠さん」


エイミーがそう言うと


「えぇ。頼みます。エイミー弁護士さん」


その言葉でさっきの言葉を呟いていた人は崩れていた。さて、面倒事は終わり……


「母さん?」


突然抱きしめられ


「貴方は恨んでると思いますけど……お父さんと今の奥さんと話をしました


私が言える立場じゃないけど……お父さんはまた暮らしたいと言ってます


家族として……親戚の一人として居ても良いですか?」


……


姉さんは肩を竦めて


「この日の為に真っ当な方法で計画していたからね。仕方が無いよ。お爺さんの余命宣告から計画していたから」


……


本当に面倒な親子……


「俺が会いたくないのは知らないからと……姉さんを姉さんと思えないからだ


俺の姉さんは飛霞姉さんと……妹の飛嘩(とうま)だけだ


だから……俺は母さんを母さんと思えない。それだけだ」


薄情なのは分かってる。でも、それが俺の気持ちだったからだ


「分かってます。ごめんなさい」


離れてくれて、俺は頭だけを下げてから部屋から出た


「良いの?」


……


「エイミー……悪いけど、母さんの事を任せてもいいか?」


エイミーは頷いていた。それを見て俺は携帯を手にして電話をした

『解説』


『正直な話……これでいいのかと……分からないです。トーシロなので


なので自分なりの解釈と適当な話なので遠い目で見といてください』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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