第四十話『人探し』
『最近疲れが……』
『それでは本編へどうぞ』
兄に着いていくんじゃなかった……
「お前……俺に対して酷くないか?」
兄を見てから
「さぁ。それよりも……どうするのあれ……」
兄に聞くと兄は面倒くさそうな顔をして
「やるしか無いだろ?」
そう言って帝王機……『『炎血禍斬』エクスキューショナー』を手に向かっていった
「流石脳筋の兄。まぁ、馬鹿で良かったよ。アレは私がしないと行けないみたいだし」
振り返ると鎌を持った人物が立っていて
「えげつない事をする子だね。君」
はて、何の事やら……
「その帝王機……見た事ないけど、どんなのかな?。俺とは……違うのかな!!!」
斬撃が飛んでくるのを、抜かずに全て弾いて構えた
「……お前、何をした?」
……
「そろそろ良いかな。この子……今日は殺りたいみたいだしね」
刀を抜く。刀身には目玉のようなモノが等間隔に左右に着いていて、禍々しく怪しく光り始める
抜けきると私の手に無数の茨が突き刺さり、流れる血を吸っていく
そして私の肩に手が置かれて
「任せてもいいかな?。清姫ノ現神」
彼女は細く微笑むと歩いていく。私はそれを見てから……
兄の方へと向かった
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行ったのを見た。彼女に使われてから……私は楽しかった
ただ……私を抜いてまで……
「君……人間?」
彼を見て憎悪が溢れてくる
『戯け……人間風情が妾と同レベルに扱うな』
しゃがみ、地面に軽く撫でるのと同時に向かってくるのを、手だけで受け止めて
『待つ事も出来ぬか……小童が……』
地面が盛り上がると、突き抜けて来るモノ……
『ああ……愛しき我が子……』
白く美しい蛇……我が子を見て
『食事の時間……たんと食べ……妾を満たしてくれ』
鈍くも肉と骨が断つ音が周囲を響かせていた
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見上げつつも、歩いてくる音が聞こえてきて振り返ると、珍しく刀……気味の悪い骨喰藤四郎を抜いた妹が立っていた
「兄……流石に遊びすぎじゃない?」
帝王機を地面に突き刺して
「いやだって……国王機だぞ?
それにコイツら……危険視扱いしてきたからな。徹底的に潰すつもりだぞ?」
妹はそれを見つつも
「もう……だから、こうなる前に行動するべきだった。イギニリアスもいい噂ないし……この組織は歪だし……
ねぇ、兄貴」
俺は妹を見て
「どうする気なの?」
……
「見てみたいのが本音だが……確かにタイミングを見ないとな……キアはどうしたい?」
妹は震える刀を見てから納めて
「この組織はまだ居心地が良いから居るよ。それに……これから面白くなるのに、つまらない事しないで欲しいかな?」
まぁ、そうなるわな
「俺も同じだ」
そのまま振り下げると肉塊は消えてなくなる
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何となくで歩いてるけど……
「普通に着いてこれるお前が怖い……」
レオが飛んだはずの俺に着いて来れる事自体に怖くなっていた
「ん。あぁ、元々運動系だったからな。それよりも……お前の親友とやら放っておいて良かったのか?」
その事か……
「構わん構わん。彼奴はそういう奴だからな」
本当に面倒くさい性格してるからな。さて……
「この組織のリーダーかな?」
歩いてくる音……まぁ、派手に暴れ回ってれば出て来るよな……そりゃな
「まさかお前から来るとはな……と言っても分が悪いな
撤退してくれないか?」
……
「すると思うか?」
彼は肩を竦め
「分かってるさ。だが、このゲームを安心して遊べるにな危険するぎるな」
何を今更……
「そうだな。確かに危険……けどさ、運営はそれを理解してると思うぞ?。このゲームはそういうゲームだからな」
レオがそう言い出し
「だがな。お前らの方が俺は危険だと思うぞ。何せ……制限掛けてまで自由をさせないゲームほどつまらないものは無い
俺達はつまらないからこうして変えて壊そうとしてる奴に着いていくのだからな」
レオを見てから彼を見た。顔は求めていた答えとは違うのか不機嫌な顔をしていた
「そうか。やはり……こっち側としては君達は、危険人物だ。だが……流石にこっちの犠牲が大きいから引かせてもらう」
そう言って振り返り歩いていく。俺はそれを見届けてから
「良かったのか?」
俺はレオを見てから
「戦力さえ分かれば問題無いからな。それに……見れたから問題無い」
目的という目的は達成出来たと思うし。深追いはしなくて良いか
「それじゃ、帰ろっか。時間も時間だし」
俺は翼を広げて飛んだ
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ログアウトしてからエイミーと飛霞姉さんに呼ばれて俺はリビングでのんびりと待っていた
暫くすると二人とも来て俺の前に座って
「話して?」
飛霞姉さんは頷いて
「一つ。飛舞の臓器を調べて分かった事だけど……特殊な病気なのは分かるよね?」
俺は頷いた
「研究した結果が……人間に負担を掛ける代わりに、人間のリミットを外す様な効果が出た」
完全に意味が分からなかった
「つまりは……この病気になると……普通の人間とは違う……未知の力を持った人外的な状態になる」
……
「てことは……人間の脳の枷が外れるて事か?」
飛霞姉さんは頷いた
「ただ、これを病気と言えばいいかは分からないけど……少なくとも、飛舞以外は今の所聞いてないて事よ
んで、体が弱いのはそれが代償の可能性がある。要は……力が欲しければ代償支払えてきな奴だね」
まぁ、それならいいか……
てか、キャラブレるな……
「んで、ここからよ。人探しの仕事をしていて、何でもね。死体でも生者でも」
何か突然だな……
「遊飛のお母さんについてよ」
あー……その話か……
「その話……聞いてないけど?」
だろうな……言ってないんだから。父さんにも口止めされてる話だしな……
「話してくれる?」
俺はエイミーを見た。調べてるのなら分かるはずだからな
「話したがらないのなら話さないけど……
これだけは言わせてもらうけど……遊飛のお姉さんから呼び出しが来ると思うよ。血縁関係で」
……
「無視は?」
エイミーは首を横に振った
「面倒な家系よね。私なら遊飛に賛成だけど……残念ながら当主としてらしいから」
はぁ……嫌になる……父さんと母さんは仕事だし……
「お母さん達には私から言っておくよ……何か、頑張って……私も行きたいけど……」
エイミーは首を横に振った
「飽くまで血縁関係よ。私は……無理矢理、遊飛の依頼された側として参加する予定よ」
は……?
「人探しの仕事になんで?」
エイミーは微笑んでいるだけ
『解説』
『長くなるのでカットです』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』