表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/110

第三十五話『皇帝』

『皇帝の帝王機です』


『それでは本編へどうぞ』

壊れたアイアン・メイデンの扉を開いて、心臓が剥き出しのハートレスと手から落ちていくサウザーワームがゆっくりと地面に落ちると砂のように消えていく


複製すら出来ないほどに酷使した為に残ってるのは……サウザーワーム以外の帝王機のみ


それだけでも偶然だったが……


何よりもこれのお陰でカバーは出来、防ぐ事が出来たからだ


だから無傷とは行かずとも、帝王機を最小限に抑えた状態に


『なるほどな……それを犠牲に耐えたか。なんというしぶとさ……』


うるせぇ……


「俺はお前を殺すまでは……死ねないからな」


水心子正秀を向けるのと同時にヒビが入っていた。酷使しすぎたか?


いや、多分……金属疲労のせいか……


しかし……ハートレスももって数回……


「ほぼ詰みか……」


良いなぁ……


水心子正秀を納めてから手にしていた帝王機をブラックホールへと投げ捨てて


代わりに……剣を手にした


『壊されるのを嫌ったのか。だが、ハートレスを残すてことは……最後に決めたか?』


俺は笑みを浮かべて一気に走り出した。そして剣を振り上げて


『血迷ったか……』


そう言うと胸に突き刺さり血が全身から血を吹き出し、俺の体はぐったりとなる……


まぁ、これも全て仕込みだけど……


『弱い……な……』


水心子正秀の剣先が皇帝の胸元を突き刺していて、俺は血に染った手で更に押し込む。皇帝は残っている片手を刃先を握りしめて


叩き折り、俺と俺の複製体を吹き飛ばした。複製体はダークマターとなり俺の中へと吸い込まれていき


『全く……ふざけた事を』


俺は壁を引き摺りながら立ち上がり


「あぁ、こうでもしないと……お前を殺せないからな」


手には折れた水心子正秀が握られていて、皇帝の動きが鈍くなる


『どうやら余はここまでのようだな』


そう言うと、手にしていた剣を手放して……俺の方へと歩いていく


「潔いんだな」


皇帝は俺の前に立つと頭を乱雑に撫でる


『これがお前の望みだろ?。やってみろ……』


そう言って俺に鍵を握らせる。皇帝を見ると黒い血を口から垂らして、胸元の方は黒く染っている


『それが……余の帝王機だ』


鍵の形が……


『しくじるなよ。お前は戻れない所まで来た。この先を……』


そう言って、俺の胸ぐらを掴んで地面に叩きつけて、指を鳴らすとギロチンの刃が出現し


『余は見てるぞ……お前の可用性を……俺の部屋へと行け。そうすれば分かる』


そう言ったのと同時にギロチンが皇帝の首へと落ちて切断された


俺は立ち上がり、転がる皇帝の頭を手に取って


「あぁ、これで……俺の計画の半分は完了したぞ。見ておけよ……皇帝」


ブラックホールの中へと吸い込まれていき、俺は水心子正秀が再生したのを見てから納めて歩いた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


戻るとイスラムは頭を抱えていて


「計画通りにする気ないのか……いや、お前らしいけどさ……」


悪いな……


「調子に乗った。まぁ、これで……俺個人の計画は半分は終わったからな」


イスラムは俺を見てから深くため息をついて


「お前個人はな。俺達の方は?」


それは……


「悪かった。ただ、イギニリアスと次は戦争する。だから……俺個人と俺達の計画自体は半分終わってるて言ったんだ」


首を傾げていて


「簡単に言うと……皇帝のやりたかった事を、これでするつもりだ」


水心子正秀を見せて答えた。皇帝とノアの約束がな


「はぁ、取り敢えず……帝国側は殲滅でいいんだな?」


俺は頷いて


「俺は面倒だけど……皇帝の後始末をしてくる。この国がこうなるまでの原因をな」


翼を広げて


「……分かった。兎に角……面倒事だけは頼むぞ?」


分かってる


「んじゃ、乗っ取りと行こうか」


一気に飛び上がり、そのまま向かった。そして燃え盛る炎の帝国の城の中へと飛び込んだのと同時に、羽が四方八方に突き刺さる


「やってくれましたね」


俺が来ることを予見してなのか……最も会いたかった人物が目の前に


「何の事だ?」


翼を納めてから水心子正秀と刀光剣影を抜いて構えた


「皇帝ですね。殺してくれたと思いきや、全ての陣営に戦争仕掛ける何て……命知らずですよね?」


俺は笑みを零し


「イギニリアス所属の軍事国家様が何を?。お前の手助けをしつつも、俺は全てを壊す。その為の、この戦争だ」


一気に走って斬り付けようとするが、躱され羽が突き刺さるのをバク転しながら躱していく


そのまま、扉を突き破りながら斬撃を飛ばして横へとそれて、机を蹴り飛ばして身を隠した


「流石に……」


ブラックホールを生み出したとはいえ、倒せてる感じがしない……


「本当に厄介ですわね」


俺は深く息を吸ってから、机の影から飛び出して……『『熾神光輪』セラメタロ・ザフラキエル【失楽園(ロスト・ワールド)】』を起動させるが


「無駄ですよ」


そのまま羽が目の前まで迫っていて、水心子正秀で弾くが……『『熾神光輪』セラメタロ・ザフラキエル【失楽園(ロスト・ワールド)】』に羽が直撃するのと同時に錆びていく


それを見て、帝王機を投げ捨てて


「流石にバレるかよ!」


『『熾神光輪』セラメタロ・ザフラキエル【失楽園(ロスト・ワールド)】』が彼女の目の前まで行くのと同時に、斬撃で攻撃を仕掛ける


だけど……翼が一気に広がるのと同時に無数の羽が迫ってきて、『『熾神光輪』セラメタロ・ザフラキエル【失楽園(ロスト・ワールド)】』は粉々に砕け散っていた


最強の一つが……まぁ、順位が弱い位置と教えてくれたから……


鍵に触れてから


「終わらせる」


指を鳴らすと、無数の杭の壁が出てきて


「『血杭(ヴラド・ツェペシュ)』」


羽を全て防ぐ……が、それでも捌ききれない為に、ファルファニアによる黒い炎で全てを焼き尽くした


それでも抜けてくるのを、水心子正秀と刀光剣影で致命傷と腐敗しても大丈夫な箇所以外を全てを斬り捨てて


「本当に面倒な女だ!」


指を鳴らして


「『轟鉄処女(アイアン・メイデン)』」


アイアン・メイデンが彼女の真ん前へと召喚されて、扉が勢いよく閉まるが、ヒビが入って……吹き飛ばすと血だらけながらも、まだ動く彼女を見て


「化け物かよ……」


四枚の羽を広げて一気に飛んで、天井に足を着け、一気に踏み込んで加速しながら向かったが、彼女深い笑みを浮かべ


「これ以上は無駄かしらね」


その言葉と共に羽が小型の竜巻の様に舞った。それを見て、体勢を変えて防ごうとしたが、そのまま突っ込み突き抜けるのと同時に彼女は消えていた


所々腐敗、傷だらけになるがハートレスとダークマターにより回復していた


「やはり、彼女か……」


面倒とは思ったが……


「楽しみだ」


そのまま走って皇帝の部屋へと向かった。あの日……何を言いたかったのか、そして……皇帝は何を見せたかったのか……


そして皇帝の部屋……勿論突き破られ、散乱した部屋を見た


「これに何の意味が……」


そう思って中に入った瞬間に違和感を感じた。何度も入ったのに……


まだ何か……人の気配がした。それに……この鍵……皇帝の帝王機が……


「まさかな……」


立ち止まると明らかに人工物だけど、この部屋に似つかわしくない……金庫が置かれていた


それも触れてみて分かった……


これは……帝王機、『『地獄器具』デッド・イン・ロード』によって生み出された……拷問器具だった

『解説』


『拷問器具なのでほぼ全てが出てきます。設定上は……


それとネタバレになりますので……もう1つの帝王機が出た時に出します』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ