第三十四話『組織』
『同じのを投稿してました……気づかなかった……』
『それでは本編へどうぞ』
イスラム含む、全員……エイミーは仕事、飛舞飛嘩飛霞姉さんは病院を抜いたメンバーだけど……
「なるほどな……皇帝の考えが分かったが……それを今更どうこうする気は無いんだろ?」
イスラムに言われて
「ああ。皇帝のやり方はそのまま続けるし、敵対関係は続ける
ただ、これは他のプレイヤーの面倒事になるから……俺達は俺達のやり方をする」
俺は水心子正秀を手に
「リュナに頼みたい事がある。帝王機を使って……」
簡単に説明すると
「上手くいくか分からないけどやってみる」
そう言って部屋から出ていき
「イア。頼んでいいか?。それと……ヨミは適当な場所に適当な所で戦争吹っ掛けてきて」
ヨミは困惑しながらも
「構わないけど何で?」
当たり前だ……
「イギリニアスを潰す為と本当に支配してもらう為だ。残りは……国民を頼んだ」
俺はそのまま部屋から出た
ノアの望み……叶えられそうにないのが心残りだけど……そう言ってられないし、何よりも……エイミーに無理言って直してもらったものあるし……
後はどうするかだけ
まぁ、簡単だ……
今、帝国を滅ぼせばいい。皇帝はそれ理解してるとは思えないが……
「上手く演じてくれよ。皇帝」
一気に水心子正秀で斬撃を飛ばすのと同時に無数のブラックホールが形成されていき、全て飲み込もうとする
風が舞い上がり髪がなびいて、手で抑えながら
『まさかやるとはな。んで、何がしたいんだ?』
皇帝が歩いてきて、俺は振り返りながら
「帝国を滅ぼすことにした。その為の根回しもしてある。後はお前だけだ」
刀光剣影を抜いた地面に突き刺すと、周囲の空や建物……帝国を包む込むようにして闇が広がっていく
そして……手にしていた
『『熾神光輪』セラメタロ・ザフラキエル【失楽園】』を手にして
「お前はこれが望んでるだろ?」
少女の姿……それも天使のような黒天使状態でこれを装備し発動すると……
「っ……キツイが……やれない事はないな」
俺は水心子正秀を肩に置いて皇帝を見て
「どうだ?。可愛いだろ?」
ふざけて聞くと皇帝は満更な顔をして
『あぁ。噂通りだな。それじゃ、お前の遊びとやらに付き合った上で……思い知らせてやろうか』
そう言ってノコギリ状の大きな鉈の剣を取り出して地面をエグるようにして置いた
なるほど……
「一応聞くが……お前の帝王機か?」
皇帝は一気に攻め込んでくる。それを見て、水心子正秀を手に防ぎ、『『熾神光輪』セラメタロ・ザフラキエル【失楽園】』を発動させようとしたが、失敗し
『『『地獄器具』デッド・イン・ロード』。余の帝王機だ』
そのまま水心子正秀を弾くともう片方に剣が握られていて、水心子正秀の横腹を思いっきり殴られて砕け散るが
手を振って、ダークマターにし一気に射出した
『そうだったな!』
全てをノコギリ状の鉈で一気に振り回して吹き飛ばしていた
そして指を鳴らすと、目の前に大きな筒が落ちてきて
『面倒だ』
そのまま更に指を鳴らすと無数の鎖が伸びて俺の手足を縛り上げ、そのまま引き込もうとする
まぁ、そんなの……姑獲鳥とファルファニアで鎖を焼きちぎり破壊した上で一気に飛び上がるが、更に鎖で足を掴まれ、一気に地面に叩きつけられる
ゆっくりと起き上がろうとした時にノコギリ状の鉈を向けて皇帝が立っていた
普通なら威厳があり憤怒のような皇帝だが……何処か寂しそうな俺を憐れむような目をしていた
『無理に繕わなくても良いぞ?』
俺は手を頭に当てて乾いた笑みを浮かべ
「ノア。彼女の約束すら守れない……挙句は俺の破壊すらも叶わないとなると……やってる意味無くなってきてる気がするだ
無理に演じなくても良い……そういう問題じゃない。俺はこの非日常を楽しみたかっただけだ」
そのまま水心子正秀を払って皇帝を突き刺そうとするが普通に躱されて
「皇帝……俺は……俺はさ、こんな世界がどうしようもなく好きなんだ……
ヨミだって、好きだった……でもな……それじゃ、満たされないんだ……」
握り直して
「だからさ皇帝……これは俺の自己満足で彼奴らの意思は関係ねぇよ
ここからは考えていた計画とかどうでも良い……俺は楽しみたいからな!」
振って一気に攻めた。だけど、皇帝は悲しげに指を鳴らす。それと同時に金属が走る音と共に視界が由来で、そのままノコギリ状の鉈と大剣が俺を突き刺して
『お前もこっち側とはな』
そのまま、足で蹴り飛ばされて空を舞っていた
まぁ、それすらも考えていたし、何よりも……無数の管と……ばらばらになった俺の体を戻す為の触手が伸びていき
『まさか……お前……何個使用してるんだ……』
一気に再生していき、突き刺さった大剣とノコギリ状の鉈を引き抜いて地面に
ワンピースの内側から伸びる触手を納め
「さぁな。ただ、もう化け物だな」
そのまま歩いて水心子正秀を振り払う。勿論、再生し修復は済んであるから元通りになってる
『なるほどな……一つずつ潰す必要があるな』
そう言って指を鳴らすと大剣を手にしていて
「あぁ、これは戦争だからな。それに……」
一気にお互いが走り打ち合いに、帝王機を個別で発動してる為に、全てが機能してる訳じゃない
だから、俺は俺のやり方で
『老朽……なるほど……精神を食ってる訳か』
脇腹が抉られるが直ぐに再生する。皇帝はそれを見て
『まずは……』
そう言って思いっきり振り翳すと俺の頭を狙って攻撃を仕掛けてきて、水心子正秀で防ぐ……
が、もう片方の手には更なる大剣が握られていて、俺の心臓めがけて突き刺してくる
まぁ、それこそ予測していた。だから……ダークマターとブラックホールで防ぎ
「生憎様」
押し返すが……背中に激痛が走るのと同時に、俺を閉じ込めようとするアイアン・メイデンが出現し、扉が閉じた
初めから……再生を追いつかなくさせようとしてる……
確かにこれなら有効な手だけど……それだけ……
「は……?」
無数の剣が棘の代わりに突き刺さり、何かを叩く音と共に俺の胸元……心臓に突き刺さり、そして背中に刺さってる剣を思いっきり押し込まれ……
二つの帝王機が潰され、今までのダメージが全て返ってきて、口から血を、全身から血が吹き出していた。それもアイアン・メイデンの中で血溜まりとなり
意識が朦朧とする中で、傷口から無理矢理、『『百足触手』サウザーワーム』を抜いてハートレスで残った再生を使って無理矢理増幅させ
「終わってたまるかよ……」
一気に膨らむのと同時に俺ごと全てを破壊した。それと同時に血飛沫が俺から舞い散っていた
『解説』
『帝王機は帝王機。酷使すれば壊れる事だってあります』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』