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第三話『ソロ』

『のんびりと行きます』


『それでは本編へどうぞ』

次の日に学校で夜に絡まれていた


「何も知らないな」


昨日のアナウンスの事だろうけど……


「そう。それで出れそう?」


聞いてきて


「ボチボチ。周辺地図さえあれば行けそうだけど……ソロでやりたいから来んなよ」


彼女は俺を見てから


「変わらないね。で、進展は?」


……


「『帝王機』ぐらいかな?」


そう答えると


「あったの?」


……


「あった。けど、使い方が分からなくて取り敢えずは保留になってる


アナウンスのそれと同じこと言ったけど……何か分かるのか?」


画像を見せると彼女は困惑した表情をして


「いや、見た事ないわ。私の持つモノと似たような感じだけど……知り合いに聞いてみるわ


にしても……どうして?」


面倒だし、その反応からして知らなさそうだから明かしても良いか


「これ、『『希絶望心(きぜつもうしん)』水心子正秀』らしい


それも……


『最初』の帝王機みたいだな」


そう言うと目付きが変わって


「嘘だったの?」


俺は肩を竦めて


「どうせ調べれば分かるからな。お前になら良いと思っただけ


俺が知りたいのは……これの作られた経緯だ。お前の伝で分かるのか?」


彼女は携帯を操作してから俺にメールを飛ばしたのか着信音が鳴って


「私も頑張るから絶対合流する


それに……多分、それが引き金なら送ったメールに書いてるあるはずだから」


メールの内容を見てから


「大丈夫なのか?」


俺が聞くと


「彼処は闇が深すぎるから。もうそろそろ潮時だと思ったからよ


それじゃ」


そう言ってクラスから出ていく。全く可愛げ無いなぁ……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まさか……あのアナウンスが……でも良かった。目的も達成出来そうだし……


「夜。よ?」


終夜が来て


「何よ」


彼は彼を見て私を見てから


「お前ら何時付き合うんだ?」


……っ!?


「図星かぁ。まぁ、遊飛は気づいてないだろうけど……お前、遊飛の事が好きだろ?」


此奴……


「今はそんなこと良い……それよりもアナウンスの正体分かったけど……」


その先を言おうとしたら


「遊飛だろ?。また無自覚でやったんならそろそろかなと。お前の目的も果たせるのなら俺もそろそろかなと」


目を見開いて


「抜けても大丈夫なの?」


聞くと


「あー、組織のボスには接触しろと言われてるけどなぁ。遊飛なら多分のらりくらりと避けられると思うから……なら、夜の考え通りに……


合流して新しい組織作った方が早くないか?」


……全て見ているのね……


「先に合流する?。私かなり時間かかるけど……」


終夜は頷いて


「俺もだな。停滞していた戦争終わらせるのなら、俺は遊飛側に着くしな。お前もだろ?」


私は頷いて


「んじゃ、決まりだな」


そのままお互いのクラスへと戻る事にした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


再びログインして送ってくれたメールを見つつ掘り起こし作業に


『帝王機』が作られた経緯と素材と材料。やはり、と言うべきか最初の帝器だからなのか……


非人道的な話ばかりだった


先ずは素材だけど……


・柄の部分は『人間の皮膚』と『妖危種』タイプ『人種』幻妖種『『暗黒界域』政秀』


・刀身は『黒曜石』と鋼の混合鉄


・『少女の思念』が刀の形成


まさしく理解不能だった。作られた経緯もとある少女が絶望し希望を見出す為に自身を犠牲に作り上げた刀


と……


これ、協力者によるなぁ……


となると、あの姿はその少女の生前の姿になるのか?


「はぁ……胸糞悪いな」


と、掘り起こしが終わって中を見てみると祠は無事で、中には手紙とメモが


メモから見てみる事に


────


この帝王機は帝国最初の皇帝から承った兵器。少女の無念の絶望により作られたと


反対したけど……少女の願いと望みそのものだったと言う


だから、悪しき心を持つ奴が使うよりも俺が使う事を決めた


能力も皇帝本人すら分からない程に……作り上げた人物ですら分からないと言う


だが使って分かる。これは……人の憎悪と憎しみのただの妖刀だと


心さえ蝕む最悪の兵器。でも、皇帝に言えば信じない


だから、俺が壊れるまで使い続け彼女の憎悪を和らげる


─────


帝国が平和になり普通の世界に。長く生きたけど壊れる……擦り切れる寸前の俺は村を作りひっそりと過ごそうと思った


こんな兵器は封印する為でもあったからだ


この平和が長く続けば……使われる事なんて無いだろうから


もし使う人がいれば……気を確かに持ち……強い精神力が必要だ───


─────


なるほど……まぁ、そう言うもんか……取り敢えずは次は手紙かな?


────


この村は酷い村……神様という名の化け物の贄に……


もう死のう……


そう考えた時に……帝国の使いの人が素材調達の為に来たという……


私は彼らを見て


私自身を素材にしてと懇願した


勿論……憎き神様と……


最初は否定していたけど……私はもうこの村を滅ぼす為ならどんな手段をも取らない……だから、神様の討伐で死んだ時は素材にしてと……


作る人に頼んだ


もしこれが発見されれば……私は絶望を振り撒く帝国の兵器になってる頃だと思う


願わくば……私の絶望を利用する人の手に渡るように……


それが私が望む希望───


────


……


「最悪だな……」


その先もあったが……


────


私の村に行くのなら場所だけでも示しておく……


どんな姿になろうと……私は村を呪い続け全てを喰らい尽くす化け物になる


────


そう書かれていた。素材の化け物はこの村の神様というわけか……


納得がいった


まぁ、行ってみるのも良いし……取り敢えずは帝国方面に進みたいし……


「地図探すか……」


村のマーキングだけして、地図を探す為に村に戻った。村なら財政難であっても金銭を得る為に地図は残してると思うから


その時に……


「『妖危種』か……」


刀を抜いて少女の姿になり構えた。やはり抜く度か……


「見た感じは……ノーマルの『悪鬼種』『ゴブリン』そのまま感じだし……」


一気に進むが……無数のゴブリンが現れて


「おいおいおい……スタンピードじゃないか!?」


そう判断した瞬間に引き裂いてブラックホールを生み出すが数が数なだけに


死んでしまった


目覚めると刀は納まっていて元の姿で最初の場所に


ロストするとかの心配はなさそうだけど……


「流石に物量に押されたらブラックホールでも対応出来ないぞ?」


巻き込むから無闇矢鱈と広範囲も使えないから難儀なもんだ……


さて……考えるか……まぁ、再現無しにすれば可能だけど……


「出来れば潰したくないからなぁ……はぁ……」


メールを見直すと……


「……使えるか?。だが、お前の発動条件は何だ?」


無音の刀に聞いても仕方がない……


取り敢えずは手に取ってスタンピードのあった場所に向かう事に


と言っても……


数が万と居そうだし……これ、他の場所でも被害が起きてると思うから遅かれ早かれ……


────


『活性化によりスタンピード発生。これよりレイドクエストの開始です』


────


だろうな……


まぁ……あの二人ならこれすらも利用しそうだけど……まぁ、考えても仕方が無い……


刀を抜こうとしたけど……光ってる何かが目に入って、取り敢えず向かう事に


抜かなくても身体能力は上がったままなのか、木々へと移動を難なく出来た


そして光ってる物の側まで来ると


「また刀?」


どういう訳か刀が突き刺さってる。本当に謎だけど……場所が……


「スタンピード付近か……ゴブリンが落としたのか?」


あの時のブラックホールで巻き込まれたのか?。理由は分からないが……持っていたらやばかったな……


勝てる気しないし使っていて分かるが……強すぎる……


手に取ろうとすると水心子正秀が共振していて


「お前……これが何なのか分かるのか?」


反応は無いけど手に取ると酷く馴染む。初めて持つ上に、この水心子正秀も初めてなのに……初めての感じがしない


「まさか……二対一本の二刀流なのか?」


片割れだとしたら……やはり、制御出来てないのが正解なのか……?


取り敢えずは納めてから走った。本当に面倒くさそう……


「と、始まってるのか……さっさとやって……報酬とやらを手にしないとな」


刀を抜いて少女の姿になりゴブリンに向かっていく。今度は二本の刀を手に引き裂いていく


女性の体なのか動きやすい


「流石に恥ずかしいけど……な!」


一気に黒いライン状の衝撃波がゴブリンを薙ぎ払っていく


そのゴブリンは死体すら残らずにブラックホールの中へと消えていく


そのまま刀を振るって次に行こうとした時に腕を掴まれて


「プレイヤー?」


プレイヤーらしき人物が居た。けど、そんな考える暇なく、そのまま攻撃を……ゴブリンにして


「初めて見たな……と言うよりか誰だ?」


そのままゴブリンをブラックホールへと送り込むとそのプレイヤーは目を見開いて、俺の腕を掴むと


「遊飛?」


……名前を呼ばれて困惑してると


「いや、ヨミ……それが遊飛な訳ないだろ?。少女だぞ?」


まさか……


刀を納めるのと同時に二人共目を見開いていた


この感じ……一人にさせてくれる気がしないな……


「女装の趣味があったのか?」


終夜を見てから


「んなわけない。これのせいだ。と言うよりかここの一帯のゴブリンは?」


二人に聞くと


「「始末した」」


そう返された。だと思ったよ……取り敢えず刀を抜いて


「ソロプレイさせてくれ!」


少女の姿で刀を向けると彼女……夜が私を押し倒して


「可愛い……」


そう言って抱き締めてきた。俺は終夜に目線を運ぶが……終夜は肩を竦めて


「帝王機を恨むんだな」


と突き放された


それよりも……スタンピード終わらない事も問題だけど……二人共明らかに帝王機持ってるな……


「夜……いいから離してくれ!」


思いっきり突き飛ばして


「あー、ソロの話だけどそれは無理だな。お前の持つ帝王機が組織が狙ってるから」


は……?


となると……


「殺すか……」


向けようとした時に二人共手を挙げて


「別にとらえる気は無いどころか叛逆してきた。だからお互い追われる身だな」


何してんだ……此奴ら……



『解説』


『この帝王機の特徴は偽装です


なので今までから本当の能力までに明かされる情報は真実とは限らないです』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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