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第二十三話『駄目』

『新キャラ』


『それでは本編へどうぞ』

黒い一筋が俺の周りを刻む様に展開していて、羽を全て吸い込んで行く


そのまま、向かっていき……


『くっ……』


一気に振り下ろしたが……羽が舞い上がり、俺は後ろへと飛び引いた瞬間に無数の羽が床へと突き刺さっていた


『そうか……お前が……』


こりゃ、既に広まってる感じかぁ


『革命軍と繋がってると……捕まえるしかないな!』


一気に向かってくるのを、腰を落として水心子正秀を真っ直ぐと垂直に向けて一気に突っ込む


羽と水心子正秀がぶつかり合い、斬れないが……ブラックホールによる吸い込んでいく


『楯突くだけの事は……有るな!』


そう言って確実に背後を取ったはずなのに……触手を羽で囲い止めている


「別に楯突いたつもりないけど……な!」


押し返して、そのまま引き裂いた。血飛沫が……舞わずに黒い羽が飛び散っていた


『その触手……鬱陶しな……』


そう言って羽を操作すると一気に鋭く向かってくるのを、触手を引っ込めながら弾いていく


「っ……!」


だけど、流石に圧倒的な量で俺の方にダメージが入っていく


やはり、帝王機同士になると上手いこと行かないもんだ……


「はぁ……はぉ……」


猛攻を何とか防ぎきったが……それでもダメージは抑えきれずに口から血を垂らし、帝王機使いを真っ直ぐと見た


『どうだ?。中身ズタボロだろ?』


地面に突き刺していた水心子正秀を引き抜き、お腹を抑えていた手を下ろして


「全くもってな……」


俺の中から触手がズルりと落ちて動かなくなるのと同時に灰色となり消えていく


「まさか……水心子正秀よりもこっちを……狙うとは思わなかったな……」


サウザーワームを見てそう呟きた


『厄介だからな。それじゃ、次は……』


俺は細く微笑み


「もう終わりだ……」


黒い雫が俺と帝王機使いの間に落ちて……それが圧縮すると一気に黒い球体となり全てを飲み込もうとする


『カモフラージュか……だが……』


何かをしようとした時に、羽が全て吸い込まれていく。帝王機使いも引っ張られるのか何とか耐えようとする


「そうだろうな……だから……彼奴を突き刺してきたんだ」


屋根が崩れ落ちてきて、目の前に刀光剣影が落ちてきて、それを手に二振りを一気に振り下ろして、黒い球体を弾いてぶつけた


『テメェ……!!!!』


一気に吸い込まれていくと圧縮されそのまま帝王機使いはゆっくりと崩れ落ちて


『……分かっ……る……の……か……』


俺は歩いて水心子正秀を軽く振い


「勿論だ……邪魔だから始末した。運が無いと思え」


そのまま振り下ろし首を切断した。黒い羽は収納されていき地面に転がってその場で止まる


「全く……かなりキツイな……」


水心子正秀を僅かだけ残して納めてから黒羽を納めたモノを見た


見たは完全にファルファニアだけど……どうも異質の様な感じ……


見た目は鳥の羽の骨格のような感じだけど……


「羽というか……」


鋼鉄羽と呼ぶべきなのか……ただ、サウザーワームを破壊したのを見るとそれで合ってると思うけど……


「まぁ、良いか……」


納めてから向かおうとしたけど……丁度いい時間だから……ログアウトを……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


夜が何時の間にか居て、不満げに飲み物を飲んでいた。その横を見ると……


「珍しいな……乖離を連れてくるなんてな」


夜の妹で冷たい目をした少女。彼女は俺を見ると


「……」


何も言わずにただ見てるだけ


「んで、何しに来た?」


俺が聞くと


「何で?」


とは……?


「しらばっくれても無駄。帝国に入ったと思えば逆らって指名手配されまで……何したの?」


そっちか……ただ、乖離と何の関係が?


「乖離はただ、会いたいだけで来ただけ」


……


それだけかよ……


「普通にタイミングがそうだっただけ」


そうでなければ……やるかよ……全く……


「んで、それが目的じゃ無いだろ?」


夜は乖離を見て


「まぁね。ほら」


乖離は俺を見ると


「……飛舞(とうま)ちゃんとお姉ちゃんがやってるゲームで会った」


……


まぁ、乖離と飛嘩(とうま)は親友だしな……ある意味では……


「お兄さん……会いたいです」


……


は?


「夜?」


俺が聞くと夜は俺を見てから


「遊飛の女装、全員見てるのだから問題無いでしょ?」


此奴……


「何が目的だ?」


夜は真っ直ぐと俺を見て


「帝国から抜けるのは不可能になったから……私を殺しに来て」


……


「そんなつまらない事か……それは決まってるし、お前はそれの為だけにする気か?」


それなら俺は夜にガッカリする……


「仕方が無いじゃない。どうする事も出来ないのだから」


……


「俺が好きだった彼女はもう居ないんだな」


そうハッキリと吐き捨てた


「……えぇ。もうね」


そう返されて俺は呆れて……心底失望した。俺が好きだった……夜は気の強くて自分勝手な彼女が好きだったけど……


「……」


俺も最悪だな……何を期待して何に失望してるんだか……


「遊飛は……何でもない」


俺は夜を見てから


「分かった。面倒だけど……俺と戦えば助けてやる」


夜のそんな顔されれば……流石に心苦しい


「遊飛?」


俺は夜を見ずに


飛嘩(とうま)と会ったなら分かるだろ?」


乖離に聞くと頷いていた。全く……本当に俺は駄目だな

『解説』


『乖離。夜の妹で冷たい目をしてるがデフォルト。夜と基本行動するけど、たまにフラッと何処かに行く


飛舞(とうま)飛嘩(とうか)とは親友で両方に普通に接してる』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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