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第二十一話『最悪の死』

『母の思いは……』


『それでは本編へどうぞ』

村が焼き尽くされてる。それ自体はどうでもいいけど……


『あら、貴方があの子の元雇い主かしら?』


彼女の母親が狂った笑みを浮かべていた。俺は刀を納めると元の姿になり


「知っていたが黙ってるて事は……俺を利用する為だろ?


お前が家族を皆殺しにし俺に罪を着せる為に脅す為にこれを仕込む為に全てだろ?」


俺が聞くと彼女は振り返り


『正解。全く……本当に厄介になるよ。それで?。何しに来たの?。私は皇帝に信頼されてるのよ?。意味無いよ』


知ってる……だから……紙をばらまいて


「お前に帝国反逆罪が問われてる。皇帝からは殺しても構わないと命令されてるが……


それじゃ、面白くない


だから……」


その瞬間に彼女の胸元から刃が剥き出すと血が滴り落ちていて


『まさ……か……』


そのまま引き抜くと彼女……ノアが立っていて


「そうだ。ノア。殺せ」


俺がそう言うと触手が一気に向かう……が、全て斬り落としていて


『クソが……やってくれたな……小娘が……』


そう言って立ち上がり


『お母さん……お母さんはお父さんをどうして殺した?』


そう聞いてくるのを


『邪魔だったからよ。まぁ、おかげで……こうして邪魔な娘が染まるのを待ったが……


最悪だ……』


そう言って剣……それも蛇腹剣を振り回して一気に向かってくるのを、ノアは躱し……


きれずに引き裂かれていた


『これは帝王機よ……今のノアと同じ帝王機。フフ……さぁ……』


そう言って更に攻撃を仕掛けていて


「お前も参加しなくていいのか?」


彼……イスラムが立っていて


「彼女の役目だ。俺は見るだけだし、仮に殺されても、俺が殺す。彼女にはそう伝えてるさ」


それだけ答えると


「狂ってるな」


俺は無視して眺めていた……が、やはりと言うべきか……


『……これでも……』


血を流してるノアが居て、腹部や肩は引き裂かれている。再生も追いついてないのか……


『娘にしては長く持った方だ。ただ、けいけんのさだね』


そう言うとノアは俺の方を見て口パクで何か言うのと同時に頭を引き裂かれて、そのまま体を抉られて死んだ


俺は水心子正秀を抜いて一気に向かった。彼女が手を伸ばそうとしてる死体に向かって黒い一筋の線を引くのと同時に彼女は飛び引いていた


黒い一筋の線は一気にノアを含む全てを飲み込み、圧縮して破壊していた


『ほう。帝王機回収される前に破壊したか』


俺は空亡を抜いて変幻してから構えた


「ああ、厄介だし……


何より死んでないからな」


一気に突っ込もうとした時に彼女の持ってる剣が一気に伸びてきて


「っ!?」


弾こうとした瞬間に空亡の鍵の剣が砕け散った。それと同時に解除される瞬間に水心子正秀を抜いて後ろへと飛び引いた


『へぇ……壊れないと思ってガードしたのに壊れた事で焦ったのかしら?』


一気に向かってくる剣に、受けずに躱し……


「はっ!?」


有り得ない方向へと曲がって脇腹を貫いた。それも帝王機の能力が発動せずに


「チッ……」


一気に脇腹を抉って、黒い一筋を無数に飛ばすが、それすらも全て破壊される


「それがお前の帝王機か……」


彼女……ノアの言っていた事が分かった……


『そうよ。貴女の帝王機二個は破壊したよ』


カレイドスコープを見ると機能してなかった


「全く……女の子を裸にする趣味でもあるのかよ……」


空亡を地面に投げ捨てて、カレイドスコープも外して少女のノーマルの姿に


『アナタの方が余程気持ち悪いけどね……


まだ帝王機が二つも残ってるなんて……それも厄介な方が』


翼を広げて上へと飛び上がり


「残念。三つだ」


俺は上空を旋回しながらダークマターとブラックホールの準備をしつつ様子を伺った


空亡とカレイドスコープを壊した帝王機は……ノアの持つ帝王機をも破壊していた


だから瞬殺され殺された


でも……生憎様……ノアの仕込みは終えてるみたいだし……後はタイミングか


『降りてこいよ!』


一気に向かってくる剣を躱しながら急降下し、彼女目掛けて一気に振り下ろした


それと同時に砕ける音がしたのと、俺の視界の端から伸びる触手が彼女の両腕を飛ばし、彼女の腹部を更に突破っていた


『あがっ……何それ……』


これをしてなお生きてるて……人間辞めてるだろ……


「壊したと思っていただろ?。残念……」


肩出しの着物の裾や丈の短い裾部分から、髪を掻き分けて伸びる触手……


4本のうち、ノアと同じ、尻尾のように延びてる刃の付いた2本の触手と腕から伸びている2本のノーマル触手……


「この……『『百足触手』サウザーワーム』は一定の期間が立つと独立するみたいでな……俺の方に一本……


お前に一本仕込んでおいたんだ。そして……ノアが死んだことで、どっちに本体が行くかは賭けだったけど……俺の方に来たみたいだな」


水心子正秀と刀光剣影を構えた


「お前の帝王機は危険だ……破壊させてもらうぞ」


彼女は笑みを浮かべると


『勿体ない事するのね……まぁ、壊させないけど』


そう言って伸びていく剣を触手で弾き破壊されながら一気に距離を詰めていく


『あがっ……何……』


流石に……悪いけど……ここで死んでもらう


『触手……繁殖……まさか……!』


一気に水心子正秀を振り下げて、黒い一筋と共に彼女の中に蠢く触手が突き破り吸い込まれていく


『後……悔……』


何かを言いかけた時に、弾け飛び周囲へと撒き散らされる


生き残ってる触手は全て俺の足を伝って裾の中へと入っていき、伸びていた触手は俺の中へと引き下がっていく


「ノア。お前の恨み叶えたぞ。次は人類の殲滅だな……」


俺は刀を納めて破壊された空亡とカレイドスコープをブラックホールで破壊した


そして、彼女の持っていた蛇腹剣を手に、ダークマターが包み込み、軋む音と共に砕け散った


「さて……後は仕込みだな」


俺はそのまま、ノアの死体を引っ張り出して


「……お前マジでやるのか?」


イスラムが聞いてきて


「嫌なら別に見なくても良いだろ?。どの道……俺の帝王機2個と引き換えに疑心暗鬼生まれるのなら……安いもんだ」


そのまま細工をしてから俺は皇帝の元へと向かった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


死体を放り投げて


『流石はユウだな。褒美は何だ?』


俺は目を伏せて


「そうだな。それよりも、説明してもいいか?」


俺は皇帝を見てそう切り出した


『何だ?』


死体の方を見てわざとらしくノアに装備されてる帝王機を指さして


「彼女は娘を使って兵器を作ろうとしていた。帝国を滅ぼし革命をさせるために


ただ、ノアが暴走した結果、『俺が手を下す前に』共倒れした」


そうハッキリと答えた


『ほう。てことは……お前の手柄じゃないと?』


俺は頷いて


「簡単に言うと起きた後がこれだった。だから褒美なんて要らない


それともう一つ……」


刀を納めて


「今から俺はこの国に先制布告をする」


そうハッキリと宣言した

『解説』


『帝王機を破壊する帝王機は複数存在し、相性によっては弱くなったり強くなったりします』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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