第十八話『生まれ変わり』
『ぬこ様が増える……』
『それでは本編へどうぞ』
戻るのと同時に膝を着けるのがマナーだけど……
『むっ。お前……マジで敬意と言うモノが無いな?』
はっ……
「悪いな。でも、ちゃんと一つ壊滅しただろ?。たまたま帝王機持ちなだけでな」
そう答えると
『これで殺せないのが厄介だな……
んで、それは使えるのか?』
妹を見ながら言う。妹は俺の後ろに隠れるようにして覗いていて
「使えるに決まってるだろ?。それよりも、革命軍は一つだけじゃ無いだろ?」
皇帝は不敵な笑みを浮かべ
『無論、お前達を試すだけだからな
まぁ、戦争だからな。お前の様な帝王機持ちで殺りやってるが思いの外な
だからお前が来たのが好都合だった訳だ』
俺の力量試しと一つ潰す為か……全く、面倒いな
「んじゃ、休ませてもらうぞ?」
俺は部屋から出た
「皇帝なのにあんな態度……大丈夫なの?」
……
「本来ならダメだろうけど……三つ持ち且つ、最初の帝王機持ちだ。そうそう手放せないんだろ?。なら最大限利用させてもらう」
そのまま部屋へと戻った
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欠伸をしながら外に。これだけ遊んでも一時間過ぎ……本当に時間感覚狂うな……
因みにアリスこと、飛舞は時間によりログアウトしてる
「んで、何でお前とお前が此処に?」
俺は二人に呼び出された……と言うよりか、どういう理由か……手紙が置かれていたから、それを読んだだけど……
「いや、俺、お前の望みを聞いてな、少し面白いと思ったからな」
……
「お前馬鹿だろ?」
そう言うと
「バカは言ってない。私も同じ意見……」
彼女がそう答えていた
「んで、何の用だ?」
彼は笑みを浮かべながら
「いや、お前優しいからな。それにお前の望みだとキツそうだし……俺も手伝ってやる」
は……?
「お前、バカか?。革命軍もだぞ?」
俺がそう言うと
「あぁ、それか。俺興味無いし、革命軍に居たのは話した通りだけど?」
……
「予想外過ぎて……楽な方に着いたて事か?」
彼は頷いていた
「私は助けられたから理由
簡単に言うと……楽しそうな方と、革命軍は別に好きじゃないだけ」
……
「お前ら……頭のネジ外れてるだろ?」
そう言うと
「頭のネジが外れてなきゃ、このゲームしないだろ?」
それもそうか……
「勝手にしろ……」
そのまま帰ろうとすると
「おい……あっさりだな!?」
……
「勝手にしろ。好きにしろ……」
俺はそのまま帰ろうとしたら
「なら、本当のお前の姿を見せてくれ」
は?
「出来ねぇよ!?」
そう言うと
「刀を納めない理由がそれだからだろ?」
……
「お前……やっぱり破壊して殺すべきだったな」
手を振って帰る
全く……面倒な事に巻き込まれた……
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彼女が帰ったのを見て
「んで、本当に両方壊すことに賛成なのか?」
目の前の彼女に聞いて
「どうだろうね。危ういけど……強いし、多分……誰も信じてないから誰の言葉にも傾かない
私がやってきた中で……多分、一番強い」
そう答えられ
「かもな。同じ意見だ。んで、彼女をリーダーにした組織でも作るか?」
彼女は微笑み
「そうする。好きにしろと言われてるし」
だろうな……
「まぁ、そうさせてもらうしな。飽き飽きしていたこの世界に面白そうなプレイヤーが来たしな」
そのまま戻る事にした
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一旦ログアウトすると飛霞姉さんに呼び出されて向かうと
「また感情昂ったでしょ?」
っ……
「構わないけどさ、気をつけてね。VRの適正値高いんだから」
……
「まぁ、小言はこれくらいに。少し噂になってるし、革命軍側の帝王機使い二人が消えたが知ってるか?
勿論……倒された奴と捕まっていたヤツだけど……」
……
「さぁな。それよりも……俺の説得失敗したけど、それ何か怒ったのか?」
飛霞姉さんは肩を竦めて
「分かっていたのか特におとがめなし無しだったなぁ……」
これはまた……まぁ……
「飛霞姉さん……何で飛舞を戻したんだ?」
飛霞姉さんは俺を見てから飲み物を飲んでから
「最愛の妹が居ないとお前……駄目だろ?」
……
「悪かったな……義妹でも俺は妹が大事だからな」
微笑むと
「妹を大切にする弟が居てくれて嬉しいよ。んじゃ、私もそろそろ弟のお願いを無下にしようかな」
……は?
「だって、そっちの方がいいし、何より……患者を傍で見れるからね」
そっちが狙いか……
「敵わないな……飛霞姉さん……」
はぁ……面倒事が増える……
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次の日にログインしつつも……
『あら、貴方から来るとは……どうしたの?』
彼女……ノアの元に
ノアは教えてくれた名前だけど……相変わらず……妖危種になってる事で……尻尾の様に生やした触手を撫でていて
「いや、頼みがあって来たからな。俺の本当の雇い主なんだから」
彼女は優しい笑みを浮かべ
『聞いてあげるよ』
はぁ……彼女に惚れてしまったのが運の尽きか……
「今から言う二人に会ってくれ……多分、何度言っても着いてくるだろうから……お前の方から頼んでも良いか?」
彼女は俺を見てから頷いて
『良いよ。今は気分が良いから。悪かったら怒ってたかもね』
はぁ……
「お前……悪ふざけ過ぎるだろ……いや、惚れてるから良いけど……まぁ、俺はお前を守るつもりだしな」
彼女は微笑み
『ありがとう。生まれ変わっても君は居てくれるから安心してられる
ふぁ……それじゃ、行こうかな……教えて』
俺は肩を竦めて答えた
『解説』
『主人公は基本的に姉妹に対しては結構懐いてる方で好きでもある』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』