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第十三話『狂い』

『寝落ちにゃ……』


『それでは本編へどうぞ』

再びログインして彼女の元に居たけど……何故か抱きしめられる


「少しだけだろ?」


その時に彼女が俺を見て


『女の子になって』


そう言われて水心子正秀を少しだけ抜いて少女の姿に


その時に……彼女に


『お姉ちゃんになって。私の手中に納めたいの……』


此奴……やべぇ……


「それよりも。帝都見てくる。何があるか分からないしな。それに……楽しみたいのは山々だからな」


刀を納めてからそのまま部屋から出た。彼女は少しだけつまらなさそうにしていたけど……知ったこっちゃない


自由が好きだし、縛られるのは嫌い。かと言って強制されるのはもっと嫌だからな


利用しようとしてるのなら俺は利用し返すつもりだから


にしても……賑わってるけど顔みたら辛そうだな


「……」


はぁ……


『おいにいちゃん。大丈夫か?』


……?


「何だ?。それよりも暗いな」


俺がそう言うと


『そう思うか?。まぁ、表面上はな。革命軍と言った殺し屋や色々あると暗なるわな』


そう返されて、指名停止書を見た時に感じたのは……プレイヤーの顔……そして、それ以外の顔だった


「全く物騒な街だな」


そう答えたらおじさんは笑って


『そうだな。全く』


そう返した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


椅子に座り子供が遊ぶ姿を眺めた。何も無いのがいいんだろうけど……


俺からしたら退屈だった。いや、平和な世界になったらこの世界に来なくなるのか……


考えても仕方が無いの分かりきってるが……それでも楽しそうな世界なのに……


完全攻略とか謳うプレイヤーは在り来りすぎた。俺からすれば……目的であって手段じゃない……


なら、どうするか……


この世界を破壊して全てを壊した方が……きっと面白いんだろうな……と


「全く……俺は最悪だな……」


そう呟いてしまう


こんな思考になるのも……俺が分かりきってるからこそ出てしまう言葉


もう……しんどい……


我慢するのを……


「いや、まだ駄目だな」


俺は立ち上がり帰ることにした。まぁ、貢物ぐらいは買って帰るか……


「……」


彼女……とルーデルの家に戻ると燃え盛ってる。それも破壊したかのように


俺はそれを眺めて、暫くしてから歩いて中へと入った


声が微かに聞こえてそのまま炎の中へと。真昼間にこんな事が起きるのはどう考えても可笑しい……


『お前……か……しくったな……』


ルーデルが血を流して座り込み、俺はしゃがんで刀を少し抜いてから、カレイドスコープを着せた


『手遅れ……だ……娘を……頼んでも……良いか?……』


俺に籠手を渡してきて


「誰に殺られた?」


俺が聞くとルーデルは指を指した。その先は写真で……女性が写っていて


『惚れた……女の素性を……調べれば……良かった……


はぁ……


悪いな……ユウ……もう一つだけ……


楽にしてくれ……』


そう言われた。俺は籠手を彼に押し返して、空亡を抜いて鍵の剣を向けて


「楽にしてやる……そして、殺してやるから」


彼は笑みを浮かべると


『あぁ……』


そのまま、籠手の破壊と同時にルーデルの頭を落とした


そのまま空亡を解除して、カレイドスコープを着直して彼女を探す事に


もし仮に死んでいたとしてもそれはそれだから……まぁ、彼女の事だろうから……


「随分と呑気にしてるな」


彼女は炎の海の中で椅子に座って鼻歌交じりにぼんやりと眺めてる


『お母さんに裏切られたからね。まぁ、それ自体は前から知ってた。けど……まさか、お母さんがお母さんじゃないとは……


私もまだまだ』


そう言って立ち上がると、座っていた場所が崩れ落ちて塞がる


『ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは私の目的をどう思う?』


……


「どうでもいいな。俺の全てを壊すことと考えたら利害の一致だからな」


彼女は笑みを浮かべて


『なら……私の目的……全人類の破滅を……この世界はこんな国を作ってしまった世界は最悪の世界だから


私は自分を含めた全ての滅亡を望む。人間の醜い部分……良い部分含めた全部を……リセットしないと変わらないのだから』


だから革命軍の考えに賛同しなかった。腐った世界だから救う事すら諦めて破滅を願ってるんだと思う


「そうか」


彼女は胸元に掛けていた『『千里開眼』ヘビィドーシス』に触れて


『ユウ……ここで私は死んで新しい私になる。お母さんも全て要らない……お父さんを殺したお母さんは私の敵……だから……』


手に持っていた見た事のない帝王機を手にしていた。見た目は完全な眼で複数個も手のひらに、彼女は邪悪な笑みを浮かべ


『これは……『『時械操去』ライクロノス』……見てて』


そう言うと眼を胸元に押し付けて


『あっ……ァァァァ!!!』


叫びながら更に眼を手に自分の両目に、両手

の甲、両足、肩と埋め込んでいき、紋様と血管が浮き上がり、眼が動き始める


それと同時に黒かった髪色が白く染っていき、彼女はゆっくりと顔を上げて冷たい目と表情で……片方の角膜を黒く、瞳孔を赤と白の混ぜた瞳を向けて


『……私の望みを叶えて……全てを破壊し滅亡するまで……』


冷たい声と彼女に埋め込まれてる眼が動き、手を伸ばしてくる


「飛んだ化け物だな。同時使用問題なのか?」


彼女は無表情のまま俺の手を取って


『問題無い……それどころかしっくり来た……』


俺は優しく撫でて


「同時使用の条件分かった気がする。それよりも……それの能力は?」


彼女は俺を見てから目を伏せて


『秘密。一つ言えるのはまだまだ足りない……だから奪ってくる。どうせ……誰も信じられない。信じるのは貴方しか居ないから』


そう言って俺の目の前から消えた。それと同時に屋敷は崩れて俺は生き埋めになった

『解説』


『ノアは完全に狂った少女です。勿論……後戻り出来ない所まで来てます』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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