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第百話『侵食』

『ポケポケの新弾……ダークライしか……』


『それでは本編へどうぞ』

全ての触手が少女の中へと入り、少女は目を瞬きし


『……私……生き……っ……!?』


少女が頭を抑えると目を開けて赤い瞳が複数回点滅すると少女は少しだけ暗い表情をして


『殺さないと……』


少女はそう言うと立ち上がり歩いて何処かへと向かった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(うつろ)の所に行くと姫と……


「星龍……か?」


騎士のような星龍が立っていて


「その反応になるよね……そうらしいけど……」


そう言って姫の方を見ると


『どうかしら?』


なるほどな……だから俺に情報を流した訳か……


「任せても良いか?」


彼女に言うと


「えー、私がするの?。お前がすれば?」


……


「俺が言わないといけないのか?。お前も気づいてるだろ?。間近で見ていたお前なら」


彼女は面倒くさそうに手のひらで球体を作るとぶつけた。その瞬間に騎士は弾き返したが剣が折れていて


「これはただの国王機だ。私もあの後調べたが……星龍となる国王機は存在してる


してるが、何処にあるかは知らないし、知る気も無い


言うなら……騎士を纏った国王機なだけだな」


面倒くさそうに騎士を見て彼女は姫を哀れんだ目を見た


『そう。まぁ、本物でも偽物でも……こっちに星龍がある限りはどうでもいい』


そう言って部屋から出ていく


「何だあの姫。国王機とは思えないな」


口が悪いな……


「私から謝罪するよ……


機械的な反応になってしまうの……


それよりも、偽物なのに……星龍と言った意味が分からない」


俺が答えようとした時に


「簡単な話。国王機の星龍を見てみたいし、釣れたら万歳じゃないかしら?。何せ……」


そう言った時に、部屋が突き破られ、窓ガラスが全て割れて何かが侵入するのと同時に騎士がこっちに向かって攻撃を仕掛けて来たのを……


彼女が斧で防いで破壊していた


「釣れたからね。だから避難したんじゃない?」


そう言うと白銀の髪が靡いた少女が立っていて


「なるほど……彗星だっけ?。(うつろ)任せたいいか?」


彼女に言うと俺を見て


「動かないんじゃないのか?」


向かってくる剣を弾くのと同時に触手が斧を掴んでいたのと同時に手放していて


「今分かったからだな。それよりも大丈夫なのか?」


彼女は俺を見てから


「まぁ、何とか?。ただ……いや、このまま私も殺る」


そう言って向かっていくのを見て俺は、変幻し一気に合わせて攻撃を仕掛けようとした時に


「触れるな!!!」


彼女の叫び声と共に俺の目の前にさっき出していた球体が降ってきて、目の前で爆発して全て吹き飛ばされる


そのまま、城の外へと弾き出され空中で吹き飛ばされていた2人を見て展開し回収しよとした瞬間に触手に掴まれるのと同時に


「そういう事かよ……!」


そのまま落ちていく


倒れてる彼女……近づいてくる少女が冷たい目で俺を見て触手を向けて


『殺す……』


向かってくるのを、手のひらが目の前に伸びて突き刺さり血が顔に


「焦るなよ。残念だけど……お前の相手は私よ」


そう言って触手を引き抜くのと同時に掴み、蹴りで吹き飛ばしていた


彼女は腕を斬り落としていて


「何の能力か分からないけど……触れた部分から操られる」


そう言って俺と(うつろ)を見て


「引くしかないな。国はまぁ、諦めろ。目的なら彼女と纏めて終わらせる事出来るし」


そう言うと手に持っていた何かを投げつけるのと同時に彼女に触れられそのまま何処かへと飛んでいた


気が付くともと帝国だった……イスラムの拠点に


「お前……はは……どっち何だ?」


彼女に聞くと女の子らしからぬ座り方をして息を切らして


「教えない。頼まれていただけ言っておく……よ……」


そう言って倒れ込むのを慌てて駆け寄ると


「一旦……殺してくんねかなぁ……解除したいのと……普通に……そっちの方が早いから……」


俺は普通の短剣を手に突き刺した


暫くして……


「あー、アレは無理だ無理だ。勝てねぇ」


そう言って腕を軽く回して椅子に座っていた


「その感じだと概ね通りか?」


イスラムが飲み物を置くと


「まぁね。ほら、私……一応傭兵的な事やって楽しんでいて、コイツに無期限雇われしてるの


んで、聞いていた話からで分かっていたけど……運営……動いたなぁ」


なんかツッコミたいけど……何処から……


「それは置いておいて……どういう意味だ?」


彼女は真剣な目をして


「ハッキング。ハッカー。クラッカー


そういう類の能力を使って、帝王機、軍王機、国王機の主導権を奪う能力


更に簡単に言うと……ノーマルプレイヤーしか通用しない星龍な事で……


最悪なのは……匂いで分かったけど……体は死体。つまりは弱点突き刺しても死なない不死の化け物


大元を潰さない限りは」


指を銃の形にして撃つフリをしていた


「仮にそうだとしたら……大元は何処だと思う?」


イスラムが聞くと面倒くさそうに向いて


「知るか……と、言いたいけど……ハッキリ言って、ゲームじゃ、露骨に出すだろうし、ゲームクリエイターならそうする。私だってそうする


けど、このゲームが性格の悪いゲームクリエイターなら?


簡単な話」


俺は目を伏せて


「弱点は無いか、弱点自体を露骨では無く、最も安全な場所に隠して誰にもヒントも無しの完全な密室に隠す


だろ?」


彼女は人差し指を向けて


「その通り。だから、どうにもならない、お手上げさ。完全不可能意味の無い攻略な訳よ」


不死な上に弱点不明の完全星龍……


理不尽ゲーになってる……


「どうしようもない敵か……」


流石にしたくは無いけど……やるからにはやるかぁ……


「それを聞いて尚どうする?」


……


「さぁな。それを今から考えるし、最悪は……な?」


俺は立ち上がりログアウトをした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


次の日にログインした。まぁ、拠点なのは変わらないし、分からない事だらけ


それに……


「珍しいな。休みか?」


イスラムと偶然会って


「まぁな。で、進展あったか?」


聞くと面倒くさそうな表情をしていて


「イギニリアスが宣戦布告してきた事ぐらいだな。戦争になるかもな」


なるほど……


……


「は……?」


いや、流石に早くないか?。いや、それだとしても……掌握した……?


「そのままの意味だな……て、おい!」


慌てて出て(うつろ)の元へと向かうと……


「何で居るんだ……?」


(うつろ)と姫さんがのんびり飲み物を飲んでいて


「あー……星龍の能力のお陰で国王機自体の能力は解けたけど……


使えなくなったのよね……」


そういう事か……


『そういう訳。面倒な事は無くなったから遠慮無くぶっ潰して』


無茶苦茶言うな……


『それと、アレなら倒せるし……多分現状帝王機でどうにかなると思うよ?』


饒舌やなぁ……


……


帝王機……!?


「出来るのか?」


彼女は俺を見て頷いて


並列並行人格(マルチタスク・パーナリティー)が必要だけど……貴方なら可能だし、十分よ』


マジかよ……


「ハッキングどうするんだ?。どうにもならないだろ?」


彼女は真顔で


『これが有ればいける。後は……君の星龍次第。ただ、帝王機のみよ


他は完全に奪われるから』


そう言って置いたモノを見てから答えられて……


『帝王機崩れよ。私が生まれるより……帝王機の試作品よ。私が生まれたのが対抗の為だけど……


これは万が一の時の手段と聞いてる』


……


「返すよ。それに破壊して欲しいのに好都合だから」


なるほどな……


「なら。んで、本当に倒せるのか?」


俺が聞くと


『時間は必要けど可能よ


問題はソレを発動するまで、全ての機能を『支配(ハッキング)』されない事よ』


……


まぁ、考えても仕方が無いか。どの道……あの星龍が暴れられては困るし……


やるかぁ……

『解説』


『誰だろうね……誰かなぁ……』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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