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第九十九話『寄生』

『修正中』


『それでは本編へどうぞ』

少女の死体が木にもたれかかる。一人でに動く鎧が少女の死体を見て、しゃがむ


息もしてない、既に死んでる少女の頭を優しく撫でる。その鎧の手は少女の胸元に食い込み何かを掴むと引き抜く


鎧はそれを見て放り投げると少女の身体へと纏わりつき飲み込む


次第に膨れ上がりそれが飲み込むと、死んだはずの少女が立っていた。文様が広がり少女の目は死者の目をし、少女に重なるように鎧の影が


少女の手には剣が握られ、引きずりながら歩く。何処に行くかも不明なまま


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ログインするとイベントがやっていたみたいで……


『どうかしら?。私の主』


椿に何故か呼び出され、会ったことある様な人と会っていた。んで、映像を見ると……


「まぁ、確かに……星龍だが、俺だけだと思ったぞ?」


そう言うと


『星龍の残滓よ。多分……壊したか破棄したか知らんが、国王機も可能性はあるかもな


現に……帝王機である君と軍王機である主がそうなったのだから』


っ……確かに……


『だから彼女を君に。呼び出した理由はそれよ』


……


俺は彼女を見る。彼女は目を伏せていて……伏せ……


「あぁ!!!


思い出した……面倒じゃないか!」


椿は笑みを浮かべる。理解して……彼女……結構めんどくさい立場……だったはず……


頭を抱えてしまう。そんな俺を彼女は目を開けて困惑していた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(うつろ)の元へと向かう。彼女を連れて……で、案の定……


「何で……いや、良い……


協力してくれるのは有難いけど……こっちも立て込んでるのよ」


首を傾げると


「めんどくさい事になっていてね。姫が連れて来たプレイヤーが星龍で……尚且つ、国王機かもしれない」


……は?


「これ以上増やしてどうする……?」


いや、可能性としては考えていたけど……だって、軍王機の星龍が……疎い俺でも知ってるVTuberの人だから……


だから……流石に……いや、有り得るのか……?


「なぁ。有り得るのか?」


俺が聞くと(うつろ)は首を横に振り


「そもそも、貴方が始めたのよ。だから分からない。正しいし、知らないが私の答えよ」


だよな……


はぁ……


「あの……私の方で調べた方が良いかしら……何かわかると思うから……」


彼女の方を見ると俺は(うつろ)を見て


「お願い出来るかしら?。こっちはこっちで進めてるから」


と、結論が出て話は終わりログアウトする事になった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


彼女に呼ばれて向かうと


「国王機は……確かにほぼ全て破壊されてる。未来先輩に聞いたので……確実」


聞いていたのはいいけど……


「その人は?」


足を机に乗せて、フードを深くを被った人が居て


「あー……気にしないで……先輩は着いてきただけなので」


……あ、はい……


「話を戻すけど……ほぼなのは……現状確認出来てる範囲であって……」


手で制してついさっき来たメールを確認した


案の定……確定では無いにしろ……


「えーと……?」


何か言いたそうにした時に


「ハッキリ言ったら?。全て破壊されてる……と」


女性の声でハッキリと彼女に言われた


「それとも……破壊出来ずにいた……とか?」


そう言い机の上に立ち上がり俺を見下ろしていた。青い瞳が俺を見てしゃがみ込むと


「帝王機持ちのギルドでも把握出来てない……出来なかった。まだ存在したと。そう言ったら……帝王機の星龍」


……


「彗星先輩……?」


俺は目を伏せて


「知り合いに調べて貰っていた。分かってるのは……知る限りと現状全ての国王機は破壊してあること


ただ、分からないモノは破壊出来てない。現に、幾つかの存在は確認してる


ただ、一つ……これは義姉(おね)ちゃんの話だが……存在したとさっき教えてくれた


でも、確定では無い上に分からないと」


彼女は微笑むと


「なるほど。うちの姫で勝てるの?」


……


「知らんな。俺だって、この星龍で勝てるかと言われれば知らないし、多分、負けるだろうしな」


現に、ギリギリ勝てる事しか出来てないし


「そう。と言うよりか……未来事変起こしておいて……結構、知らない事が多のね


もしかして……」


俺は彼女の前に立つと


「俺はイベントの為だけにやっただけだ


それ以外は知らんし、分かっていても言うわけない。改変されると困るからな」


そう答えると彼女は立ち上がり、手に持っていた斧を机に叩きつけて破壊すると


「言っても分からねぇーならな言ってやるよ


私はお前より強い。その上で聞くぞ?


お前はうちの姫に勝てるのか?」


……


「支離滅裂だな」


そう返すと


「そうだよ。その上で聞いてる


勝てない相手に勝てる様に持っていく奴と勝てないと分かっても勝ちに行く泥くさい奴どっちかと言うと


私は後者だ


お前は……」


俺が剣を取り出して首に当てて


「俺も後者だがなぁ


違うのは……


原点を見た上での判断だけ。俺は勝てない勝てるの話をしたい訳じゃない


勝つ為にはそれを証明したいだけだ


負け前提の戦いに挑むのは既に決まってるし、何度だって死んでんだ


お前には分からないだろうけどさ、原点さえ分かれば……何時でもゾンビ特攻出来るんだぞ?」


まぁ、ハッタリだし、原点分かった所で変わる訳じゃないし……まぁ……


「……」


彼女は引くよな


「えーと……取り敢えず……解散……?」


彼女が聞くと


「気分が乗らないからログアウトする。それと、私も見守りが有るから」


そう言って彼女を見てログアウトしていく。それを見届けると頭を下げて続けてログアウトしていく


俺はそれを見て


「はぁ……この中で最弱な俺が強い訳ないんだよなぁ……」


偽装が主だから……仕方が無いとはいえ……本当に弱いからなぁ……


はぁ……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


虚ろな目で椅子に座る少女。白銀の髪に染まり、生気のある赤い瞳。体中に紋様が広がり、黒の衣装に身を包んでいた


手に持ってる剣を見ていて


『中身は要らない』


改造した少女を触手が包み込み


『待ってろよ……兄弟……』


そう言って少女の目から流れない涙が垂れて全て包み込まれた


『解説』


『今回は特に無し』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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