第九十二話『closed』
『すみません、今更ながらに凄いズレが起きてるので修正します』
『それでは本編へどうぞ』
配信時間となり準備を進めてると1期生のアイリスがログインしてきて
『やっはろー。来たよ』
英語で言ってきて……まぁ、2期生はイングリッシュライバーで構成させれてるし、アイリスはほぼリーダーのようなもんだし……
「私も次いでに来た」
……
「私は何も聞いてないよー」
まさかの0期生の先輩まで来るとは思わなかった……と言うよりか……やってた事に驚いてるけど……
「イベントはほぼ遊んでただけどし、このゲーム……色々と気が楽だから」
な、なるほど……?
「4人プレイになるねー」
私と……暁、アイリス、未来が集まって居るし……この配信……荒れるなぁ……
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配信開始となり……
「はいはい。こんにちは。夜の巫女の夜乃未夢。closedLiveでは初の『The・Another・World』をやっていくよー
という訳で今回はコラボと乱入祭りだー」
私がそう言うと
「コラボ予定だったー、皆のアイドルー、茜暁だよー」
続けて
「『1期生のアイリスよ!』」
「0期生の皆の未来を照らす、未来よ」
そう言って自己紹介していた
『おー、豪華!』
『と言うよりか……ヤバっ……伝説と伝説とヤバい人と無の人が揃った……!』
やかましいわい
「『で、今日は?』」
アイリスが聞いてきて
「その前に……私の帝王機の奴……管理してるギルドに行かないといけないから」
首を傾げると
『強すぎる武器な上に、前までは無法地帯だったから、革命後に管理するようになった
まぁ、今は侵食と呼ばれるデバフで更に強化されてるみたいだけど……』
『あー、とあるプレイヤーが原因だったけ?』
『そうそう。あのイベント後に騒ぎになったんだったけ……その管理ギルドのギルマスらしいけど……
今見てないな……』
『あの頃はヤバかったなぁ……』
なんか物凄い勢いでコメントが流れていった
「そう。あ、その人は適当に放浪してるらしいから代理が運営してるらしい」
そのまま向かう事になった
「待ってて」
そう言うと中に入っていた
『そう言えば、彼女は?』
あー……
「彼女は帝王機で侵食してるらしい。ただ、管理はされても勝手に動いているし、勝手に未来先輩と同じで勝手にやってるみたいだから大丈夫らしい?」
彼女から聞いた話だけど……
『やっぱり強すぎるのは管理に限るよね。あの時は本当に無法でナンデモありだったからやっとまともになったのかな?』
そうなんだ……
「お待たせ。めんどくさいと言うよりか……余計な依頼受けさせられたから……時間が思ったよりも掛かった……」
未来先輩が嫌そうな顔をして戻ってきた
「なら、その依頼をしましょ。どう言うよりか何で依頼……?」
未来先輩は目を伏せて
「ルールだから。守らなくてもいいけど……それだと帝王機は回収されるからやるしかない。現に、守らずにひたすらに回収する為に色々とやるから
本当に危険な武器だから仕方が無いけど……それでも反乱が無いのは……代理が強すぎるからだと思う」
な、なるほど……分からん……
「先輩の帝王機はどんなのー?」
未来先輩は人差し指を口元に当てて
「内緒よ。それよりも依頼の方先に終わらせたいし良いかしら?」
コメント欄が荒れてらー荒れてらー
「構いません。私の方も彼女は来てないし役に立たないので……」
一応……短刀は借りてるけど……扱えるかは分からんし……
「なら決まりだねー。レッツラゴー」
はぁ……何の依頼だろ……
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未来先輩に連れられて向かうと……
『ここは……街?』
『あの時の場所だ!』
最初に来た場所……そして、彼女は立っていて……
『あら、どうしたのかしら?。と言っても……私の様じゃない様だし……』
そう言って振り返ると
「『『自動人形』天目一箇神【禍津日神】【侵食】』……確信は持てなかったけど……
聞きたい事がある」
そう言うと
『構わないよ。と言っても……』
地響きが鳴り始め地面が揺れ始め
「……押さえ込んでいたの?」
彼女は私達の方まで下がり
『まぁ、限界だったから出していたけど……私も何処までやれるか分からないから
それよりも……戦闘タイプじゃないけどやれるのかしら?』
未来先輩は箱を手に
「まぁ、何とかなると思う」
そう言って投げると箱のような物は展開して光り輝くと未来先輩が変化していた
煙管を手に着物を着ていて立っている
「あまりしたくなかったけど……仕方が無いよね」
そう言うと息を吐いて煙が周囲を包み込む。これ、規制されないかな……
『安心して!。配信でヤリまくってるから!』
コメント欄の言葉に納得……
「私の役目はこれで終わり。任せたよ。『『自動人形』天目一箇神【禍津日神】【侵食】』」
そう言って私達の方へと下がる
「えっ?」
「『それだけ!?』」
そう言うと何かが倒れる音と共に煙が晴れ……
『せ、星龍!?』
『まさか……いや、確かに何回も見たけど……どうやって倒したの!?』
コメント欄も困惑してる。と言うよりか、彼女の名前を言うだけ言って一歩も動いてないし……
「簡単よ。幻覚で勝手に自滅して貰っただけよ」
そう言うと帝王機を解除して
「『『百花繚蘭』魁【侵食】』。元々は花魁道具の帝王機で暗殺目的が……侵食で、幻覚で自滅する様に操る帝王機に変化していた
侵食範囲のみだけど……彼女のお陰だね」
そう言った瞬間に弾く音が聞こえて
『油断しない事』
弾かれ、吹き飛ばす彼女はそう呟いていた
「そうね。この地は何なの?」
展開しようとしてのを手で制し
『アレは私が殺る。私が出したのはソレだから。何せ……因果か……私の最愛の彼だからな』
吹き飛ばされた方向を見ると髪は伸びきってる筋肉質の男が立ち上がり睨みつけていた
「『どういう事?。と言うよりか……役に立たないね……私達』」
アイリスがそう言うと
「だねー」
傍観し始めた……
『簡単な話よ。私は元々人間よ。少し改造し帝王機になった哀れな未亡人なだけ。彼がまともに死ねばね……』
そう言って悲しげに言うと目を細めて
『彼だけは私が止めないと行けないし……私の贖罪で……私の帝王機の一部だから』
何の話……
『解説』
『今回は特に無し』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』