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第十話『雇い主』

『ここからは衝動編です』


『それでは本編へどうぞ』

刀を納めてから準備を始めた。飛嘩(とうか)には情報収集してもらう為に別行動に……俺は小屋の中で集めた資材と、ブラックホール内になる資材を出して選別していた


この世界で全てを壊すと決めた以上は生半可な気持ちじゃ駄目だし……何よりも、善人や無関係な住人だってやむ無しだから


幸いにも明日からは夏休みだった訳だし、飛霞姉さんが帰っきたタイミングも丁度良かった


「武器は良いか……」


帝王機が有るし、問題は食料だけど……


「ゴブリンは流石にないか……」


となると……謎に残っていた龍の死骸を燻製にした方がいいかな?


物は試しだし、帝王機でどうにかなりそうだし……やってみるか


んで、試して調べた結果……


龍の燻製とやらで999個出来てしまった……


「それ全てかぁ……」


まぁ、良いか。食料……と言うよりかはオヤツは出来た事だし……


後は……衣服か、ブラックホールになにか無いかと探してみる事にした時に


「なるほど……これは面白そうだな」


探していたら奥から……帝王機が出て来た。埃ぽい被り方していたけど……


「これが最後かな?。後は……ゴミだし……」


中身を全て消し去って閉じて、出て来た帝王機を眺めた。因みに血液型の帝王機は飛嘩(とうか)にあげたから手元にあるのは、俺の今の帝王機含めた五個のみ


ただ、俺が使おうとしたら……彼女に嫉妬されるのか強制的に少女の姿にされるから諦めるしかない


「仕方が無い……これだけ持って行こうか」


立ち上がろうとしたら彼女が服だけ許してくれるのか特に反応示さなかった


んで、見てみると……『『天衣無縫』カレイドスコープ』だった


見た目は完全にフード付きのロングコートに、黒のシャツに黒のズボンのセットだった


身につけてみると……


「よく分からんな……」


偽装されてるけど……見てみるか……


「……」


どうも所有者の身体能力と細胞レベルでの超再生を行えるみたいな感じだった


奥の手自体は無い、本当に自身を守るためだけの帝王機みたい


身につけて分かるけど、案外しっくりと来たから所有者に合わせる感じだと思う


んで、動きやすさも考慮されてる点では万能みたい


んじゃ……


「行くか……」


小屋から出た。目的は勿論、帝国だ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


オープンワールドなのか、移動の繋ぎ目……ロードタイミングとかないし、普通に本物の世界と思ってしまうほど


だから


「っ!?」


声にならない声の叫び声が聞こえてきて


「あっ?」


彼女が聞いてきて


「壊すつもりなのに人助けて……まぁ、良いけどさ……結局……」


めんどくさいが……仕方が無いか


抜いて少女の姿になるのと同時に行こうとした時に違和感……


「お前……」


『『天衣無縫』カレイドスコープ』を身につけた状態の姿だった


まぁ……フードを深く被れるなら構わないけど……


一気に滑り込むと少女らしき人物と護衛数人……そして、妖危種の竜みたいな姿が居て


「だぁ、分かった!」


彼女に急かされて翼を広げて一気に妖危種をバラバラに切断したのと同時に炎を舞い上がらせて焼き尽くしていた


『マジかよ……』


そんな声が聞こえて、俺は刀を敢えて納めずにほんの少しだけ開けた状態で納刀した


『助けてくれてありがとう。君は……』


俺は少しだけ考えてから


「帝国に向かう途中でしたので……ほんの次いでです


後……仕事も探しに……」


俺はそう答えると


『そうか。まぁ、命の恩人だ。それに……まぁ、お嬢様が……』


そう言って目線を向けると


『構いません』


そう答えていた。清楚みたいな感じの見た目だった


俺は乗り込もうとした時に彼女にフードを取られて


『可愛らしい子。安心して……この中は私と外は護衛なので。何か訳があるんでしょ?』


俺は手を挙げて


「ない訳じゃないが……帝国で働くのが今の所の目的なんだ」


目を見開いていたが直ぐに表情を戻して


『そういう事ですか』


納得された……


そのまま無言が流れるが暫くしてから


『それ、帝国の兵器ですよね?。どうして持っているのですか?』


俺の刀と翼を納めてる背中の円盤を見て聞いてきた


「たまたま拾った」


それだけ答えると


『同時使用は不可能よ。簡単に言うと内蔵がスクランブルエッグになってると思うけど……?』


……


「多分……彼女のお陰だと思う」


水心子正秀に触れると、今度こそ驚いたのか動揺していて


『てことは貴方は……今の姿が本当の姿じゃないのですか?。と言うよりか……空論上の帝王機だと思ってました……』


だろうな……


「そうだな……」


刀を完全に納めると元の姿に戻り


『それが本当の貴方ですか……』


そう言ってマジマジと見てくる


『貴方強いね。なら私の専属護衛になってくれる?』


……


「目的がある」


そう答えるとネックレス……それも瞳の形をしたネックレスが揺れると


『私は貴方の目的は分かる。だからこその専属護衛よ』


そう言われた


「帝王機か……」


彼女はそれを手にして


『帝王機『『千里開眼』ヘビィドーシス』。相手一人に対しての全ての情報を読み取る帝王機です』


なるほどな……だから驚くけど……直ぐに表情が戻る訳だ


でも……


「俺の全ての情報が偽装されている以上……知った所で偽りにしかならいと?」


彼女は頷いた


『私は帝国が嫌いです。かと言って革命軍も宛になりません


理由は簡単です。潰しあってるのですから。だから私は複数の帝王機を扱う人を待っていたのです』


……


『私が貴方の雇い主になります』


そう宣言していた

『解説』


『『千里開眼』ヘビィドーシス』


特殊な鉱石に、視野の広い妖危種を素材にした目の帝王機


・一人を対処に全ての情報を見る事が出来る。ただし、偽装された、もしくは偽装する帝王機の場合は偽装の情報が優先される


奥の手


無し


使用者

ノンプレイヤー・ノア


『情報を見るのは強いが……偽装されると弱いがある』


『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』

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